ソフト巾木とは。リフォーム素材の選び方

  • 2021年03月22日更新

リフォームの内装工事で登場する「巾木(はばき)」というものをご存じですか? 巾木はそれほど目立たない存在ですが、お部屋のイメージを左右するものです。近年の住宅建築では、「ソフト巾木」と呼ばれるものが主流になってきています。この巾木についてご紹介していきます。

汚れや傷を防いで美しい仕上げに。巾木って何?

巾木は壁と床の接する部分の壁に使用される部材です。もとは「幅木」ですが、建築図面では略して巾木と表記するのが一般的です。主に高さ6cm程度の横に長い板で、高さ1m程度あるものになると「腰壁(こしかべ)」と呼ばれます。内装には広く使用されていますが、外装で用いることもあります。その場合は玄関ポーチやアプローチなど、雨が直接かからない場所にしか使用しません。部材と部材が接する部分を美しく仕上げるための「見切縁(みきりぶち)」と呼ばれる部材の一種で、天井と壁の接する部分に設ける「廻縁(まわりぶち)」や、和室で巾木の代わりに用いる「畳寄せ」なども同じく見切縁の仲間です。床と壁が接する部分はちょっとした寸法の違いなどで見た目が損なわれやすく、ベテランの職人でも巾木なしできれいに仕上げるのはかんたんではありません。また、巾木を設けるのには仕上げを美しくする以外にも、汚れや衝撃を防ぐという目的があります。床付近の壁は、足や掃除機などが当たりやすく、汚れがつきがちで傷がつくことも多いものです。巾木は壁紙などの壁材に比べて強度があるので、これらを防ぐことができます。巾木はどうしても設けなければならないものではなく、例えば壁材が石材やタイル材など、汚れや傷がつきにくいものなら無理に使用する必要はありません。内装材の強度とデザインを考慮し、巾木を設けるかどうかを決めましょう。

お手ごろ価格で施工もかんたん!ソフト巾木とは

巾木の役割を考えると、素材には一定の強度が求められます。近年、強度と柔軟性を併せ持った樹脂製の「ソフト巾木」が広く用いられるようになってきました。巾木は床材に応じて素材を決めるのが一般的。クッションフロアなどの弾力性のある床材なら、床の不陸(平らでないこと)が目立たないようソフト巾木を使いましょう。床材が石材やタイル材、金属などの場合は無理に巾木を使う必要はないのですが、あえて巾木を設ける場合、通常は床材と同じ素材を用います。フローリングではデザインの調和を考え、木製の木巾木を使うことが多いのですが、近年になってフローリングでもソフト巾木を使うケースが増えてきました。色や質感のバラエティが豊富で、木目調や石目調などからお部屋のデザインに合わせて選択できることが人気の理由です。木巾木に比べて施工性が高く、1本が約90cmなのでDIYで施工する場合の運搬も苦になりません。ソフト巾木のもう一つの魅力は非常にお手ごろな価格。使用頻度の高い、高さ6cmで幅90cmの無地のタイプなら、1枚あたり100円前後で手に入ります(同じく施工費は含みません)。木目調などのデザイン性に富んだものでも、一般的に木巾木に比べるとお手ごろになることが多いようです。値段とデザイン、機能のバランスを考え、ニーズに合った巾木を選びましょう。

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