知っておきたい「建築条件付き土地」のこと

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新築一戸建てといえば建売住宅や注文住宅がお馴染みですが、実はハウスメーカーなどで建てられる大半が「建築条件付き土地」であることをご存知でしょうか。注文住宅のように希望を取り入れた家づくりができ、建売住宅のような手軽さも併せ持つなど、メリットはいろいろ。マイナス面も理解した上で賢く活用するのがお勧めです。

住宅購入検討者の7割が内容を知らない

建築条件付き土地の認知度はどのくらいあるのでしょうか。新築オウチーノのメールマガジン登録者にアンケートを取ったところ、一番多かったのが「名前は知っている」で51%。「内容を知っている」との回答が29%。「知らない」との回答が20%となりました。認知度だけで言えば8割という結果になりましたが、肝心の内容まで知っているかとなると一気にその数字は下がりました。住宅購入を検討しているのであればしっかり内容まで押さえておきたいところ。建築条件付き土地とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。

建築条件付き土地とは?

建築条件付き土地を簡単に説明すると、土地を購入する前提として住宅を建てる条件があらかじめ決められているもの。具体的には、建築を依頼する会社は土地の売主、もしくはその代理人でなくてはなりません。また、建築工事請負契約の期限もあり、土地の売買契約を結んでから通常は3ヵ月以内。その間に契約がまとまらなければ、土地の売買契約も無条件で解除となり、支払った費用の全額が返却されることになっています。 これらの条件は宅建業法で取り決められ、建築条件付き土地であることを示す表記がない広告なども認められていません。ある意味では着工前の建売住宅とも似ていますが、建築確認を受けていない点で異なります。建築確認を既に受けている建売住宅の場合、間取り等のプラン変更をすることが出来ませんが、建築条件付き土地であれば希望に合わせたプラン作りが可能。参考プランの中から、希望に最も近いプランを選ぶことが一般的です。

建築条件付き土地のメリット・デメリットは?

決まり事が多く、わかりづらい印象もある建築条件付き土地ですが、その特徴を理解すればさまざまなメリットがあることに気付くはず。例えば、売主は結果的に土地・建物をセットで売るため、そもそもの価格設定が割安です。たいていは間取りの参考プランが用意され、土地購入+注文住宅に比べると全体像が把握しやすく、資金計画を立てやすいのもポイントでしょう。注文住宅のような自由度の高さを持ちながら、参考プランをもとにしたアレンジなら比較的お手軽。建築会社が決まっていることと併せて、土地購入から建物着工までスピーディーに進められます。もちろん良いことばかりではなく、場合によってはデメリットがあることもお忘れなく。指定の建築会社が好みに合わなければ論外ですし、希望どおりの工法・仕様・設備を採用できるとも限らないので、追加費用の有無を含めて事前に確認を。3ヵ月間という建築工事請負契約までの期間も、一からプランをたてるとなれば必ずしも十分とはいえません。とはいえ、建築会社の実例などを見て魅力を感じ、参考プランも希望に近いものであるなら問題なし。その視点で建築条件付き土地を探せば、失敗することはないでしょう。

注文住宅、建築条件付き土地、建売住宅のメリット・デメリット

 注文住宅建築条件付き土地建売住宅
メリット・設計の自由度が高い。・建物の参考プランが用意されており、完成後のイメージがしやすい。・仕様があらかじめ決められているので、コストを抑えたものになっていることが多い
・建築状況をリアルタイムで確認できる・複数のプランがある場合、希望に合った間取りが選べる。・完成物を見ることができるので、イメージと食い違うことが無い。
・こだわりたい部分とそうでない部分で、予算にメリハリがつけられる。・合理的な基本プランが用意されているため、予算との折り合いが付けやすい。・価格が明快で分かりやすい。
デメリット・完成物が見られないので、イメージと違う場合がある。・施工会社によっては使用できない材質や工法もある。・間取りの自由がきかない。
・好みを入れると構造的に単価が高くなり、建売に比べて高くなる。・希望の建築会社を選べない。・現状に合わせるのみで自分の希望が反映されにくい。
・入念な打ち合わせが必要なので手間と時間がかかる。・一定期間にプランを決め、工事請負契約を結ぶ必要があるため、プランをじっくり練る時間がない。・施工過程、建築過程を見ることができない。
ライター/オウチーノ 編集部
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