建築家 オウチーノ

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建築家オウチーノ
成約者の住まいインタビュー

一戸建てリノベーション
岡山県倉敷市 K様

既存の梁や柱などを大胆に活かしたリノベーション

以前住んでいた家から、ご実家の離れをリノベーションしようと思われたきっかけは?
子どもの高校進学をきっかけに転居を決意しました。中高までは通学区域の制限があったので、手狭になっても引っ越し先が通学区域内に限られていたんです。子どもの進学で、やっとその制限もなくなったのですが、予算内で土地を買うのはかなり難しく、新築の戸建住宅には手が届かなかったんですよね。そこで、実家の母屋の隣に建っていた古い2階建ての農機具倉庫をリノベーションしようと決めました。実家の近くに住めるというメリットも、決断を後押ししてくれましたね。
建築家オウチーノで岩崎さんを選ばれた理由は?
もともと建築家のつくる家に憧れはありました。でも当時は、建築家は限られた都市部にしかいないものだと思い込んでいたので、あきらめて全国展開しているハウスメーカーさんにお願いするつもりでいたのです。そんなとき、インターネットでたまたま建築家オウチーノを見つけて検索をしてみたら、各地にいろいろな建築家の方がいらっしゃることを知ったんです。岩崎さんはご出身が実家のある岡山県だったので、勝手に親近感を覚えて(笑)。それで連絡をとってみることにしたんです。
実際に他社にお見積りなどをとられたりしましたか?
はい、最初に見積りをお願いしたのは、とあるハウスメーカーさんでしたね。かなり高額だったのでびっくりしました。予算のほぼ2倍の金額でしたから…。交渉を重ねたのですが、グレードを下げるしかないと言われてしまったんです。その後、建築家オウチーノで岩崎さんを知って、見積りをお願いしたらほぼ予算通りで大丈夫だという回答をいただいて。細かい相談にも乗ってくださり、ハウスメーカーより融通を利かせてくれるんだなあと、嬉しかったです。
岩崎さんとのやりとりはスムーズでしたか?
最初に現地調査にお越し頂いて直接お会いした後、何度か図面を見せに来てくださったりもしましたが、その後はメールや電話でのやりとりがメインになりましたね。初めてお会いしたときから、優しそうでフレンドリーな感じがとても好印象だったので、電話やメールでのやりとりにも不安はまったくありませんでした。それと、そうしたやりとりの中で、ちょっとした疑問にもきちんと答えてくださったのはありがたかったです。
特にこだわられた点、それに対する建築家の対応は?
タンスや書棚などの家具類が多かったので、以前住んでいた家では部屋が狭く見えたり、移動しにくかったりして苦労していました。でも、どれも捨てずに転居先でも使いたかった。そこで、家具類をすべて隠してほしいとお願いしたんです。結局、2階の廊下の壁面に家具を納めてもらいました。家の中が劇的にスッキリして、とても満足しています。もう1つ嬉しかったのは、使わなくなった子どもの学習机を活用してくれたこと。捨てるしかないかな…と思っていたのですが、冷蔵庫の脇のスペースに、邪魔にならないよううまく納めてくださって。今では家事の合間に使うワークスペースとして活躍しています。
こだわられた点、これだけはお願いしたいとされたご要望は?
当初、リビングを1階と2階のどちらに配置するかで悩んだのですが、リビングを2階に持ってくると、スペースの都合で子ども部屋は1階につくることになってしまいます。そうすると、子どもの帰宅後、玄関から子ども部屋に直行できてしまうので、家族が顔を合わせる機会が減ってしまいますよね。そういう理由もあり、結局リビングは1階につくってもらうようお願いしました。
住んでみて、岩崎さんにお願いしてよかったと思われるポイントは?
今思えば岩崎さんがこだわられていたいろいろな箇所に、そうしたものが隠れていたのかもしれないと思います。例えば、便器の色。子どもが「便器はピンクがいい」と言っていたのでそれを岩崎さんにお伝えしたのですが、「絶対に白の方がいい」との事でしたので白に決めました。白で正解だったと気付いたのは、住み始めてからでしたね。ピンクにしていたら、トイレが家全体の中でちょっと浮いた存在になっていたかもしれません。素人にはない、全体を俯瞰するセンスは、さすがだと思いました。岩崎さんとについては満点に近いのですが、予算の都合で収納などが多く設けられなかったことから今回80点とさせていただいています。
建築家への評価 ★★★★
現在の住まい 80点

この作品を手がけた建築家

岩崎 整人さん
(岩崎整人建築設計事務所)
【岩崎 整人】
東京都目黒区碑文谷2-5-15-303
リフォーム、リノベーションにあたっては、既存建物の雰囲気や特徴が、新しい空間のなかでデザインの要素として自然なかたちでそこにあるように心がけました。建物のこれまでの時間が、新しい生活とのつながりを持つことで空間として現れ、そこが居心地のいい我が家になっていけばいいなと考えています。お客様が日常の生活の中で、それまで感じたことのなかった何か新しいものを感じ取ってもらえるような空間をこれからもつくっていきたいです。