吸引力が弱いかもと感じたら・・・レンジフードの適切な高さとは

  • 2016/07/02

キッチンのリフォームなどで、カウンターやコンロの高さなどは気にしても、レンジフード(換気扇)の高さはあまり気にしないことが多いのでは?
レンジフードは適切な高さにないと頭をぶつけたり、吸引力が弱まったりしてしまい、キッチンの快適性を大きく損なってしまう可能性があります。ジャストな高さが何センチになのるか、確認してみましょう。

キッチンの盲点? レンジフードの高さ

キッチンのリフォームではコンロとシンクの高さを自身の身長に合わせて調整したり、カウンターを高めにしたりと、キッチンで使うモノの「高さ」は重要なチェックポイントです。

その中で、見落とされがちなのがレンジフード(換気扇)です。壁に埋め込まれた、羽型の換気扇とは違い、室内にせり出したレンジフードは、設置位置が低すぎれば調理の際に頭をぶつけ、高すぎればコンロから離れすぎて換気能力が弱まってしまいます。使い勝手を考えて設置位置を決めたいところですが、レンジフードの設置については各種法規によっても様々な規定がなされています。

建築基準法及び建築基準法施行令では「排気フードの設置高さは、火源または調理機器に設けられた排気口からフード下端までの高さを100cm以下にしなければならない」と定められています。

一方、火災予防条例準則では「レンジフードファンのグリスフィルターと火源との距離は80cm以上これ以外の物と火源との距離は100cm以上」とされています。

つまり、レンジフードの高さは、コンロから80~100cmの幅をもって調節できるということです。

夫婦でキッチンを使う場合は、レンジフードの高さに余裕を

建築関連業者の間で言われる、キッチンの高さの目安は、一般的には「身長÷2+5cm」とされます。たとえば身長160cmの奥さんであれば、キッチンの適切な高さは160cm÷2+5cm=85cm。キッチンの高さを85cm、コンロからの高さを80cmとしたら、床からレンジフードまでの高さは、85cm+80cm=175cmということになります。

このケースでは、身長180cmの旦那さんが料理をするとレンジフードに頭をぶつけてしまうことになりますので、もう少し高さに余裕をもたせておく必要があります。家の中で料理をする人が誰で、その頻度がどれくらいなのかなどを考慮してレンジフードの高さを設定するようにしましょう。

なお、IHコンロは、上昇気流がガスコンロより弱いために臭いが低いところでたまりやすいため、レンジフードはあまり高く設定しないほうが効率良く換気してくれるそうです。

また、人気のある対面タイプのキッチンは、室内の気流の影響を受けやすいため、換気効率を優先して高さを決める必要も出てきます。キッチンに立つ人の身長に加えて、部屋の環境や、キッチンの形状なども、レンジフードの高さは大いに影響を受け、快適なキッチン環境の形成に影響を及ぼすのです。

なのに、見過ごされがち。「部屋がいつも煙で充満する」「ガスコンロの前に立つと頭をぶつけてばかりいる」という事態にならないためにも、レンジフードの高さにまでしっかり目を向けて、美味しいお料理を作って下さい。

この記事をSNSでシェアする

関連する記事があります

特集記事

この記事に似ている記事があります

新着記事