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「スクールカースト」は「コミュ力」「容姿」「運動神経」、「社会人カースト」は「給与」で決まる!

  • 2023年06月27日更新

学校という世界は、同年代が集まっていながらそこに序列や隔たりを感じることがあります。最近ではそれを、身分制度になぞらえて「スクールカースト」と呼びます。今は社会人になった大人たちも、かつては「スクールカースト」なるものを感じていたのでしょうか。また、社会人にもカーストはあるのでしょうか。
今回、オウチーノ総研は、首都圏在住で20歳~39歳の男女860名を対象に、「『学生生活』に関するアンケート調査」を行いました。

7.7%が、小・中・高12年間「スクールカースト」のトップに君臨し続けていた!

7.7%が、小・中・高12年間「スクールカースト」のトップに君臨し続けていた!はじめに「あなたは『スクールカースト』のなかで、どの層にいたと思いますか?」という質問をしました。結果、小学校のときに「最上層」にいたと回答した人が7.2%、「上層」が10.3%、「中層」が19.3%、「下層」が5.7%、「最下層」が3.6%、「『スクールカースト』はなかった」という人が53.9%だった。中学校の場合、「最上層」が6.0%、「上層」が9.5%、「中層」が22.3%、「下層」が8.0%、「最下層」が4.8%、「『スクールカースト』はなかった」が49.4%でした。高校の場合は、「最上層」が5.8%、「上層」が8.8%、「中層」が21.6%、「下層」が8.6%、「最下層」が3.0%、「『スクールカースト』はなかった」が52.2%でした。また、小学校から高校までずっと「最上層」もしくは「上層」にいた、輝かしい学生時代を過ごした人は7.7%でした。
年代別に見ると、小学校のとき「『スクールカースト』はなかった」と回答した人は20代が44.1%、30代が64.2%、中学校のときは20代が38.9%、30代が60.3%、高校のときは20代が43.8%、30代が61.0%でした。若くなるにつれ、学生時代にカーストを感じていた人は増えるようです。
「最上層」もしくは「上層」と回答した人に理由を聞いたところ、小学校と中学校はともに「学業の成績が良かったから」という声が最も多く、具体的には「目立つタイプではなかったが、勉強ができたので一目置かれていた」(26歳/女性)や「成績も運動神経も良く、モテたから」(36歳/男性)などが挙がりました。小学校では次いで「クラスの中心だったから」という理由が多く、例えば「ガキ大将だったから」(27歳/男性)や「人気者だったから」(25歳/女性)などが聞かれました。中学校では「目立つグループにいたから」が続き、「派手なグループに所属していたから」(27歳/女性)や「リーダー的なグループにいたから」(24歳/女性)などが挙がりました。高校で最も多かった理由は「派手なグループにいたから」と「クラスの中心だったから」で、具体的には「イケメン集団にいてモテたから」(29歳/男性)や「打ち上げの幹事など、クラスのまとめ役をしていたから」(25歳/女性)、「垢ぬけた明るいグループにいたから」(38歳/男性)などが挙げられました。

「スクールカースト」を決めるのは、「コミュ力」、「容姿」、「運動神経」!

「スクールカースト」を決めるのは、「コミュ力」、「容姿」、「運動神経」!

次に「『スクールカースト』の序列を決めるものは何だと思いますか?」と聞きました。結果、「コミュニケーション能力」が47.0%と最も多く、「容姿」が43.7%、「運動神経」が28.9%、「学業の成績」が27.2%、「部活動」が22.9%と続きました。男女別に見ると、男性は「コミュニケーション能力」が最も多く50.2%、次いで「容姿」が37.2%、「運動神経」が32.9%、「学業の成績」が30.4%、「部活動」が26.6%でした。一方女性は「容姿」が49.5%と最も多く、「コミュニケーション能力」が43.9%、「運動神経」が25.0%、「学業の成績」が24.1%、「異性関係」が22.2%と続きました。女性の場合はより「見た目」や「人間関係」がカーストを左右するようです。
「コミュニケーション能力」を選択した理由を聞いたところ、「交友関係に影響があるから」という声が最も多く、具体的には「社交的な人は下層にはならないと思うから」(29歳/女性)や「友だちが多くて明るい子が人気だったから」(26歳/女性)などが挙がりました。他には「主導権を握れるから」という理由が多く、例えば「多くの人に認知されやすいから」(23歳/女性)や「場の空気を主導できるから」(27歳/男性)などの声が聞かれました。
「容姿」については、「目立つから」という理由が最も多く、具体的には「見た目が優れていると一目置かれやすいと思うから」(27歳/女性)や「容姿が良いほど求心力があると思うから」(25歳/男性)などが挙がりました。次いで「判断しやすいから」が多く、例えば「見た目は重要な判断材料となりうるから」(39歳/男性)や「一番分かりやすいから」(35歳/女性)などの声が聞かれました。他には「類は友を呼ぶから」という理由も多く、具体的には「容姿が似た者同士が友だちになるから」(26歳/女性)、「可愛い子やモテる子のいるグループは上層になることが多いから」(38歳/女性)などが挙げられました。
「運動神経」では「目立つから」という声が最も多く、例えば「学生には部活や運動会、体育など運動神経があることによって輝ける場所が多くあるから」(23歳/男性)や「学生時代は有無を言わさず、運動ができたら天下を取れたから」(28歳/女性)などが挙がりました。他には「幼いほど運動神経が良い=リスペクトの対象になるから」(25歳/女性)や「特にサッカー、バスケができるかが大きく影響する」(38歳/男性)などの声が聞かれました。

「社会人カースト」は「給与」で決まる!?

「社会人カースト」は「給与」で決まる!?最後に「『社会人カースト(同年代のなかでの序列)』はあると思いますか?また、ご自身は現在どの層にいると思いますか?」と質問しました。結果、「最上層」と回答した人が12.8%、「上層」が13.4%、「中層」が32.1%、「下層」が14.8%、「最下層」が7.0%、「『社会人カースト』はないと思う」が19.9%でした。
「『社会人カースト』はないと思う」と回答した男性は23.2%、女性は16.2%でした。社会人は、女性の方がカーストを感じている人が多いことが分かりました。
それぞれ理由を聞いたところ、「最上層」・「上層」と回答した人、「下層」・「最下層」と回答した人ともに「給与」という声が最も多く、「最上層」もしくは「上層」では具体的に「出世も早いし給料も高く、上から評価されているから」(28歳/女性)や「それなりの職につき、それなりの給与を得ているから」(37歳/男性)などが挙がりました。「下層」もしくは「最下層」では、例えば「この先、たいして給料が上がりそうにないから」(29歳/男性)や「金銭的に苦しく、付き合いが悪いと思われている気がするから」(27歳/男性)などの声が聞かれました。
「中層」と回答した人では「平均的な生活を送っているから」という理由が最も多く、具体的には「仕事もプライベートもまあまあ充実しているから」(26歳/女性)や「家柄も学歴も職業も普通だから」(32歳/女性)などの声が挙がりました。
「『社会人カースト』はないと思う」と回答した理由は「人それぞれだから」が最も多く、「自分なりの生き方を知ったから」(34歳/男性)や「それぞれの生き方が全く違うので比べにくい」(27歳/女性)、「相手に干渉しないから」(33歳/女性)などが具体的に挙がりました。
学生時代は成績以上に人間関係や見た目、キャラなどによって決まっていたカーストも、社会人になるとステータスがものを言うようになるようです。

※調査概要
有効回答 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住で20歳~39歳の男女860名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2016年3月4日(金)~3月8日(火)

この記事を書いた人
編集部 池田

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