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「母娘関係」実態調査!36.5%は母親にストレスを感じることが「ある」!

  • 2021年03月22日更新

親子関係はすべての人間関係の土台になります。そんな中、昨今特に注目が集まっているのが、母と娘の関係です。「一卵性母娘」や「ままも族」、「毒母」などの言葉も生まれています。実際、現代の母娘はどのような関係を築いており、娘は母親へどのような思いを抱いているのでしょうか。
今回、オウチーノ総研(株式会社オウチーノ/本社:東京都港区/代表:井端純一)は、20歳~39歳の女性471名を対象に「『母娘関係』に関するアンケート調査」を行いました。最初に、「母親との仲は良好ですか?」と聞いたところ、69.9%が良好だと回答しました。また、23.2%が母親から「依存」もしくは「束縛」を感じると回答、36.5%が母との関係にストレスを感じることが「ある」と回答しました。

69.9%が、「母親との仲は良好」と回答!

最初に、「母親との仲は良好ですか?」と聞きました。結果、「とても良い」と回答した人が41.4%、「どちらかというと良い」と回答した人が28.5%、「どちらでもない」と回答した人が20.6%、「どちらかというと悪い」と回答した人が4.2%、「とても悪い」と回答した人が1.3%、「母親はいない」と回答した人が4.0%でした。「とても良い」と「どちらかというと良い」を合わせると、69.9%が、母親と良好な関係を築いていることが分かりました。
「仲が良い」と感じる理由について聞くと、「よく一緒に買い物をしたり、共通の趣味があるから」(30歳/未婚)や「2人で海外旅行に行くから」(26歳/未婚)など、「一緒に出掛けることが多いから」という理由が最も多く、続いて、「ほぼ毎日LINEをしているから」(24歳/既婚)や「離れて暮らしていても長電話をするから」(33歳/既婚)など、「連絡をよくとっているから」という理由が多く挙がりました。その他には、「結婚して子供を産んでから、仲良くなったから」(35歳/既婚)や「一緒に入浴するから」(31歳/未婚)などの理由が挙がりました。

20~30代社会人女性の約3割は、母親に仕事や恋愛のことを話す。

次に、「母親と恋愛や仕事、人間関係などについて話すことはありますか?」と聞きました。結果、「仕事について話す」が32.7%、「出産・育児について話す」が31.0%、「恋愛について話す」が29.4%、「人間関係について話す」が25.4%、「将来について話す」が15.9%でした。具体的にどんな話をするか聞くと、「仕事について」、「恋愛について」、「人間関係について」の話題で多く挙がったのが、「愚痴を聞いてもらう」(26歳/既婚)でした。具体的には、「職場の嫌な事について」(38歳/未婚)や「パートナーのイライラするところ」(29歳/既婚)、「育児で人との交流が減り、そのストレスや不満について」(38歳/既婚)などを聞いてもらっているそうです。また、「出産・育児について」は、「育児の先輩なので、アドバイスをもらっている」(38歳/既婚)など、母親から経験談を聞いている人が多くいました。

20~30代社会人女性の約半数が、「母親に依存している」と回答!

次に、「ご自身が、母親に依存していると感じることはありますか?」という質問をしました。結果、「ある」と回答した人が46.9%でした。なんと、20~30代の社会人女性の半数近くが、未だ母親に依存していると感じていることが分かりました。兄弟・姉妹構成別に見ると、自身が「長子」だという人は、「ある」と回答したのが37.9%だったのに対し、「兄、もしくは姉がいる」という人は52.5%、「一人っ子だ」という人は53.6%でした。長子は比較的、母娘関係においても自立している人が多いようです。また、「現在、実家を離れて暮らしている」人で「ある」と回答したのは37.9%だったのに対し、「実家で暮らしている」人はなんと62.3%でした。
「依存している」と感じる理由について、一番多かったのが、「毎日食事や洗濯をしてもらっているから」(31歳/既婚)や「掃除、洗濯、料理は任せているから」(27歳/未婚)など、「家事を任せているから」という理由でした。続いて、「母の意見は大事だと思っているから」(33歳/未婚)や「何かあったときにすぐに話したいと思うから」(36歳/既婚)など、「すぐに頼ってしまうから」という理由が多く挙がりました。

一人っ子の28.5%は母親からの束縛を感じている。

次に、「母親の依存や束縛を感じることはありますか?」と聞きました。結果、「依存を感じる」と回答した人は15.7%、「束縛を感じる」と回答した人は11.7%、「どちらも感じない」と回答した人は76.8%でした。兄弟・姉妹構成別に見ると、「兄弟・姉妹がいる」人は、「依存を感じる」人が15.4%、「束縛を感じる」人が9.3%と、全体平均を下回るのに対し、「一人っ子」は「依存を感じる」人が17.9%、「束縛を感じる」人が28.6%と、特に「束縛を感じる」人が全体平均を大きく上回りました。一人っ子は、母親の子どもへの愛情や心配をすべて一人で受けることになるため、束縛を感じやすいのでしょう。
「依存を感じる」理由については、「母に何かあると、すぐ私に電話をしてくるから」(39歳/既婚)や「妹の学校や町内会に関することまで、私がいないと何もできないから」(22歳/未婚)など、「母親から頼られることが多いから」という声が最も多く、他にも、「私が自室にいると何かと理由をつけて部屋に上がり込んでくるから」(24歳/未婚)といった「過干渉」や、「お金の工面を頼まれるから」(33歳/既婚)など「金銭的依存」が理由として挙げられました。
一方、「束縛を感じる」理由については、「家を出ないように言われるから」(31歳/未婚)や「未だに門限があるから」(34歳/未婚)、「土日に外出すると怒られ、母と一緒でないと遠出できないから」(22歳/未婚)などが挙がりました。

36.5%は母親にストレスを感じることが「ある」と回答。

最後に、「母親との関係にストレスを感じることはありますか?」と聞きました。結果、「頻繁にある」人が9.7%、「時々ある」人が26.8%、「ほとんどない」人が25.7%、「ない」人が37.8%だでした。「頻繁にある」と「時々ある」を合わせると、36.5%が母親との関係にストレスを感じていることが分かりました。「長子」の場合は「ある」が30.5%なのに対し、「兄、もしくは姉がいる」場合は39.7%、「一人っ子」の場合は42.9%でした。また、「実家を離れて暮らしている」人は30.5%なのに対し、「実家で暮らしている」人が46.7%という結果でした。血の繋がった母娘も、やはり距離が近いとストレスが生じやすいようです。
ストレスを感じる理由については、「人の話を聞かないで、自分の話ばかりしてくるから」(22歳/未婚)や「子育てのやり方に口を出されるから」(38歳/既婚)など、「母親が口うるさいから」という声が最も多く、続いて「言動が軽率で落ち着きがないから」(23歳/既婚)や「意見が食い違うから」(38歳/既婚)など、「性格や価値観、意見が合わないから」という理由が多く挙がりました。
今回の調査では、20~30代社会人女性の約7割が母親との関係が良好だと答え、イマドキの母娘の仲の良さがうかがえました。その一方で、距離感が近いからこそ、他人なら気にならないようなことも、ストレスに繋がりやすいようです。

※調査概要
有効回答 20~39歳の女性 471名(学生は除く)
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2015年3月4日(水)~3月11日(水)

この記事を書いた人
編集部 池田

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