その「ほっこり」の使い方間違ってない?本来の意味とは

  • 2021年03月22日更新

思わず顔がにやけてしまう可愛いものや仕草を見た時など、「ほっこり」という言葉使っていませんか?語感的にも癒し系の言葉として使っていますが、その使い方は正しいでしょうか。実は、多くの人が「ほっこり」の使い方を勘違いしています。

「ほっこり」って実際はどんな意味?

「ほっこり」はもともと「京ことば」。方言が起源なのです。例えば、「今日は”ほっこり”したわー、ゆっくり休もう」という感じで使います。つまり、「ほっこり」というのは「疲れた」という意味です。もう少し正しくいうと、「適度な疲れ」を指す言葉です。

「ほっこり」の語源は「ホコル=物を焼く」です。体を動かすと、体が温かくなります。そういった様が「ホコル→ほっこり」になったと言われています。また、適度に体を動かすと、心もリフレッシュされ気分が良くなります。その様な心と体が満たされている状態を表す京ことばとして発展していったと言われています。

その「心地よい」という意味のニュアンスと音の雰囲気から、癒し系の意味として強くとられるようになりました。そのため、語感がにている「まったり」と混同されて、本来の意味とは違う使われ方が広まってしまったようです。

これは誤用!恥ずかしいぞ!

「ほっこり」の使い方の間違いは、世の中に溢れています。例えば、お店の名前。「ほっこり居酒屋」や「ほっこりCafe」があります。落ち着ける癒し系の空間ということを強調したいのでしょうが、本来の意味をあてはめると「適度に疲れる居酒屋・Cafe」になってしまいます。お店の総評価に重要な影響を与える店名ですから、正しい使い方をしてもらいたいものです。

他にも「ほっこりする画像、イラスト」の特集が雑誌やインターネットのページに掲載されていることがあります。可愛い動物や微笑ましい小さな子どもの素材が使用されていることが多いです。心が癒されるも画という趣旨だと思いますが、本来の意味を当てはめると残念なものになります。これだけ堂々と間違った使用が増えていくと、本来の「ほっこり」の意味ではなく、誤った方の意味が正しいものになってしまうかもしれませんね。

こちらもどうぞ

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ

新着記事