住宅ローンの頭金、いくらが妥当?

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住宅を購入するとき、大多数の人が住宅ローンを組みます。住宅ローンを組むうえで決めなくてはいけないことの1つに、頭金の問題があります。そもそも頭金というのは何のためにあるもので、果たしていくらが妥当なのでしょうか?

頭金の仕組み

家を買うというのは数千万円もの大きな買い物です。もちろん、全額自己資金で支払えれば問題ないのでしょうが、なかなかそういう人は少ないです。

そんなとき、住宅ローンを組むことになります。その際、頭金ということで一定額を自己資金で払い、残りを住宅ローンに充てることになります。ですので、頭金が多ければ借入額は少なくなりますし、頭金が少なければ借入額は多くなります。

借入額に差が出ると、当然毎月の支払額も大きく変わってきます。頭金を多くすれば毎月の支払いも楽になりますし、支払額も何百万円単位で変わってきます。住宅ローンは金額が大きく支払期間が長い分、大きな差が出てくるのです。
例えば3500万円の物件を購入する際、固定金利のフラット35で金利0.94%、35年のローンを組んだ場合で考えてみたいと思います。

頭金として100万円を支払った場合、借入額は3400万円、月々の返済額は9万5000円、総返済額は4494万円となります。

一方、頭金を700万円とした場合、借入額は2800万円、月々の返済額は7万8000円、総返済額は3703万円となります。頭金を600万円上乗せすることで、月々の返済が1万7000円、総返済額は790万円違ってくるというわけです。

頭金はいくら必要?

では、頭金はいくら用意すればいいのでしょうか。これは、人によってさまざまな意見があります。余分な頭金は払わず、そのお金を効果的に運用すればローン金利以上の利益があるという人もいます。

ただしこれは、上手に資産運用するための知識と機会がなければ、なかなか難しいようにも感じます。
また、頭金は多ければ多いほどいいという人もいます。しかし、すべて頭金に入れてしまって手元に貯金がなくなってしまっては、いざというときの出費に対応できず本末転倒な感じがします。また、頭金を貯めている間にいい物件を逃してしまっては、機会損失です。

最近では頭金ゼロどころか、諸経費を含めたトータルの金額を丸々借り入れるいうケースもあるようです。もちろん、後々滞りなく返済が行われれば問題ないのでしょうが、月々の返済に無理があればどこかで破たんします。また、最近では大企業の倒産や人員整理なども行われ日本の終身雇用制度は崩れてきていますので、この先、収入面でいつ何が起こるかわかりません。

最悪、物件を売却しなければならなくなったときに、残債をクリアにできなければ意味がありません。
ほとんどの物件は買ったときの金額より目減りしていきます。これを考慮すると、一般的に物件価格の2割を頭金に充てておけば、売却した際の負担がなくなるという説もあります。
ただし、これも物件によりさまざまです。
自分たちがいくらの頭金を支払えばいいのかを知るには、総括的なライフプランを立て、住宅ローンを無理なく返済するために必要な頭金を算出することが必要です。勢いで決めるのではなく、住宅購入のタイミングでしっかり将来の計画を立ててみてはいかがでしょうか。

ライター/玉 森
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