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もっとも古い会社は?大手不動産会社の歴史

  • 2018年03月05日更新

住まいの購入時だけでなく、賃貸アパートを借りるときや駐車場の契約を行うとき、あるいは都会を離れ田舎に家が欲しいと考えたときも、必ずお付き合いするのが不動産会社。生活の身近にある業種ですが、そもそも“不動産業”というのはいつの時代からあるのでしょうか?不動産そのものの成り立ちも含め、大手不動産会社の歴史を紐といていきましょう。

中世まで遡る不動産の歴史

「財務省の統計によると、日本全国にある不動産業の法人数はなんと30万社以上(2012年調べ)。町の小さな不動産屋から国家的な開発プロジェクトをリードする大規模ディベロッパーまで、その規模も内容も様々です。そもそも日本に「不動産」という言葉が登場したのは明治初期だといわれています。しかし遡ってみれば、江戸時代には長屋という場所で大家と店子の関係はすでに生まれていました。さらに遡れば、平安時代には荘園による土地管理という概念が生まれています。ヨーロッパでも同様に荘園制による土地所有が中世にはすでに行われていました。不動産業そのものは非常に古い時代から発生していた仕事だといえます。日本で最も古い不動産会社は「東京建物」で、1896年(明治29年)に設立しています。ほかの大手不動産会社の多くが昭和10年以降に誕生しており、東京建物は日本のディベロッパーの先駆け的存在となりました。日本で最初の住宅ローンを始めたのも同社で、日本の住宅ローンは金融機関ではなく、不動産会社から生み出されたといえるでしょう。また不動産鑑定業務の礎を築いてきたのも、やはりパイオニアである同社。同社が不動産業を総合的に取り扱うスタイルを築き、その後多くの大手不動産会社が誕生したのです。

大手不動産会社ならではの歴史と信頼

住まいのブランディングで不動の地位を築いたのが「野村不動産」です。不動産事業の開始は1957年からで、三井不動産(1941年設立)、三菱地所(1937年設立)に比べると後発ですが、同社の「PROUD(プラウド)」シリーズが人気を呼び、2012年にはマンション供給戸数ランキングで首位となっています。マンション供給戸数では「大京」も長年トップの座をキープしてきたマンションディベロッパーの先駆け的存在。共用玄関のオートロックシステムや宅配ロッカーを最初に導入したのは同社の「ライオンズマンション」シリーズです。このように大手ディベロッパーの歴史を紐といていくと、それぞれの企業の得意な面も見えてきます。長い歴史は信頼の証しでもあり、住まい選びの参考にもできるでしょう。

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