ウォシュレットの使い方が意外と知られていない
- 2018年03月05日更新

今や公共施設でも当たり前のように見かける、お尻の洗浄器、ウォシュレット。外国人旅行客にも好評と言われる、日本生まれのトイレ関連機器ですが、正しいようでいて実は間違った使い方をしている人も意外に多いのでは?ウォシュレットの正しい使い方と、してはいけない使い方を知って、明日からもっと快適なウォシュレット生活に。
ウォシュレットの正しい使い方(?)
「お尻だって、洗ってほしい。」という鮮烈なキャッチコピーで知名度を急上昇させた温水洗浄便座「ウォシュレット」。この名称は日本で温水洗浄便座を最初に開発・発売した衛生陶器・住宅設備機器メーカー「TOTO」の商標登録ですが、他社で発売される同様の製品もすべて「ウォシュレット」と呼ばれてしまうくらい、定着した呼び名になっています。お尻めがけて温水を発射し、お尻の穴周辺をきれいに洗うこの「ウォシュレット」、“正しい”使い方を意識したことはありますか?「便座に腰かけてボタンを押せばいいんでしょ」という人は、もしかしたら間違った使い方をしているかもしれません。ウォシュレットにも「正しい」使い方は、あるのです。正しい順序を見てみましょう。
1.便座に深く腰かけて、排便する
2.排便を終えたら、操作パネルの「水勢」を確認し「最弱」に設定
3.「おしり」ボタンを押す(温水が出たら「水勢」を調節して好みの水圧に)
4.好みで「ムーブ」ボタンを押して肛門の周囲を満遍なく洗う
5.10秒程でとめる(長時間洗い過ぎると肌が荒れたり傷んだりする)
6.トイレットペーパーを軽く押し当てて水分を取る(必要以上に刺激を与えるのでこすらない)
7.トイレから腰を上げて、便座の後ろに水滴がついていたら拭き取って、すべて流す
ウォシュレットの「間違った」使い方
この「正しい」使い方の中で、「水勢」をなぜ「最弱」にする必要があるのでしょうか?肛門はとってもデリケートな部分。強い水流で洗うと、細かい傷がついてしまうこともあります。また、水の強さで便器周辺に汚れが飛び散ってしまい、エチケットの面でもよろしくありません。ウォシュレットの洗浄力は、弱い水流で汚れを溶かして流すことで十分に発揮できます。他にも、実はいけない、ウォシュレットの間違った使い方を挙げてみます。
●間違った使い方その1:排便前に使う
排便前にウォシュレットを使用して、その刺激で便意を促す人がいるそうですが、これは絶対にやってはいけないこと。ウォシュレットによる刺激がないと排便できない癖がついてしまいます。
●間違った使い方その2:肛門を広げて直腸まで洗う
肛門の奥(直腸)まで洗うと、直腸の粘膜を保護している粘液まで洗い流してしまい、細菌が直腸に入りやすくなって直腸炎や大腸炎など肛門系疾患を患いやすくなってしまいます。ウォシュレットでの洗浄は肛門周囲にとどめましょう。
●間違った使い方その3:トイレットペーパーで拭いてから洗浄する
もともと、肛門の汚れを温水で落とすためのものですから、トイレットペーパーを使う必要はありません。トイレットペーパーで拭いてから使うと、汚れをこすりつけてしまうので落ちにくくなります。
間違った使い方をしている人が多いせいか、近年、ウォシュレットの使い過ぎが原因で肛門の皮脂が取れ過ぎる「トイレシャワー症候群」で病院へかかる人が増えているとも言われています。体と同じで、肛門も洗い過ぎは良くありません。「お尻だって」正しく「洗ってほしい」のです。ウォシュレットを正しく使って、快適なお通じを。
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