子どもに就いてほしい仕事は何?専門性の高い業種が人気!

  • 2021年03月22日更新

自分たちが学校を卒業し社会に出たように、自分の子どももいつか働き始めます。進学先などに親の意向が大きく影響することは多いですが、子どもの将来の職業に対しては、親たちはどのような希望を抱いているのでしょうか。

親世代は子どもの職業に「大企業の社員」「手に職」を望んでいる!

将来、子どもに就いてほしい職業は何ですか?はじめに「将来、子どもに就いてほしい職業は何ですか?」と聞きました。結果、「大企業の社員」と回答した人が最も多く22.4%、次いで「手に職系(士・師業など)」が22.0%、「教師・公務員」が18.9%、「芸能・芸術系」が6.2%、「ベンチャー・中小企業の社員」が6.0%、「起業・自営業」が3.9%、「専業主婦・主夫」が2.4%、「その他」が6.3%でした。また、「特になし」と回答した人は40.5%でした。
また男女別に見ると、「手に職系」と回答した男性は18.3%、女性は25.7%でした。女性の場合、「大企業の社員」と回答した人を上回る結果となりました。結婚・出産を機に一度仕事を辞める人も多い女性だからこそ、手に職をつけることのメリットを感じているのかもしれません。また、「特になし」と回答した男性は43.4%、女性は37.5%でした。母親の方が父親に比べ、子どもに将来就いてほしい職業があるようです。

「大企業」や「手に職」、その理由は?安定性がカギ。

「大企業の社員」と回答した人にその理由を聞きました。最も多かったのは「安定しているから、安心だから」という理由でした。具体的には「生活の安定性、社会的評価の高さから」(46歳/男性)や「安定した仕事環境があると思うから」(41歳/男性)、「安定しているし、結婚相手の親などに反対される要素が減ると思うから」(31歳/女性)などが挙がりました。次いで「収入が良いから」という声が多く、例えば「社会的信用と安定した収入が確保できるから」(45歳/女性)や「給料で苦労することが少なそうだから」(35歳/男性)などが聞かれました。他には「自分が働いていて楽しかったから」(39歳/女性)や「教育がしっかりしていると思うし、ビジネスの基本を知ることができるから」(49歳/女性)、「福利厚生の充実した、女性が長く続けられる会社に入ってほしいから(46歳/女性)などが挙がりました。また、具体的に「トヨタ」や「電通」など企業名を挙げる人もいました。
「手に職系」と回答した人からは「食いっぱぐれなさそうだから」という声が最も多く、具体的には「景気の動向に左右されにくいと思うから」(43歳/女性)や「専門分野がある人が最終的に強いと思うから」(32歳/女性)などが挙がりました。次いで「転職や職場復帰に有利だと思うから」という声が多く、例えば「女の子なので、結婚や出産を経ても再就職しやすい職種を選んでほしい」(38歳/男性)や「私自身、出産後に仕事復帰する際、資格が役立ったから」(35歳/女性)などが聞かれました。他には「個人として価値を産み出せる立場を目指してほしい」(36歳/男性)や「定年がなく、生涯賃金が高いから」(47歳/女性)などが挙げられました。また、具体的な職業を挙げた人では、「医者」と回答した人が最も多く、他には「看護師」や「薬剤師」などが多く挙げられました。
「教師・公務員」では「安定しているから」という理由が約半数を占めました。例えば「安定しているし、ローンを組むのにも苦労が少なそうだから」(35歳/男性)や「生涯安定していそうだから」(44歳/男性)などの声が聞かれました。次いで「本人に向いている・望んでいるから」が多く、「本人が学校の先生になりたいと言っているから」(32歳/女性)や「人に教えることがとても上手なので」(48歳/女性)などが具体的に挙がりました。他には「自分が叶えられなかった夢だから」(33歳/男性)や「一人っ子なので、安定した職業を選んでくれると嬉しい」(38歳/男性)などが挙げられました。

専門性の高い業種が人気!

将来、子どもに就職してほしい業種はありますか?

次に「将来、子どもに就職してほしい業種はありますか?」と聞いたところ、「医療・福祉」が最も多く11.6%、「官公庁・公社・団体」が8.8%、「学術研究・技術」が6.2%、「公的機関」が6.0%、「IT・通信・インターネット」が5.1%と続いた。反対にワースト3は「保険」が0.8%、「卸売り・流通・小売り」が0.9%、「農林水産業」が1.1%でした。

同じ轍は踏ませたくない……不景気を案ずる親が多い!?

「医療・福祉」と回答した人にその理由を聞いた。最も多く挙がったのは、「人の役に立ってほしいから」という理由でした。具体的には「直接人の役に立つ仕事だから」(36歳/男性)や「社会貢献になるから」(46歳/男性)、「人のためにもなるし、仕事に誇りを持ってできると思うから」(48歳/女性)などが挙がりました。次いで「働き口がなくならないから」という声が多く、例えば「高齢化社会で今後ニーズがさらに拡大すると思うし、仕事に溢れることがなさそうだから」(41歳/女性)や「なくなる仕事ではないから」(44歳/女性)などが聞かれました。他には「これからの成長分野だから」(49歳/男性)や「私がこの業種のため、多少アドバイスできることがあると思うから」(35歳/女性)などの声が挙がりました。
「官公庁・公社・団体」では「安定しているから」が圧倒的に多く、具体的には「公の仕事だから安定していると思う」(38歳/男性)や「堅い職業だし、ブラック企業ではなさそうだから」(46歳/男性)などが挙がりました。次いで「景気に左右されないから」という声が多く、例えば「リストラや倒産はないと思うから」(41歳/女性)や「老後まで安心して生活できそうだから」(40歳/男性)などが聞かれました。他には「社会的信用が得やすいから」(45歳/女性)や「怪しくない組織に勤めてほしいから」(43歳/男性)などが挙げられました。
「学術研究・技術」と回答した人からは「本人が好きだから・目指しているから」という声が最も多く、例えば「本人が理系志望で、実験が好きだから」(39歳/女性)や「子どもが興味を持っているから」(41歳/女性)などが聞かれました。次いで「得意分野を活かしてほしい」という理由が多く、具体的には「機械技術を勉強しているから」(42歳/男性)や「化学に興味を持っているので、その道に進むなら応援したい」(40歳/女性)などが挙がりました。他には「自分の好きなものを探求し続けてほしい」(39歳/女性)や「職に就くまでは長く厳しいが絶対に楽しいと思うから」(36歳/男性)、「自分が最初に憧れていた業種だから」(46歳/男性)などが挙げられました。

親は自分の就職先を選ぶ時と同じかそれ以上に、子どもの就職先に安定性を求めている人が多いことが分かりました。親は、子どもがいくつになっても心配なもの。子どもの人生は親の思い通りにはならないことの方が多いですが、自分の経験や挫折した夢を子どもの職業に少しでも活かしたいと思うのが親心なのでしょうか。

※調査概要
有効回答 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住で子どもがいる30歳~49歳の既婚男女1,159名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2016年7月11日(月)~7月13日(水)

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