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主婦が抱える家庭生活のストレスの原因、第1位「旦那」。

  • 2021年03月22日更新

通勤時の満員電車や夜遅くまでの残業、ノルマ達成のプレッシャーなど、仕事でストレスを感じているビジネスマンは少なくないでしょう。では、その仕事に加えて家事も両立させている兼業主婦や、家庭で家事・育児を担っている専業主婦は、いったいどれくらいのストレスを感じているのでしょうか。

今回、オウチーノ総研は、20歳~49歳の専業主婦と兼業主婦、各370名に「『家庭と仕事のストレス』に関するアンケート調査」を行いました。
まず、「あなたは、家庭生活でストレスを感じることはありますか?」と聞いたところ、専業主婦の92.7%と兼業主婦の83.8%が家庭生活でストレスを感じていると回答しました。

また、兼業主婦の81.1%は、家庭生活と仕事の両面でストレスを感じていることが分かりました。「家庭生活のストレスの原因は何ですか?」と聞くと、専業主婦も兼業主婦も「旦那」と答えた人が最も多く、同様に兼業主婦に仕事のストレスの原因を聞くと、最も多かったのは「仕事内容」という回答でした。

それらのストレスの解消法として専業主婦、兼業主婦ともに最も多く行っているのが、「美味しいものを食べる」でした。

家庭生活でストレスを感じている専業主婦92.7%、兼業主婦83.8%。兼業主婦の81.1%が家庭生活と仕事の両面でストレスを感じている。

家庭生活でストレスを感じている専業主婦92.7%、兼業主婦83.8%。

はじめに、「あなたは、家庭生活でストレスを感じることはありますか?」という質問をしました。

結果、「ある」と回答したのは専業主婦が92.7%、兼業主婦が83.8%と専業主婦の方が家庭生活でストレスを感じていることが分かりました。

一方、兼業主婦に「あなたは、仕事でストレスを感じることはありますか?」と聞いたところ、92.4%の人が「ある」と回答しました。兼業主婦は、家庭生活より仕事にストレスを感じている人が多いようです。

また兼業主婦は、81.1%が家庭生活と仕事の両面でストレスを感じていることが分かりました。

家庭生活のストレスの原因、第1位「旦那」!

家庭生活のストレスの原因、第1位「旦那」次に、「家庭生活のストレスの原因は何ですか?」という質問をしました。結果、専業主婦で58.0%、兼業主婦で57.4%が「旦那」を選び、第1位となりました。

旦那の何に対してストレスを感じているのかを聞くと、専業主婦、兼業主婦ともに最も多かったのが、「家事・育児を手伝わない」でした。他には、専業主婦では「性格・価値観が合わない」、「仕事の帰りが遅い」、「片付けない」、「自分の趣味に時間やお金をかけすぎる」などが挙がり、兼業主婦では「口うるさい」、「性格・価値観が合わない」、「仕事がない・収入が低い」、「思いやりがない」などが挙がりました。専業主婦は旦那の仕事が忙しく帰りが遅いことにストレスを感じ、兼業主婦は旦那の仕事がないことや収入が低いことにストレスを感じている人が多い点が、対照的でした。

「旦那」の次に多かったのが、専業主婦、兼業主婦ともに「子ども」でした。しかし、兼業主婦では「子ども」を選んだのは27.4%であるのに対し専業主婦では55.1%と、特に専業主婦において「子ども」に関してストレスを感じている人が多いことが分かりました。兼業主婦と比べると専業主婦は子どもといる時間が長く、ましてや子どもが小さいと四六時中一緒にいることになりました。その分、どうしてもストレスを感じることが多くなるのでしょう。専業主婦に子どもの何にストレスを感じるのか聞くと、「言う事を聞かない」が突出して多く、「勉強しない」、「わがままを言う」が続きました。

3番目に多かったのが、専業主婦、兼業主婦ともに「家計」。こちらも専業主婦が41.1%、兼業主婦が27.1%と、専業主婦の方がストレスに感じている割合が多く、収入元が少ない分、家計に頭を悩ませることが多いということなのでしょうか。

専業主婦で4番目に多かったのは「義親」。兼業主婦が14.5%だったのに対し、専業主婦が25.9%でした。こちらもやはり専業主婦の方が家にいる時間が長い分、同居でなかったとしても関わりを持つ時間が多いからなのでしょう。

兼業主婦では、「義親」よりもストレスに感じている人が多かったのが「家事」でした。仕事と家事の両立にストレスを感じる人も多いようです。

仕事のストレスの原因、第1位「仕事内容」。

仕事のストレスの原因、第1位「仕事内容」次に兼業主婦に、「仕事のストレスの原因は何ですか?」という質問をしました。

最も多かったのが「仕事内容」で58.2%、次に「給与・待遇」が34.8%、「上司」が31.9%でした。また、35.4%が「上司」「同僚」「部下」のどれかを選んでおり、兼業主婦の3人に1人は仕事の人間関係にストレスを感じていることが分かりました。

「仕事内容」に関して、具体的にどのような点にストレスを感じているかを聞くと、「仕事量が多い」が最も多く、他には「トラブル・クレームの対応」、「管轄外の仕事が回される」、「仕事内容がハード」などが多く挙がりました。

主婦のストレス解消法、第1位「美味しいものを食べる」。「友人や家族に愚痴や話を聞いてもらう」という人も多数。

今回、主婦の大半が家庭生活や仕事でストレスを感じているということが分かったのだが、では世の主婦たちは、どのようにしてストレスを解消しているのでしょうか。

ストレス解消法を聞いてみると、専業主婦、兼業主婦ともに最も多かったのが、「美味しいものを食べる」でした。具体的には、「自分へのご褒美に、少し高級なスイーツをこっそり買って食べる」(46歳/専業)、「好きなものを思う存分食べる」(33歳/兼業)といった回答が挙がりました。専業主婦では次に「ショッピングをする」が多く、「友人と過ごす・話す」、「寝る」、「家族(旦那、母、子どもなど)と過ごす・話す」が続きました。兼業主婦では「寝る」が次に多く、「ショッピングをする」、「運動をする」、「家族と過ごす・話す」、「趣味に没頭する」が続きました。

「友人と過ごす・話す」、「家族と過ごす・話す」のなかには、「友人に愚痴を聞いてもらう」(32歳/専業)、「ひたすら旦那に話を聞いてもらう」(26歳/女性)というように、愚痴や話を聞いてもらってストレス解消している、という人が特に多い結果となりました。

※調査概要
有効回答 20歳~49歳の専業主婦と兼業主婦 各370名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2014年4月4日(金)~4月7日(月)

この記事を書いた人
オウチーノ総研 清水

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