銀座ホステスの発想に学ぶ!攻めの不動産投資

  • 2018年03月05日更新

少し視点を変えるだけで、新たな戦略が生まれる-。銀座クラブホステス、会社経営者の顔を持つ個人投資家がその経験をもとに不動産に関する様々な話を披露する。

Vol.1 銀座クラブと不動産投資の意外な共通点

資産運用といっても投資対象は多岐にわたります。「外国為替」「株式」「債券」「不動産」の4種類に、それぞれの派生商品(デリバティブ)があります。その中で、智慧と工夫次第で収益を拡大できるのは不動産でしょう。

銀座のクラブのお客様で、一代で財を築いた方のご職業は不動産業が一番多いです。投資対象の土地を担保に銀行からの融資が可能なので、株式よりもレバレッジを効かせることが可能だからです。ただ、不動産の資産運用で利益を得るには、人口増加、経済成長が継続することが前提ですから、その条件が満たされなくなってしまうと、購入したマイホームの値上がりは期待し難くなります。そうなると、マイホームは人に貸しても、貸し手側が望む家賃収入を得られるとも限りませんし、売却して生活環境を変えることも容易ではありません。

わたしが20代前半の頃に、先輩のホステスが愛犬の写真を見せながら、お客様にマンション購入を相談している場に居合わせたことがあります。先輩ホステスが席を離れるとそのお客様はこうおっしゃいました。
「銀座のホステスが愛犬の写真を持ち歩いてマンションの購入を考えるようになったら終わりだな」
その理由を尋ねると、
「銀座のホステスは競争の中で『攻める』ことを常に考えていないと生き残れない。
マンション購入は将来に備えての『守り』だから終わりなんだよ」と。

何事も現状維持は衰退を招きます。守り以上に攻めが大事なのだと思います。物件を所有しているだけで収益を得られる時代はとっくに終わっております。例えば、わたしが銀座一の豪華な内装のクラブを所有しているとしても、それだけで儲かるわけではありません。美人のホステスと優秀なスタッフを集め、お客様のニーズを満たすことが必要です。

銀座のホステスは、お店のことを「箱」と呼びます。銀座のクラブ経営者は「箱」で働くホステスを入れ換えながら、お客様のニーズを継続して満足させることができなければ衰退し潰れてしまいます。

投資で重要なのは、資産の「流動性」。不動産投資も売却を考えた「出口戦略」が大事です。同じ不動産へ投資しても、出口戦略があるかないかで、最終的な収益は大きく違ってきます。

本コラムでは、銀座のクラブでの経験をもとに不動産に関連するお話をお伝えしていきたいと思います。

PROFILE

浅川夏樹さん
銀座クラブホステス、会社経営者の顔を持つ個人投資家。海外の資産運用情報を発信するWEBサイト「グローバル化時代の資産運用-ハッピーリタイアメントを目指して」を主宰。著書に『夜の銀座の資本論』(中公新書ラクレ)、『グローバル化時代の資産運用―ハッピーリタイアメントを目指して』(パンリーリング)がある。
ヨムーノ編集部

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