建築家・山本嘉寛さんのブログ「moving days」

moving days

2018/10/12 更新

江戸堀のCalo Bookshop & Cafeさんで行われている「moving days 平野愛写真展」に行って来ました。人々の「引越し」に焦点を当てたとても珍しい写真集の巡回展です。大量の荷物が梱包されていく様子や、引越し作業のはずが懐かしい物についつい手が止まってしまう様子、荷物が新居に居心地よく収まって行く様子など、じっくり細かく見るほどに楽しめる内容です。


個人的には「家」や「住まい」として認識される空間と、「部屋」や「室」として認識される空間が、どこかの時点でふっと入れ替わる様に大変惹かれました。家具や物が少なくても「家」に見えたり、人が写った写真でも「部屋」に見えたり。


現場に通っていると、「資材」が「部屋」になる瞬間に立ち会えることがあります。それは劇的な変化で分かりやすいものです。一方「家」と「部屋」の違いはとても微かで、ひっそりしたものです。でも引越しする時、荷物を運び出してがらんどうになった部屋に入って、言いようのない寂寥感を感じる方は多いのではないかと思います。そういった微かで、しかし確実な変質の姿が良く捉えられているように思いました。


さて、この写真展を見に来たのは、写真集に納められている一室が「岡山ビル」のレジデンス「しかくの部屋」だからです。ものすごく自由で独特な間取りの部屋の中で、一体どんな生活をされていたんだろう、とずっと気になっていたので、「部屋」を「家」として良い感じに住みこなして頂いていた様子が見て取れて、設計者としても大変感激でした。

山本嘉寛建蓄設計事務所
http://yyaa.jp/

注目の建築家

ARCHITECT’S BLOG

建築家ブログ最新記事:RSS

「キャットウォーク・・・」…

北原啓子

2018.10.21
すっかり綺麗になりました。 23日...

建築家:北原啓子

混構造の家リノベーション …

井東 力

2018.10.21
子世帯子供室 in 木造ゾーン。子...

建築家:井東 力

現場からショールームデート…

ナイトウタカシ

2018.10.21
一枚目。似たような色合いが並んでま...

建築家:ナイトウタカシ

「まちいえスクール Vol…

吉原健一+宮本恵美子

2018.10.20
11月のテーマは『 記憶をつなぐ住...

建築家:吉原健一+宮本恵美子

混構造の家リノベーション …

井東 力

2018.10.20
2階木造のゾーンに位置する廊下はワ...

建築家:井東 力

建築家ブログ記事一覧へ

ISSUE

how to use

建築家オウチーノの使い方

FAQ -よくある質問と答え-

専用フォームで24時間お問い合わせ受け付けます

一般の方、建築家の方、不動産会社の方専用フォーム

TRUSTe

このページの先頭へ