• 2016/05/23
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リフォームコンテストで入賞する「リノベーション」を見てみたい! 傑作リノベ事例Vol.1

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中古住宅売買やリフォームの世界に一歩足を踏み入れたなら、誰もが耳にしているであろう「リノベーション」。もともと定義が曖昧な言葉でもあり、世の中には多くの「リノベーション」物件が存在します。今回、紹介するのはリフォームコンテストで入賞経験のあるリノベーション事例(「2014年度ジェルコ(JERCO)リフォームデザインコンテスト 関東甲信越支部大会 入賞」)です。コンテストで評価されるような「リノベーション」にはどんな特徴があるのか、探ってみたいと思います。

理想と建物の現実とのギャップをどう解消するか

紹介する事例は、結婚を機に中古住宅を購入した夫婦が入居前に行ったリノベーションです。リノベーションを行う目的は、入居者の理想とするところと実際の建物との間に様々なギャップがあるためです。リノベーションがどのようにこのご夫婦のギャップを解消したのか、具体的な工事箇所を見てみましょう。

● 暗くて閉鎖的なキッチンを1Fから2Fへ移動

最初のギャップはキッチンです。光と風が届く開放的な理想のLDKに対し、既存のキッチンは北側にあり暗く閉鎖的でした。その解決方法が2Fへの移動でした。和室・洋室と細かく仕切られていた壁を取り去り、2FをまるまるひとつのLDKにしたのです。光を存分に取り込んだキッチンはまるで、カフェレストランにある厨房のようです。さらにシンクまわりやコンロ前にタイルを施工したことで、家具のようにLDになじむキッチンになりました。

● 玄関・ホールの圧迫感にオープンな収納棚を設置

続いての課題は玄関・ホールです。家の中央に配置されているせいか光が届かず、圧迫感を感じさせるものでした。とはいえ、キッチンのように位置を変えることは簡単には行える方法ではありません。
そこで取り組んだのが、洋室のクローゼットを一部削り、筋交と基礎を活かしたオープン収納棚を造作する方法でした。オープン棚にすることで圧迫感を緩和することが狙いです。さらにオープン棚は飾り棚としても利用でき、玄関にもグリーンを配置することができました。位置を変えるなど大規模な工事をせずとも、暗く・狭い印象の玄関が明るく広い空間へと変容しました。

ふたつの工事箇所を見ていただきましたが、理想と現実のギャップが解消されていることが良く分かります。その方法も大掛かりなものとちょっとした工夫によるものと違いがある点が面白いですね。また、理想とする住まい方があってこその課題解決です。施主(リノベーションの依頼主)の立場からすると、理想とする住まい方をよりイメージすることが、仕上がりに大きな影響を与えることは覚えておきたい点です。

使われ方を変えるだけで、建物は再生する!?

「リノベーション」には、間取りを大幅に変えるもの、躯体のみ残しそれ以外の壁や柱はすべて取り払ってイチから作るもの、といったイメージを持っている人も多いかと思います。確かにそれらもリノベーションのひとつではありますが、すべてではありません。これまでの使われ方を変えて、別の使い道を建物に与えてあげることのほうが、むしろリノベーションの本質的な意味である「革新、刷新、修復」に近いのかもしれません。

● 洋室のウォークインクローゼットをキッチンパントリーへ

キッチンの収納は、洋室のウォークインクローゼットとして利用されていたスペースをパントリーへと役割変更することで対応しました。キッチン家電がすべて納まり、使いやすさも抜群。台所の必需品、冷蔵庫やレンジなどの家電類がパントリー内にきれいに収まっています。パントリーでモノをうまく収納できている分、LDKはすっきりとしました。
パントリー内の細かく仕分けた棚は可変式。階段上にあった空間も使い、奥行きの違う収納棚が左右に用意されています。扉はあえてつけず、オープンなので出入りも楽ちんのようですし、なにより開放感がありますよね。

● 和室の押入れをリビング内のワークスペースへ

リビングに設けたワークスペースと収納は、もともと和室の押入れだった場所を利用しています。押入れというコンパクトな空間が、工夫を凝らすことで「ワークスペース」「収納」というふたつの役割を新たに与えられた形になりました。
ワークスペース右側柱は、板を貼って淡い色を塗装しています。壁は珪藻土を塗ったものと板貼のものとが組み合わさり、双方が創りだす微妙なニュアンスにこだわりを感じられる空間になっています。

いずれのケースも既存の建物に大掛かりな手を加えるのではなく、目的を変えてあげることで再生された好例といえるでしょう。今あるものをどう活かすか。コストの面でも、またエコロジーの面でもリノベーションの意義が存分に発揮されていると思います。

「住む人のこと、住んでからのこと」を考えるリノベーション

「リノベーション」には様々な種類があることを冒頭でお話ししました。たとえば中古購入時のケースでも、リノベーション済み物件を購入するのと、購入した中古物件をリノベーションするのとでは、同じ「リノベーション」でも大きな違いがあることに、この事例を見ていても気づかされます。今回紹介しているのは後者のケースですが、住む人と一緒に行ったリノベーションであることが伺えます。たとえばトイレです。1階と2階は同じ壁面を塗装していますが、イメージががらりと変わった空間になっています。どちらもDIYが趣味の施主(奥様)さんが塗装されたものだそうです。しかも塗り替えしやすい壁紙なので、将来の塗り替えも簡単にできるとか。
またこちらの住まいの特徴のひとつになっているリビングや玄関で筋交いを飾り棚として利用する工夫も、インテリア好きの施主さんのセンスが発揮されるようになっています。
住んでからの楽しみにもあふれた「住まい」。なるほどコンテストで入賞することも納得の、上質な「リノベーション」事例ですね。

■ リノベーション概要

  • <物件種別> 一戸建て
  • <築年数> 15年
  • <工期> 70日間
  • <家族構成> 大人2人
  • <きっかけ> 結婚を機に中古物件の購入
  • <施工> LOHAS studio
  • <受賞暦> 2014年度ジェルコ(JERCO)リフォームデザインコンテスト 関東甲信越支部大会 入賞
ライター/ヨムーノ編集部
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