• 2017/10/06
  • PR

リビング学習のウソ・ホント?育てたい「頭がよい子」ってどんな子

20171006 communication

親が子どもにかける期待は様々ですが、頭のよい子に育ってほしいと、たとえそれが第一の望みではなくとも思ってしまうものです。
そのために親として何をしてあげればよいのでしょうか?

例えば健康に育ってほしいと思ったら、栄養のバランスのとれた食事を提供したり規則正しい生活を送らせたりなど、ある程度親が管理することで叶えることができそうです。
一方頭をよくするとなると、学校での勉強以外に優秀な家庭教師や高額な塾に通わせることが必要と思いがちです。
しかし家の環境を変えることで、頭のよい子が育つ秘訣があるのです。

そんな「頭のよい子が育つ家」とはどんな家なのでしょうか?
そこで『頭のよい子が育つ家』(文春文庫)一部をご紹介しながら、著者である四十万靖さんにポイントを聞きました。

四十万靖さん(四十万未来研究所代表理事)
1959年、東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、商社勤務などを経て、2003年にエコス・コーポレーション(現スペース・オブ・ファイブ)を設立。2014年、日本うまれ世界育ちの頭のよい子研究機関として新たに四十万未来研究所を設立。代表理事に就任。「頭のよい子」に関連した体験教室、モデルハウス施工、ライセンス事業を多角的に展開している。

四十万さんは「このまま少子化が進めば、いつかこの国は破産するかもしれません。つまり、今の子どもが大人になった時、日本はもっと厳しい状況にあるということです。そんななか、若い人は自分でどんな状況でも稼ぐことがわさらに重要になってくると思います。そうなった時最も重要なのが『コミュニケーション能力』です」と。

また、「人には『スキル(技術)』と『テクニック』があり、テクニックと違ってスキルはそう簡単には身につかず、身についたスキルは一生自分の役に立つ。だから『スキル』として何を身につけさせるか……『コミュニケーション能力=子どもが自ら考える力』が最も大切な力なのです」とのこと。

そこで本から抜粋した、子どもとのコニュニケーションがとれる家の条件を紹介します。

1.子ども部屋を孤立させない

子どもにとって1番のコミュニケーションの場は他でもない、家族です。
子どもが親兄弟とコミュニケーションを自然にとれる家、子どもがひとりぼっちで孤立しない家が「頭のよい子が育つ家」と言えるでしょう。

事実、有名中学に合格した子どもたちを見ると、家のなかのダイニングやリビングで勉強していたという子どもがとても多いのです。

そうは言っても、すぐには変えられないお家も多いでしょう。
そんな時は子ども部屋のドアを作らない・あけっぱなしにする、ドアの材質を透明や半透明の物に変えてみる、など「なんとなく見える・見られている」「いつでも親が入ってこられる」という状況を作るだけで、家族のコミュニケーションの実現になっているのです。
それなら、どこのご家庭でもすぐに実践できるのではないでしょうか。

子ども部屋を孤立させない

2.家中を勉強スペースにしよう

子どもが自分の勉強しやすい場所や環境を自分で探すというのも、考える力やコミュニケーション能力を向上させるのにとても有効です。

例えばリビングのテーブルやコタツで勉強を始めた子どもを自分の部屋に追いよるようなことはせずに、そこで作業をさせてあげてください。
さらに一歩進めて折り畳み式の机を用意してあげるというのも良いかもしれません。その日の気分で気に入った場所で勉強するなんて、ノマド(遊牧民)的楽しさがあるのではないでしょうか。

さらに、少し大掛かりになりますが家の中で引っ越しするというのもお勧めです。
兄弟の部屋を交換する、寝る部屋と勉強する部屋を分ける、などそれぞれのお家で色々なパターンを試してみてください。まさにノマド気分を味わえます。

3.子どもと家族の記憶を共有する空間をつくる

子どもと家族の記憶を共有する空間をつくる

例えば、本棚に家族みんなの好きな本やそれぞれの思い出の本を一緒に並べてみてください。その本にそれぞれの好きな理由や思い出を付箋などで貼っておきましょう。

そうすることで親が好きだったものに子どもが影響を受けたり、子どもが今どんなものに興味を持っているかが分かったり、家族のコミュニケーションの幅も広がるはず。

本といってもそれは漫画や写真集などでも良いでしょう。
お母さんの料理本などもお勧めです。

また本棚だけではなくリビングのテーブルやお手洗い、玄関の靴箱の上など家の中のあらゆるところに置いておくというのもおすすめです。
空間を多目的に使えるようになり、さらに自分で考える力もつくはずです。

4.お母さんやお父さんとの大切なコミュニケーションの空間

家の中で親が明るく元気にしているだけで、子どもは安心するものです。そのためにも、気持ちよく家事ができる環境は必須です。

まずはダイニングテーブルを一回り大きめでゴージャスなものに変えてみるのはどうでしょうか。
お母さんが生き生きしていると、子どもの気持ちも安定しやすくなりますし、大きなダイニングテーブルは「食卓で勉強」派の格好の仕事場となります。

