五右衛門風呂が今も残る歴史的な街、広島市安佐北区

時代劇やアニメなどで見られる五右衛門風呂。古くから実在していたものですが、実物をみたことがある人は少ないでしょう。その五右衛門風呂を作り続けている国内唯一のメーカーが、広島市安佐北区にあります。他にも、さまざまな史跡や天然記念物などを有するこの街について紹介していきます。

高陽ニュータウンとしても知られる広島市安佐北区は、人口約14万人の広島市北部に位置する地域です。1980年に設置された区であり、合併で広島市に編入となったいくつかの町から構成されています。区の面積は約350km²にもおよび、広島市の区の中で最大の広さを誇り、市の総面積の約40%を占めています。鉄道は可部線と芸備線が走っており、地元住民の交通の助けとなっています。
大きな面積の「中小田古墳群」や武家である熊谷氏の遺跡など、史跡や建造物の数々を有しており、歴史的にも価値のある街です。さらに、福王寺の樹齢約600年と言われる「燈明杉」、「新宮神社の大イチョウ」など自然に関する天然記念物も数多く残っています。
また、希少な「五右衛門風呂」を生産し続けているメーカー「大和重工」の本社があるのも広島市安佐北区。「大和重工」は1831年に創業された鋳造メーカーであり、明治時代の初期から「五右衛門風呂」の製造を始めました。戦前には日本国内の約80%にもおよぶ数の五右衛門風呂を製造していました。2000年代以降も「五右衛門風呂」の製造を続けており、多種多様なニーズに合わせて商品も進化し続けています。その技術を生かして、日本の鋳物ホーローバスではシェアトップを誇っています。
安佐北区の南原には、市内でも有名な渓谷「南原峡」があり、紅葉の名所として毎年多くの観光客が訪れます。広島市の中心からもアクセスしやすいため、観光客だけでなく地元の人々にも長く親しまれています。
人口が減少気味の地域もありますが、地元で採れる食材を使った講習会などをはじめとする都市農村交流などさまざまなまちづくり施策を行い、そのうちの小河内地区では約200年続く伝統行事の「吹き囃子」(広島市重要無形文化財に指定)を後世へ伝えています。また、安佐北区役所で2015年に開かれた「高陽”絆”まつり」では、地元の中高生や大学生たち総勢約90名を集めて、まちづくりのワークショップを学生たちと区が一緒になって企画〜実施するなどし、会場の盛り上げに貢献しました。

五右衛門風呂の街の未来

「五右衛門風呂」が21世紀になっても生産し続けられているということは、あまり知られていないのかもしれませんが、興味がある人はぜひ調べてみてはいかがでしょうか(本社である「大和重工」は安佐北区にありますが、製造工場は安芸高田市にあります)。個人向けの販売も行っているので、どうしても欲しい人はぜひ「大和重工」に問い合わせてみましょう。他にも、天然記念物など貴重な自然も多く残っており、穏やかな雰囲気漂う街並みが地元の人々に愛されているのでしょう。人口減少が課題として挙げられていますが、未来を担う中高生たちがまちづくりへ積極的に参加しているので、これからの安佐北区の発展に期待ができます。

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