リフォーム瑕疵保険には加入すべきか否か

  • 2021年03月22日更新

「リフォーム瑕疵(かし)保険」という言葉をご存じですか? リフォーム工事を発注する、消費者を守るための制度です。「掛金がもったいないから」と入らずにいると、後悔する可能性も……そうならないよう、まずはしっかりと制度を把握しておきましょう。

「リフォーム瑕疵保険」とは

「リフォーム瑕疵保険」とは、リフォーム工事の検査と保証がセットになった保険制度です。厳密にいうと、私たち消費者が加入する制度ではなく、リフォーム会社などの業者が被保険者となる保険です。リフォーム工事を依頼する際、この制度に加入している事業者かどうかは、業者を選ぶうえで重要なポイントとなります。この保険は「住宅瑕疵担保責任保険法人」と呼ばれる、住宅専門の保険会社が引き受けます。加入する場合、リフォームを行う事業者は事前に保険法人へ事業者登録しなければなりません。保険の対象となるリフォーム工事の最中や工事完了後には、第三者検査員(建築士)による現場検査が入ります。素人では見つけられない瑕疵も見つけられてしまうため、業者は一定の質を保って工事を行うようになるのです。登録事業者ごとの保険証券発行実績などの情報は、(社)住宅瑕疵担保責任保険協会のホームページ上で公開されていますので、確認してみましょう。もちろん、万が一工事後に欠陥が見つかった場合、補修費用を保険金でまかなうことができます。補修費用は基本的に被保険者である事業者に支払われ、その業者が補修工事を行いますが、倒産するなどして補修工事が行えない状態だった場合は発注者に支払われます。つまり、この制度はリフォーム工事を発注する消費者が、手抜き工事や業者の過失、倒産などによって、大きな被害をこうむらないよう守るための保険なのです。

リフォーム瑕疵保険の意義と加入の方法

建築についての知識がない人にとって、よいリフォーム業者を見分ける方法は大きな課題です。この制度の登録時には、業者の信頼性や技術力が一定レベルに達しているかどうかを審査されます。そのため、登録業者であるかどうかが、よい業者を見分けるためのひとつの指標といえます。相見積もりをとる際は、登録事業者の中からいくつかを選んで見積もり依頼をするとよいでしょう。小規模な工事の場合、個別の事業者で対応が可能であり、必ずしもこの保険に加入する必要はありません。ただ、比較的大規模な工事になると、リスクを軽減するために加入したほうがよいケースも。実際に保険に加入する場合は、工事の内容を考慮してリフォーム会社に相談してみましょう。業者では加入のための書類を用意しており、手続きの詳しい方法を教えてくれます。リフォームは、ある程度まとまった出費をともなう工事。自分の身を守るために、加入の有無にかかわらず、これらの制度の内容を把握しておきましょう。

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