マンションの契約時に気をつけたいポイント

  • 2021年03月22日更新

売り出されていた素敵なマンション。売主と買主、双方の思惑と条件が一致して、いざ契約!そこですぐさま署名・捺印してはいけません。契約のときに取り交わした内容は、後々まで影響するものです。契約の時に気を付けたいポイント、チェックしておきたいポイントをご紹介します。

「すべては契約書の記載事項次第」、それがマンションの契約

希望していた条件がすべて整ったマンション。売主の売りたい額で、買主が買うことになりました。双方の思惑と条件が一致すれば、取引成立!不動産の売買は、一般的には高額取引なので、お店で小物を購入するときとは違い、契約書を作成して取り交わすことで成立します。契約書には、売主と買主の間での、売買代金や引き渡し時期、契約違反した際の対処方法など、不動産売買における約束事を記載し、意思確認のために双方が署名・捺印します。いったん契約書に署名・捺印すると、簡単には解除できず、契約後に起こるすべての事項は契約書にもとづいて処理されます。売主も買主も、トラブルになるようなことをしなければ、何の問題もありませんが、たとえば、引き渡し時期が大幅に延ばされてしまうなど、契約違反になることがあった場合、解決は契約書に基づいて手続きがなされます。このとき、売主と買主どちらかに不利な内容が書かれていても、契約書に記載されている限りは従わなければなりません。たとえ引き渡しが延期されて、住み替え費用が余分にかかることで不利益を被ったとしても、契約書にその際の取り決めが記載されていなかったり、売主側に有利になる内容が書かれていたりすれば、買主は受け入れるしかないのです。そうならないように、契約書の内容は自己責任でチェック。契約時に気を付けてチェックしたいポイントを、次の項でご紹介します。

契約時のチェックポイント

◆売買対象物件に関する事項:契約書には購入物件の情報である「売買の目的物の表示(登記簿の記載による)(第1条)」を記載しなくてはなりません。 購入物件が明確に記載されていることは、契約の大前提です。記載に漏れ・誤りがないかをしっかりチェックしましょう。
◆売買代金の額と支払時期:契約書の「売買代金、手付金の額および支払日(第1条)(第2条)(第5条)」が、購入するマンションの代金額と支払う時期を記載する欄です。この額が誤っていないか、支払いが可能な期日を指定されているか、どのような手付金であるか、手付金の額は妥当か、などをチェックし、併せて、手付金が解約手付であれば、いつまでに手付解除が可能かについても確認しましょう。
◆所有権の移転と引き渡し:通常、所有権移転と引き渡しは代金支払いと引き換えに、登記移転に必要な書類などを渡すことで行われます。引っ越しの時期など、予定を踏まえて、問題のない時期に設定されているかをチェックしましょう。
◆契約違反・解除に関する事項:売主と買主のどちらかが、引き渡し時期の延期や手付金未納など、契約内容に反する事を行った場合、その相手方に対して契約を解除し、損害賠償または違約金を求める旨の記載があるか、違約金についての記載があるかをチェックします。通常は売買代金の20%以内で違約金を定めます。
◆責任の所在:引き渡しまでの間に瑕疵(かし)が見つかった、または購入後に欠損が見つかった場合、その責任を負うのは売主か買主かを定める項目をチェックします。引き渡しまでの間の瑕疵は「危険負担」、購入後の欠損は「瑕疵担保責任」です。不動産の場合は当事者同士で自由に取り決め出来る事項であり、ここは十分に話し合っておく必要があります。
◆規制:不動産会社が売主である場合は、宅地建物取引業法により売買契約内容に制限が設けられています。制限に反する契約内容になっていないかをしっかりチェックしましょう。

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