代官山・渋谷氷川神社訪問 – 神社からその街が見える!?(3)

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こんにちは。ライターの井口エリです。
その土地の氏神様を訪ねる記事も3回目。今回は代官山駅周辺の氏神様を訪問します。

ライター

井口エリ
好奇心旺盛なことが唯一の取り柄のオタク気味フリーライター。「ちぷたそ」という名前でも執筆しています。 Twitter:@chip_potekko
井口エリ

代官山駅

渋谷から一駅と便利な立地にありながら、落ち着いたエリアの代官山。「おしゃれな街」というイメージがある代官山では、たくさんのショップやカフェから自分のお気に入りを見つけるのも楽しみのひとつです。そして良い意味で「生活感を感じない」街でもあります。

代官山蔦屋書店

2011年にオープンして以来、代官山のアイコンになった「代官山蔦屋書店」は連日にぎわっています。そこにいるだけで自分もかっこ良くなれた気がしてしまう。

犬のリードをつなぐところ

代官山なら犬のリードをつなぐところもこんなにおしゃれ。

猿楽神社

このまま駅周辺の氏神様である渋谷氷川神社(代官山駅からは結構遠い)まで行ってしまっても良いのですが、その前に寄りたい場所があります。それは……代官山蔦屋近くにある猿楽神社。

猿楽町の由来でもある猿楽神社

猿楽神社

猿楽神社は、実は6~7世紀古墳時代末期の古墳(猿楽塚)の上にある神社です。
主墳、副墳の2つの円墳からなり、高さ5メートルほどの主墳の方は昔から「猿楽塚」と呼ばれており、この辺一帯の「猿楽町」という地名の由来にもなっています。大正時代には、古墳のうちのひとつを取り壊したところ、中から大量の武具が出土しました。しかし、当時現場指揮を担っていた者が奇病にかかり、出土した武具を元に戻したところ、回復したという話から残された塚の上に猿楽神社が創建されました。今はパワースポットとしても知られています。

猿楽神社

集合住宅、店舗、オフィスなどからなる複合施設・ヒルサイドテラスのなかに、静かにたたずむ猿楽神社。古墳時代のこの地域の人々は、多摩川沿いの田園調布を中心とした豪族たちと接触を保ちながら生活していたんだそうです。

交差点

さて、渋谷氷川神社へ向かいます。代官山駅周辺の鎮守ではありますが、渋谷からも代官山からも恵比寿からも同じくらいの距離にあります。猿楽神社から歩きましたが、30分くらいかかりました。

渋谷氷川神社へ

渋谷氷川神社例大祭

訪問した日は神社のお祭り、例大祭の日でした(渋谷氷川神社は9月の第二土曜・日曜が例大祭)。

鎮守の森の緑にカラフルな屋台

屋台が多数出店してにぎわっています。鎮守の森の緑にカラフルな屋台の原色が眩しい。

狛犬

ここの狛犬、すごく強そう。狛犬の起源は「古代オリエントの都市の壁にあしらわれたライオン」といわれていますが、うなずけるかっこ良さ。

渋谷氷川神本殿

そしてこちらが本殿。渋谷最古の神社と言われる渋谷氷川神社は、古くは氷川大明神といわれていました。創始は非常に古く、慶長10年(1605年)に記された「氷川大明神豊泉寺縁起」によると、景行天皇の御代の皇子日本武尊東征の時、当地に素盞鳴尊を勧請したとあります。(御由緒より)また、都内有数の木造神社建築でもあります。

かつて例祭では、参道傍の相撲場で大相撲が行われていました。「渋谷の相撲」「今王の相撲」などといわれ、相撲場も江戸郊外三大相撲に数えられていました。

古めかしい看板

道路わきの古めかしい看板。神社に刻まれた歴史を考えると比較的最近のものになるんでしょうね。それでも、この看板をいろんな思いで見つめた人たちの存在を妄想すると胸がいっぱいになります。

渋谷最古の氷川神社

氷川神社 鳥居

おしゃれな代官山エリアに根ざした氏神様は、歴史を感じるすてきな神社でした。

ちなみに、「代官山」という地名の由来ははっきりした文献はないものの、昔この地に代官が住んでいたからというのが通説だそうです。
そんな代官山ももとは山林で、現在のようになったのは関東大震災以降なんだとか。大きな災害があるたびにそれを乗り越えて発展してきた日本という国を思い、祭りのにぎわいを遠くに感じながら代官山を後にしました。

ライター/井口エリ
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