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プロに聞く「掃除を楽にする収納」

  • 2023年06月27日更新

掃除を楽にするためには、「掃除をしやすい部屋づくり」がポイントになります。
今回は掃除専門業者さんに、掃除を楽にする収納のポイントをお伺いしてみました。

お部屋の収納は、どうすれば掃除をしやすくできるのでしょうか?掃除が苦手な方必見です!

ライター:あおみ ゆうの
3人の子どもと楽しい毎日を過ごしているライターです。制作集団ことのは代表、UZUZ編集部編集長を務めています。
あおみゆうの

収納のポイント3つ

収納のポイント3つ

掃除をしやすい部屋は、収納を活用して作ります。
収納上手になるためには、以下の3つのポイントをおさえることが大切です。

整理をしてから整頓する

要らないものと要るものを分けるだけではなく、不用品を処分するのが「整理」のポイントです。
その後、必要なものを綺麗に並べて「整頓」することで、整理整頓をすることができます。
つまり、収納を見直す前に、まずは物の選別をするのが大切なのです。

収納スペースを決めて収納に入るだけの物を買う

いつの間にか物で部屋が溢れてしまうという方の多くが、「安いから」とか「欲しかった」という理由で収納スペースよりも多くの物を買ってしまいます。
収納するスペースを決めて、そこに入るだけの物を買うように心がけましょう。

「使わない物」を貯めこまない

例えば、1年以上着ていない服は今後着る可能性は少ないと言えますよね。
「いつか使う」のではなく「今使う」物だけを手元に残すことで、部屋をスッキリとさせることができます。

どうすればいいの?部屋別の収納術

どうすればいいの?部屋別の収納術

ファミリータイプのお部屋の部屋別収納術をご紹介します。

リビングの収納

掃除をしやすい部屋にするためには、「物を置かない」ことが大切です。
見せる収納や趣味のコレクションが素敵に見えるのは、他にたくさんの物を置かないから。
物が溢れてしまうからと、全てを見せる収納にしてしまうのは無理がありますし、何より見せる収納はよりこまめに掃除が必要です。

またリビングは、収納スペースではなく「くつろぐ」場所。
ゆったりとした印象を演出するためにも、飾り棚やラックには物を詰めすぎず、ゆとりを持たせるのもお勧めです。

統一感を出すためには、ラックやカラーボックスなどの中身が見えてしまうものは布で隠したり、ボックスを使用して中身が見えないように工夫しましょう。

寝室の収納

寝室

寝室の収納で注意したいのが、「ベッド下の収納」です。
ベッドの下のスペースを収納として活用している方も多いですが、ベッド下は湿気がたまりやすく抜けにくいので、湿気対策をしっかりとする必要があります。
衣類やリネン類などを収納する場合には、定期的に風通しを行うように心がけて下さい。

子ども部屋の収納

子ども部屋

子ども部屋に物があふれてしまう原因のひとつに、「思い出の品が捨てられない」ということがあります。
子どもが描いた絵や作品、着られなくなった服をため込んでいる方も多いのではないでしょうか。
作品や絵は写真に残して処分をすれば、思い出を残したまま綺麗な部屋を維持することもできます。

子どもの作品

知っておきたい水回りの収納

知っておきたい水回りの収納

水回りの収納で注意したいのが、「掃除用品をなるべく見えない場所にしまう」ことです。
掃除用品が目につくと生活感が出てしまうので注意してくださいね。

キッチンの収納

キッチンの収納の基本は、「使用頻度に分けて片づける」ことです。
毎日使うお茶碗やお皿はすぐに手が届く場所にしまいましょう。

注意したいのが、「吊戸棚や高い位置にある棚に重いものを置かないこと」です。
地震などの際に危険なだけではなく、入れ替えをする際に落として壊してしまうケースも珍しくありません。
高い場所には軽いものを収納するのがお勧めです。

また、狭いキッチンではツールや調理器具を見せる収納として吊るすとスペースを有効活用できます。
その際、色味を統一すると雑然としたイメージを回避することができるので挑戦してみてください。

バスルームの収納

洗面台

バスルームの収納は、カビの原因になりやすいので、まず置くものを絞りましょう。
洗剤やスポンジは洗面台の下に収納し、使用頻度が高い掃除グッズのみをタオルバーなどに掛けておきましょう。

掃除を楽にするためには、「不用品を処分する」だけではなく、「使用頻度に注目して収納する」ことが大切です。

ご紹介したポイントに注意して、掃除をしやすい部屋づくりを目指してくださいね。

画像協力
設計者:山本嘉寛建蓄設計事務所
ホームページはこちら
建築家O-uccinoはこちら
撮影:YFT,/山田圭司郎

この記事を書いた人
あおみ ゆうの

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