土地売却、2010年は売り手市場になるか
物件数の圧倒的な減少で、土地売却は今が狙い目!
2009年の新設住宅着工数は、業界団体のまとめによると実に43年ぶりの低水準となりました。また建売住宅の発売戸数においては、前年比22.9%減の4,871戸で、05年の7,574戸と比較すると大幅な減少と言えます。結果、市場には近年物件を購入できなかった、住宅購入難民が溢れているようです。土地の売却を考えている人は、この状況をどう捉えるべきでしょうか。編集部がまとめました。
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需要の高まりで土地売却側にイニシアチブが
土地売却を考える場合、買い手の状況を把握することは非常に重要です。2010年を土地購入者側の視点で見てみましょう。まず、政策面ですが、2010年は住宅購入者に対しては非常に手厚い施策が用意されています。民主党への政権移行後もそれは変わらず、むしろよりグレードアップしている感じです。いくつか具体的なものを見てみましょう。
- ● 最大600万円までの住宅ローン減税
- ● フラット35S、1%の金利優遇
- ● 住宅取得資金、贈与税の非課税枠の大幅拡大
- ● 土地長期譲渡益非課税継続
- ● 住宅エコポイントの創設
関係者の間でも、これほど住宅購入への支援が厚いことはなかったと、ささやかれるほど特別な状態にあるのが2010年です。すでに決定・実施されているものと、これから制度として正式に承認されるものがありますが、あらゆる面から、国が住宅購入を後押しする姿勢に変わりはないでしょう。住宅購入を検討している人にとっては、2010年はまさに恵みの年と言えます。
では2010年が完全な買い手市場かというと、そうでもないようです。
買いたくても買えない? 新設住宅の減少で土地売却物件に脚光
先ほども触れましたが、2009年の新設住宅着工数は大きく落ち込みました。しかしこれは2009年だけのことではありません。たとえば建売住宅の販売数は2005年の7,574件以降、5年連続減少と右肩下がりが続いています。また、分譲住宅における新築と中古の状況も近年は特殊な傾向があるようです。
着工数の減少とは物件がそもそも作られていないことを意味します。着工から販売(供給)までには時間がかかりますから、2009年の着工数の減少は2010年、マンションにおいては2011年の販売にまで影響を及ぼします。
中古市場は新築の供給状況と因果関係があると言われています。新築が動かないと中古も止まってしまうということです。すでに2009年は中古物件の新規登録が停滞し、新聞折り込みなどには多数売却依頼のチラシが投函されました(ただし販売は好調のようです)。
つまり過去に住宅を買えなかった人と、これから買えない人が市場に溢れてくるのが2010年なのです。このことは土地の売却をする人にとって大きな意味を持ちます。
