知らずに買うと損をする!?中古住宅購入、傾向と対策

2009年の新設住宅着工数が記録的な低水準となり、市場には住宅を購入したくても 買う機会を得なかった「住宅購入難民」が溢れると予想したのが2010年初め。 果たしてその流れは2010年下半期も続くのでしょうか。

2010年7月 株式会社ホームアドバイザー編集部

購入検討者には2010年こそ「買い時」!

2010年は住宅購入者に対しては非常に手厚い施策が用意されています。 むしろそれは変わらず、下半期は今年限りの施策を見越した駆け込み需要が増える可能性があります。 以下は具体的な購入者メリットです。

  • ■最大600万円までの住宅ローン減税
  • ■フラット35S、1%の金利優遇
  • ■住宅取得資金、贈与税の非課税枠の大幅拡大
  • ■土地長期譲渡益非課税継続
  • ■住宅エコポイントの創設

専門家の間でもこれほどメリットがあったことはない、とささやかれるほどで、 2010年はまさに「買い時」と言えそうです。 では2010年が完全な買い手市場かというと、そうではありません。 上半期は出だしこそ住宅供給数の回復など見るべき点がありましたが、それもすでに頭打ちの様相です。 これでは近年問題となっている「住宅購入難民問題」、 つまり過去に買えなかった人とこれから買えない人が市場に溢れてくる問題は、解決しません。

「住宅購入難民」が市場に与えるインパクト

2009年の新設住宅着工数は大きく落ち込みました。 しかしこれは2009年だけのことではありません。 たとえば首都圏の新築マンションは2005年の姉歯事件などもあり、供給は減少し続けています。 2009年はこの間に流出した新築難民がこぞって中古へ向かった年でした。 ですので非常に中古は「売れた」のですが、一方で問題もありました。 売り出される物件の数が需要に追いつかなかったのです。 つまり市場に選べる物件が少ない、ということです。

二極化する中古住宅、人気物件は競争激化

改めて2010年下半期をまとめると、以下の3段論法が成り立ちます。

  • 1.住宅を買いたい人は多くいる
  • 2.ただし、市場に供給される住宅は少ない
  • 3.よって、いい物件は発売と同時に人が集まる

住宅価格はすでに下げ止まり感が強くなっています。住宅を購入する外部環境は非常に充実しているのが2010年です。 潜在的に買いたいと思っている人もあわせると、人気物件には多くの人が集まることが予想されます。まずはこの市場を認識が大切です。

焦りは禁物。優先すべきは情報収集

本来、住宅購入は周りが買っているから自分も、といったようなものではないはずです。 ですから焦って買う必要はまったくありません。ただし、繰り返しになりますが、 いい物件にはすぐに人が集まるのが2010年の特徴です。 物件に対する情報収集力と購入を決める際の決断力・行動力・交渉力などが非常に重要になります。 情報はご自身で集めるほかに、不動産仲介会社を活用する手もあります。2010年ももう半分残っていません。 できる限りの準備をして、最後の数ヶ月間に備えてください。