• 2018/03/18
  • PR

家賃未払いは立派な違反行為!履行遅滞(りこうちたい)とは【不動産用語集】

Large

読者にはいないと信じたいが、「うっかり家賃払い忘れちゃった」ことがある人も……。
それは立派な違反行為であり、場合によっては住居を追い出され損害賠償請求をされることもあります。

トラブルを避けるためには家賃を滞納しないことはもちろん、法を理解しておくことが大前提です。とっつきにくい難しい法律を易しく解説しました。

履行遅滞ってなに?

約束を守らないことを債務不履行といいますが、これには3種類があります。

「履行遅滞」「履行不能」「不完全履行」の3つがそうですが、不動産では特に「履行遅滞」が肝心となるでしょう。

たとえば、あなたが10万円のアパートに住んでいるが、家賃を支払うことができなくなったとします。部屋を借りる代わりに家賃を支払うといった義務を守らない(債務不履行)この状況を、「履行遅滞」といいます。

「約束期限を過ぎてしまった」と覚えると良いでしょう。さて、履行遅滞についてもう少し詳しく見てみましょう。

履行遅滞とは

履行遅滞は約束期限を守らなかったことをいいます。法律では以下のように定めています。

【民法 第415条】 債務者がその債務の本旨に従った履行をしないときは,債権者は,これによって生じた損害の賠償を請求することができる。債務者の責めに帰すべき事由によって履行をすることができなくなったときも,同様とする。

これにより債務者は債権者より責任を問われることとなります。責任についてみてみましょう。

履行遅滞によって問われる責任

約束期限を過ぎれば、以下のような責任を債権者より問われます。

1. 履行の請求
当然、債権者は債務者に引き続き債務の履行を請求することができます。

要は「早く家賃を支払いなさい!でないと損害賠償請求しますよ!!」と怒鳴られるわけですね。これ以上債権者(大家さん)怒らせてしまうと、さらにお金を請求されてしまいかねません。 ところで、損害賠償請求とは何でしょうか。

2. 損害賠償請求される
損害賠償請求とは、履行遅滞によって債権者が損害を被った場合に、債権者が債務者に請求できる権利のことをいいます。

3.契約の解除
履行遅滞すれば、契約自体を解除される場合もあります。履行遅滞すれば、債権者はいつでも契約を解除することができます。ただし不動産の賃貸契約の場合、大家さん側はまず「督促状」を請求する必要があります。

これは通告みたいなものです。「1か月以内に未払い分の賃料を払わない場合は出て行ってもらいます!」みたいな文言が書かれています。

すぐには追い出されませんが、契約を解除される前に早く履行しましょう。

まとめ

約束期限を過ぎたら債権者(大家さん)から3つの責任を問われることが分かりました。
この3種類は段階的なものではありませんが、まずは1の履行請求から問われることが多いです。

家賃滞納は裁判をしても勝てない場合がほとんどなので、しないようにしましょう。

ライター/西田 一輝

関連する記事があります

新着記事