実は健康的!?「北枕」のメリット

  • 2021年03月22日更新

北枕ってなんだか縁起が悪そう……というイメージは、少し変えてみた方がよいかもしれません。じつは風水の面から見ても北枕は決して悪い方角ではありません。さらに科学的な視点からも「熟睡しやすい」というメリットがあります。睡眠不足が指摘される現代人にとって、気持ちよく熟睡できる環境は健康にも好影響。北枕がなぜよいのかを調べてみました。

北枕は血行の流れをよくする!?

「昔の人が「北枕はあまりよくない」と言ったのは、お釈迦様が亡くなったときに頭を北にして弔われたという言い伝えから、亡くなった人を寝かせる場合の方角とされたからです。

そのため今でもお年寄りの中には北枕に抵抗がある人が多いのです。しかし一方で風水の面から見ると、北枕は決して悪いものではないそうです。諸説ありますが、北枕は金運上昇や出世運が強くなるといわれています。ちなみに南枕はパワーが強すぎる、怒りっぽくなるといわれ、あまり好ましくない方角だとか。

では、科学的な視点から北枕を考えてみましょう。古くから販売されている睡眠グッズとして磁気枕がありますが、この磁気・磁場が睡眠には大きく影響してきます。そもそも人間の脳の神経細胞は電気信号を発しており、それによって情報が伝達されるといわれています。

実際に脳への電気治療なども行われています。脳が電気信号を発することで人間の頭の周りには微弱な磁場が生まれます。つまり人間の体や脳は磁場・磁気の影響を受けやすいのです。北半球では磁場は北から南に流れます。そのため頭を北にすることで磁場の流れに沿って血行の流れもよくなり、睡眠中に疲れがよくとれるという考えがあるのです。

北枕は光を遮りリラックス効果も高い

もう一つ、北枕が熟睡しやすいという理由があります。それは外からの日差しとの関係です。熟睡の条件として「光・照明をさえぎる」ことは基本です。夜中に起きるときのために、豆電球やフットライトを点灯して寝ている人も多いですが、一般的な豆電球の明るさでは、すでに熟睡の条件を超えているそうです。

一説には0.1~0.3ルクスの明るさが熟睡にはよいといわれており、それは月明かり程度の明るさになります。日本の家の場合、北側に玄関や大きな窓を設ける家はあまり多くありません。やはり採光を意識して南側に大きな窓を設けたり、風水の面から北玄関を避ける風習が今なお根強いです。そのため北枕なら、窓から差し込む日差しのせいで早朝に目が覚めることも少なく、また北側に窓や玄関などの開口部が少ないため、すきま風や寒さで熟睡を妨げられる心配もないのです。

なおしっかりと熟睡して健康的に暮らしたいのなら、北枕にするだけでは足りません。日中にある程度の日差しを浴び、適度な運動も行い、さらに就寝前にはパソコンやスマホをあまり触らないようにするなど、他にもいろんな工夫が必要です。ただし一番大事なのはリラックスすること。落ち着いた北枕なら、リラックス効果も期待できそうです。

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