本当に魅力的な条件を備えた物件であれば、たとえ築は古くなっても資産価値は保たれるもの。住み心地の良さはもちろん、誇りを持って暮らせる高付加価値住宅を見つけよう。 |
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年月とともに価値を失う住まいは多いものの、条件しだいでは必ずしも経年劣化のみをたどるとは限らない。「資産価値が落ちない第一の条件は、何といっても立地。とくにステイタス性、ブランド価値のある立地は希少です。また、大型複合開発の一環として建てられたマンションも評価が高いですね。逆に、管理が行き届かない物件はスラム化していきます」と平賀さん。経営安定性に優れた施工主の物件かどうかも、ときには明暗を分ける。 |
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1981年6月以降に建築確認を受けた建物は、震度6程度の地震でも大きな被害が出ない新耐震基準が採用された。安全性を重視するユーザーにはひとつの目安となるが、資産価値に直結するとは考えづらい。ちなみに、阪神淡路大震災の発生後、80年代以降の建物には、それ以前のものと比べて、大きな被害が少なかったといわれている。 |