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生活の大半を占める学校!お子様の「進学先選び」に関する実態調査

  • 2021年03月22日更新

子どもの生活の大半を占める学校。近年、学力の低下やいじめ、犯罪など多くの問題が取りざたされ、子どもの学校生活を不安に思う親は少なくないのではないでしょうか。また、制度や環境も多様化し、子どもの進学先の選択肢は幅広く、親たちにとっても大きな問題となっています。
今回、オウチーノ総研(株式会社オウチーノ/本社:東京都港区/代表:井端純一)は、「『お子様の進学先選び』に関するアンケート調査」を行いました。事前に、子どもがいる40~59歳の既婚女性2,200名に「お子様は私立、公立どちらの小学校・中学校・高校に通わせましたか、もしくは通わせる予定ですか?」という質問をしたところ、小学校・中学校・高校のいずれかで「私立に通っている、通わせる予定だ」と回答した人は40.5%でした。そこで、いずれかでお子様を私立に通わせている、または通わせる予定だと回答した人のなかから553名に、「お子様の進学先として私立を選ぶ際、重視する項目は何ですか?」と聞いたところ、最も重視されているのは「校風」、次いで「偏差値」、「立地」でした。

40.5%の親が小中高いずれかで「私立に通わせた、通わせる予定」。

まず子どもがいる女性2,200名に、「お子様は私立、公立どちらの学校に通わせましたか?もしくは通わせる予定ですか?」という質問をしました。結果、「私立に通わせた、もしくは通わせる予定だ」と回答した人は、小学校5.4%、中学校20.3%、高校39.2%でした。小学校・中学校・高校のいずれかで私立を選んだ人、もしくは選ぶ予定の人は40.5%でした。私立を検討した理由は、小学校では「授業が充実しているから」(54歳)や「ユニークな教育に感動したから」(56歳)など、教育環境の良さを挙げる声が最も多く、次に「部活や勉強に専念させたいから」(55歳)や「大学受験回避のため」(55歳)など、一貫教育であることを挙げる意見が多く挙がりました。中学校でも小学校同様、「教育環境の良さ」と「一貫教育」が理由として多く、高校では、「本人・親ともども学校に満足していたので中学校からエスカレーターで進学したから」(51歳)と、中高一貫の中学校からからそのまま高校に進学したという声が最も多く挙がりました。

子どもの進学先、最も重視するのは「校風」。

次に、「小学校・中学校・高校いずれかで私立に通わせた、もしくは通わせる予定だ」と回答した553名に、「お子様の進学先を選ぶ際、重視する項目は何ですか?」という質問をしました。最も重視する項目、2番目、3番目に重視する項目を回答してもらい、順に3ポイント、2ポイント、1ポイントで換算しました。結果、最も高ポイントを獲得した項目が「校風」で755ポイント、次に「偏差値」が657ポイント、「立地」が493ポイントと続きました。
「校風」を重視する理由としては、「学校の校風が子どもに合っているかは重要だから」(58歳)や「子どもの性格に合うことが大事だから」(51歳)という意見がほとんどであり、子どもとの相性を重視する親が多くいました。「偏差値」については、「子どもの学力にふさわしい教育をしてもらえるから」(56歳)という意見や「進学する上で偏差値は重要だと思うから」(47歳)と、将来を見据えて重視しているという声が多く、「立地」については、「毎日通うのに負担が大きすぎてはいけないから」(51歳)と、「自宅から通える範囲がいいから」(47歳)という声がほとんどでした。また、「環境がよいかどうか」(48歳)や「安全かどうか、治安が良いかどうか」(59歳)など、学内だけでなく、学校周辺の環境を重視するという声も挙がりました。「卒業生の実績・進学率」では、単に学力や今後の進学に関わる指数としてだけでなく、「進学率を見ると先生方の面倒見の良さが分かるから」(53歳)という声も挙がりました。

進学先の高校を決める際、42.8%が子どもの意見を尊重。40.8%が学校・塾の先生に相談しない。

最後に、子どもの進学先を決める際、子どもや先生の意見を取り入れたか聞きました。
まず「お子様の進学先を決める際、お子様の意見をどれくらい取り入れましたか?」と質問しました。小学校進学時の場合、「全て親が決める」と回答した人が66.0%、「子どもにも聞くが、ほとんど親が決める」が18.6%、「親子で同じくらい意見を言い合い、一緒に決める」が8.0%、「親も意見は言うが、ほとんど子どもが決める」が2.4%、「全て子どもが決める」が1.1%でした。中学校進学時の場合は、「全て親が決める」と回答した人が19.5%、「子どもにも聞くが、ほとんど親が決める」が26.8%、「親子で同じくらい意見を言い合い、一緒に決める」が37.6%、「親も意見は言うが、ほとんど子どもが決める」が11.8%、「全て子どもが決める」が2.5%。高校進学時の場合は、「全て親が決める」と回答した人が2.7%、「子どもにも聞くが、ほとんど親が決める」が8.9%、「親子で同じくらい意見を言い合い、一緒に決める」が42.5%、「親も意見は言うが、ほとんど子どもが決める」が32.0%、「全て子どもが決める」が10.8%でした。高校進学ともなると、子どもの意見を取り入れる家庭が大半のようです。

次に、「お子様の進学先を決める際、学校・幼稚園や塾・予備校の先生に相談しましたか?」と聞くと、小学校進学時の場合、「幼稚園と塾、どちらの先生にも相談した」が0.9%、「幼稚園の先生に相談した」が4.7%、「塾の先生に相談した」が6.1%、「どちらにも相談していない」が84.3%でした。中学校進学時の場合は、「学校と塾・予備校、どちらの先生にも相談した」が3.6%、「学校の先生に相談した」が6.3%、「塾・予備校の先生に相談した」が34.9%、「どちらにも相談していない」が51.4%。中学受験に関しては学校の先生より塾・予備校の先生に相談する人が多いようです。高校進学時の場合は、「学校と塾・予備校、どちらの先生にも相談した」が16.6%、「学校の先生に相談した」が16.6%、「塾・予備校の先生に相談した」が16.8%、「どちらにも相談していない」が40.8%という結果でした。
小学校進学時は84.3%、中学校進学時は51.4%、高校進学時は40.7%が家庭内で進学先を決定していることが分かりました。

※調査概要
有効回答 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の子どもがいる40~59歳の既婚女性553名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2015年1月14日(水)~1月21日(水)

この記事を書いた人
編集部 池田

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