お父さんはぜひ、家の中で「親父の背中」を見せる工夫をしてください。
書斎の机と勉強机を並べてみるとか、ダイニングテーブルで勉強している子どもの近くで新聞をみるとか、「なんだか頼もしい」と思わせるのも立派なコミュニケーションになるでしょう。

5.おもてなしの演出

子どものコミュニケーション能力や想像力を育むために色々な人と会う機会を設けたり非日常を演出する刺激はとても有効です。

お家にお客様を招く時はもちろん、家族の特別な日にも「おもてなし」を意識したとっておきの『ハレの空気』を演出しましょう。

そんなハレの日のおもてなしの空気が、子どもの五感を刺激して想像力を育んでいくはずなのです。

6.ギャラリー空間をつくる

子どもが描いた絵や字、作品、記念に撮った写真などを飾っておく空間を設けることはコミュニケーションを深める良いアイディアのひとつです。

感想などを書けるようにしおいたり、思い出を一言添えてみたりするのも楽しいでしょう。

頭がよい子が育つ家に取り入れてみたいツール

ルーブルミラー

五感を刺激することはとても重要です。特に重要な「視覚」を刺激するのに、普通の鏡は実は透明ではありません。

断面を見ればわかると思いますが少し緑がかかっているのです。ルーブルミラーはパリのルーブル美術館の三角ピラミッドに使われているエクストラクリアガラスという緑色がかかっていない本当に透明なガラスです。

普通の鏡と比較するとその美しさは格段の違いがあります。この違いを見ることで「ものの見え方」がこんなに違うことに驚くでしょう。
まさに視覚を通した大きな刺激になるわけです。

交換日記

今やインターネットのない生活は考えられなくなっていますが、インターネットや携帯メールの過剰な活用は子どもの孤立につながる恐れがあります。

それでも、切り離せないものならば、頭を切り替えて「書く」コミュニケーションとして家の中で積極的に活用してみましょう。
話すコミュニケーションより書くコミュニケーションの方が意識しないとなかなか実現できません。

例えば、家庭内でメールの交換日記をしてみるのはどうでしょう。ペンと紙に書くのはおっくうでもメールならば簡単に取り入れられます。

ガラス黒板

これも「書く」コミュニケーションへの提案です。ガラス製の透明な板で専用のマーカーで文字を書いたり消したりができます。

商品化されているので、子ども部屋やリビングの壁キッチンや玄関などに吊り下げ、メモ帳や落書き連絡にしてみると楽しいコミュニケーションが生まれるのではないでしょうか。

また、これは天然素材なのでアレルギー体質の方にも安心です。種類によってはパソコンとつないでスクリーンをつなげることもできるので利用の幅はより広がります。

今回ここでご紹介したのは一部です。参考にしていただき、各家庭に合った方法を見つけてみてください。

育てたい「頭がよい子」とはどんな子?

育てたい「頭がよい子」とはどんな子?

実は今回イメージしてきた、育てたい「頭がよい子」とは「勉強ができる子」ではありません。
好奇心が強く、物事を観察し、考え、チャレンジ精神旺盛な感性と想像力に優れた子どもです。

そのような子どもを育てる原体験を与えるツールのひとつが「家」なのです。
子どもたちが安心して楽しく生活できるために、家族の気配をいつも感じられる風通しの良い家。空気だけではなく空間の柔軟性(フレキシビリティ)を考えながら、子どもの生活環境である家(=ハード)を整えてみてください。

リビング学習のウソ・ホント

「リビング学習」について耳にすることが増えました。リビングに机を置くことは「頭のよい子が育つ」ことに繋がるのでしょうか?

四十万さんによると、「リビング学習を理解するためにはリビング学習の本当の意味と、『なぜリビングなのか?』ということを理解しないと意味がない」そう。

「リビング学習とは、親子・家族の会話を通じ、インタラクティブ・コミュニケーション・スキルをを身につけることが目的です。まずは相手の意見を理解し、そのうえで自分の考えを相手に伝えるということ。
その目的を達成する空間として、家族が集う場所=リビングで学習するということであって、リビングありきではありません。
さらに、リビング学習を効果的にするには、『空間工学理論=SSTECH』に基づいて、家全体をひとつの空間とみなし、こどもが自発的に考えを表現し、家族で共有し、ものごとの本質を探究する(3Xと言う)空間デザインが重要」なんだそう。

頭のよい子が育つ家モデルハウスリビング学習空間

▲四十万さんがプロデュースした「空間工学理論=SSTECH」に基づいた、頭のよい子が育つ家モデルハウスリビング学習空間

さてここで四十万さんから、皆さんに問題です。
上記写真をみて以下設問を考えてみて下さい。

設問1:食器棚の面材は、なぜミラーになっているのでしょうか?

設問2:ダイニングテーブルの特徴2点は、何でしょうか?

ぜひ家族みんなで答えを見つけ出してくださいね!

関連する記事があります

新着記事