壁に穴があいてしまったら…

  • 2021年03月22日更新

一時期流行した「壁ドン」を、実際にやってみたら壁に穴があきました……なんて人はそう多くはないでしょうが、壁に穴があくこと自体は、はっきり言って、あります。画鋲を挿しただけでも、壁には穴があくのです。賃貸のお部屋の壁に、画鋲(または「壁ドン」)で穴をあけてしまったら、自分で直しますか?業者に依頼しますか?

押せば(挿せば)壁には穴があく

隣の部屋の騒音が気になって、「うるさい」という意思表示をするために、壁を殴って音をたてる行為を表現するネットスラング「壁ドン」。男性が女性を壁際に追いつめて手を壁につく、少女マンガでは憧れの対象になる行為にまで意味が広がりましたが、どちらにしても「ドン」と音をたてるくらいに壁に圧力をかけています。これ、いわゆる「薄い壁」だと、かなり危険な行為。賃貸アパートなど木造・鉄骨住宅に多い、隣の部屋と部屋の間に空洞がある石膏ボードあるいは板の壁は、壁そのものは薄いので、瞬間的な力がかかることに耐えられず、穴があいてしまいます。隣の部屋がうるさくて「壁ドン」で隣人を牽制したら、壁に穴があいてさらにうるさくなった、なんて事例は、実際には多くはなさそうですが、たとえば、足のかかとがあたった、廊下で転んで頭をぶつけた、くらいで穴があくことは、実は結構あります。また、強い力でなくても、「穴」はできます。最も多いものが、画鋲を挿した壁の穴。ポスターやカレンダーなどを貼るために画鋲または取り付け用のネジを挿して壁紙と壁に小さな穴があき、退去時に壁の修繕費を請求される羽目に陥ることは珍しいことでは全くありません。

自分で直せる壁の穴、直せない穴

壁にあいた穴は、画鋲を挿した跡くらいの小さなものなら、頑張れば自分で直せます。壁紙の色が白ければ、穴を埋めるようにして修正テープを貼ったり、木工用ボンドを埋め込んだりするだけで、目立たなくなります。紙粘土をパテ代わりにして埋め込む方法なら、ネジ・釘穴くらいの大きさでも自分で出来そうです。それより大きな壁の穴であっても、自力で修繕することも出来ます。穴の周囲の壁紙をカットして、石膏で穴を埋めた後、カットした形に合わせて壁紙を切って貼れば、上手な人ならほとんど分からなくなるくらいに修繕できるでしょう。ホームセンターなどでは「壁の穴修繕キット」なるものも数千円で販売されているので、それらを使うのも一手ですね。しかし、DIYに自信のある人でなければ、ゲンコツくらいのサイズにあけた壁の穴を自力で修繕することは、かなりのハイレベル。石膏ボード一枚の単純な壁ではなく、断熱材が入っているような特殊素材の壁に穴をあけた場合は、素材を自分で購入することが難しいので、自力での修繕は更にハイレベルです。頑張ることも大切ですが、直したらその部分だけ目立ってしまったという事態になるよりは、数万円の費用をかけてでも素直に業者へお願いすることも大切です。意外に、ちょっとした衝撃で壁は穴があきます。いっときの感情を壁にぶつけて穴をあけ、壁も懐も、心も痛めていろいろ後悔することのないように、「壁ドン」は外の分厚いコンクリート壁でどうぞ(自分の手は傷みますけれどね)。

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