室内写真にだまされるな

  • 2021年03月22日更新

マンションやアパートの広告に使われる室内写真を見ると、どれも広くて快適そうに写っており、私たちの憧れをかき立ててくれます。しかし、そんな写真を見て期待して訪れた部屋が、思ったよりも狭くてがっかりしたことのある方も多いのではないでしょうか。ここでは広告写真の撮影で使われている手法や、自宅のインテリアを上手に撮るためのコツをご紹介します。

決め手は広角レンズ!広く見せるための工夫

不動産物件は室内の限られたスペースで撮影するので、できる限り広い角度を写せるよう、「広角レンズ」と呼ばれるレンズをカメラに装着して撮影されています。目で見た印象に一番近い写真が撮れるのは「標準レンズ」ですが、これだと通常の部屋では、壁の一部しか移すことができません。広角レンズを使って広い範囲を写すと、画面の中心近くの物体が実際に目で見る印象よりも小さく写るので、遠近感が生まれ、部屋が実際よりも広く感じられるのです。しかも不動産広告の撮影に使われているのは、10mm~12mm程度の「超広角レンズ」です。このことを把握し、「広告写真だけを見ても実際の部屋の印象はわからない」と思っておきましょう。「思っていたのと違う」「こんなはずじゃなかった」というトラブルを防ぐためには、実際に足を運んで物件を内覧・見学することが大切です。

自宅のインテリアをすてきな写真に

せっかく手に入れたお気に入りの自宅をきれいに撮影したいと思っても、普通に撮影すると何だか思ったように撮れない。そんな経験をしたことはありませんか? 実はインテリアを撮影するには、いくつかのコツが必要です。まず、撮影の前には部屋をきれいに片づけましょう。実際に生活している場面では気にならないようなちょっとしたものでも、写真に写るととても目立ってしまいます。コツをつかむまでは、「家具以外何もない」くらいでちょうどよいと思いましょう。レンズは広角レンズを使います。最近ではコンパクトカメラでも18mmの広角撮影が可能なレンズがついていることが多くなりましたが、広告写真並みの広さ感を求めるなら、10mmから12mmの超広角レンズが必要です。室内は光が少ない分、シャッタースピードが落ちて写真がぶれやすくなるため、必ず三脚に固定して手ブレを防ぎましょう。広角レンズだと窓枠や柱などがゆがんでうつりやすいので、レンズが床と垂直になるよう注意してセットします。見た目ではわからないズレによる歪みが出ないよう、水準器を使うとよいでしょう。三脚の中には、水準器がセットされているものも増えています。床ばかりが広く写ると味気ないので、ソファセットやダイニングテーブルなどを中心に持ってきて、メリハリのある写真にするのも部屋を魅力的に見せるコツです。明るく撮るためには、カメラ内蔵のストロボを使わないこと。一眼レフカメラなら外付けのフラッシュを使ってバウンス撮影する方法もありますが、部屋の照明を明るくするよりも、できるだけ天気のいい日に自然光を取り入れて撮影することをおすすめします。不動産業者のテクニックを駆使して、魅力的なインテリア写真に挑戦してみましょう。

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