街のゲーテくん

遊休不動産ってなに?

テナントが入っていなくて寂しいたたずまいのビル、そんなビルはどこの街にでもあるのではないでしょうか。空き家問題と並んで深刻化している遊休不動産問題。そんな遊休不動産にも救いの手が差し伸べられています。遊休不動産の収益化は実現可能なのでしょうか?

遊休不動産とは? その実用性は?

現在、日本では住人がいなくなった空き家が増え続けている問題が深刻化しています。空き家は廃墟と化し、治安の問題、衛生的な問題等々、近隣に悪影響を与えます。
そんな中、住宅としての空き家だけでなく、事業目的で使っていたビルや倉庫などの不動産にもそんな問題が広がっています。活発に建てられ、使われていたビルや倉庫など、今では空き家となっている状態のものが多くあります。築年数が経過した中小ビルなどは特にテナントの確保が難しくなっているのが現状です。新しくビルを建て直すとなると莫大なコストがかかるのでそれは無理。そんな利益を生み出さない遊休不動産の救世主となったのが、いま流行りのリノベーション・コンバージョンという方法です。
まず、遊休不動産の性格、立地条件等を分析、既存建物の使えるところは生かして再生し、新しい物件として生まれ変わらせるというものです。建物を壊して新築するのに比べて費用の面はもちろん、工事期間も短くてすむので、不動産が再び利益を生み出すまでの時間も早くなります。遊休不動産専門のリノベーション・コンバージョン業者も登場し、マーケティングから商品企画、再生、運営までをサポートしてくれる例も少なくありません。

実際のリノベーション・コンバージョン例・・・新しく生まれ変わった遊休不動産

テナントのつかない空きビルは、トランクルームやレンタルオフィス、またはウィークリーマンションなどに、空き倉庫は広い空間を利用した店舗や、コンテナボックスを設置して屋根があり雨風が防げる大型のレンタルボックスとして活用したりという例があります。
また、一つの目的だけでなく、宿泊施設、飲食店、店舗などの複合施設として生まれ変わらせるといったことも行われています。
例えば、東京・大田区の天王洲地区では、寺田倉庫を改装、おしゃれな店舗や飲食店、アート空間などを作り、天王洲地区全体の再開発を行っています。
また、同じくウォーターフロント地区の日の出地区にある「TABLOID」は、もともと印刷工場だったところをコンバージョンし、カフェやイベントスペース、デザイナーやアーティストなどのクリエイターのオフィスやアトリエとして貸し出すことで、新しいカルチャーを発信しています。
また、少子化で廃校になった小学校や中学校などをリノベーション・コンバージョンした空間もあります。東京・千代田区のアーツ千代田3331は、最近、ものづくりの街として注目のカチクラ(御徒町・蔵前)地区の中にあり、アートスペースとして生まれ変わっています。また、兵庫県篠山市の篠山チルドレンズミュージアムは、山の中の木造校舎を生かして子供たちがのびのびと遊べる子どものための博物館として生まれ変わりました。
また、日光金谷ホテルや京都のウェスティン都ホテル京都、名古屋のウェスティンナゴヤキャッスルなどのように、伝統あるホテルのたたずまいを残しつつ、老朽化した部分をリノベーションして心地いいホテルに生まれ変わっており、東京・目黒のホテル・クラスカのように、古いホテルをリノベーションして、目黒という立地ならではのおしゃれなインテリアやさまざまなこだわりを盛り込み、オープン当初から話題となっています。
また、建築家・村野藤吾氏の千代田生命オフィスをそのまま残し、目黒総合庁舎としてコンバージョンしているという変わり種も。
このように、リノベーション・コンバージョンによって、遊休不動産も十分有効活用し、収益化できる実用例がどんどん増えており、これからの遊休不動産の可能性を十分に検討できる時代になってきています。

キーワード
気に入ったらシェアしよう!
  • リスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

おウチのことなら、オウチーノ

o-uccinoは不動産・住宅の総合情報サイトです。新築・中古住宅、賃貸住宅の情報はもちろん、リフォーム・リノベーション、建築家による注文住宅、物件の売却や不動産投資関連の情報まで幅広くサポート。住まい探しや、暮らしに役立つオリジナルの編集記事も満載です。全国の不動産・住宅情報を探す、知るなら日本最大級の不動産サイト「O-uccino」をご利用ください。

ページトップへ