三世帯住宅に住むメリット

  • 2021年03月22日更新

「二世帯住宅」という言葉はよく聞きますが、「三世帯住宅」という言葉を聞いたことがありますか? これは、夫婦の親世帯だけでなく、祖父母世帯とも同居する新しい住宅のスタイルです。この三世帯住宅には、どのようなメリットがあるのでしょうか。ご紹介いたします。

三世帯住宅とは

三世帯住宅とは、夫婦の親世帯だけでなく祖父母世帯や単身の子世帯とも同居する住宅の形です。平均寿命が延びて元気な高齢者が増えるにしたがって、祖父母世帯と同居する三世帯住宅も徐々に増えてきました。さらに夫婦両方の親世帯と同居する三世帯住宅まで登場しています。三世帯住宅なら、もちろん二世帯住宅と同じように子育てのサポートも期待できますし、祖父母世代の介護が必要になった場合は皆で負担を分担できるため、高齢に差しかかった親世代ばかりに負担がかかり過ぎる心配がありません。夫婦両方の親世帯との同居なら、同居していない方からの不満を抑えることができ、費用面でも双方からの協力が期待できます。勧誘や詐欺に対する対応、防犯への備えでも安心で、お互いの困ったときにはすぐに助け合えるというメリットも。子供がさまざまな世代の大人と触れ合う経験を持てるという点も、大きなメリットといえるかもしれません。

三世帯住宅を設計する際の注意点

たくさんのメリットがある三世帯住宅ですが、年齢や生活時間が大きく異なる家族が同じ場所に暮らすので、二世帯住宅以上にお互いの距離感を大切にした設計が必要です。とくにまったくの他人同士である両家の親世帯と同居する三世帯住宅では、双方の言い分をしっかり聞いて意見を調整しましょう。食生活の違いはストレスの大きな原因の一つなので、キッチンは分け、できれば完全分離タイプの間取りを選ぶこと。親世帯が1階に、子世帯が2階に住むパターンも多いのですが、これだと階段による身体への負担が少ない一方、生活音が気になりやすいので注意が必要です。親世帯が元気なら、2階の一部を親世帯のスペースとして活用し、上下を意識した間取りにすることでこの問題が解決できます。浴室やキッチンを上下でそろえ、寝室の上には普段あまり人が入らない納戸などを配置するとよいでしょう。バルコニーは共用にすると、急な雨のときには気付いた方が取り込んでおけて助かります。どうしても規模が大きくなってしまう三世帯住宅は、もし手放そうと思ったとしても、そのままではなかなか買い手がつきません。完全分離タイプなら同居を解消した場合でも、賃貸に出すことができ、分離して相続することも可能です。相続税の改訂で課税対象者が増えているので、その対策としても三世帯住宅は有効といえるかもしれません。

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