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2019年度新1年生におすすめ!東京葛飾で職人技が光るランドセルのスドウ

  • 2023年06月27日更新

こんにちは、くふうLive!編集部です。
2019年度新一年生のランドセル選び、はじめましたか?
実はもう人気店では5月で予約完了しそうなんです。

大手メーカーの軽いランドセルか、ひとつひとつ丁寧に作られた職人のランドセルか、我が子が6年間毎日背負うものだから迷いますよね。

そこで今回は、葛飾区の人気ランドセル工房「ランドセルのスドウ」に伺い、その店舗や工房の様子、そして2018年(2019年度新一年生)のランドセルはどんなものか職人さんたちに聞いてきました。

実は数年前、こちらで筆者の子もランドセルをオーダーメイドした経験が。現役小学生の母でもある筆者より「ランドセルを選ぶポイント」もご紹介します。

「ランドセルのスドウ」は葛飾区に唯一工房・店舗あり!

▲住宅街の中にひっそり現れる「ランドセルのスドウ」。土日は大盛況

京成立石駅から徒歩7分。
中川を越えてすぐに「ランドセルのスドウ」があります。工房も店舗もここのみ。出張展示会などは一切行っていません。
▲「世界でひとつだけのランドセル」が下町価格で買えると大人気に

▲人気のカラーランドセル。ブルーだけでも数種類ある!

「展示会を誘っていただくこともあるのですが、いそがしくて手が回らなくて」と代表の須藤さん。小さな下町の工房ですが、ネットショップからもオーダーメイドランドセルを注文することができるため、工房もフル回転状態だそう。

「世界でひとつだけのランドセル」を気軽に

▲店内ではカラーを嬉しそうに選ぶ女の子

スドウのランドセルは本革のみ。外側も、背中の部分もカラーを選ぶことができ、ツヤなし・ツヤありなどカラー以外にも選べるものがたくさん。

▲ステッチ(縫い糸)のカラーは19色から選べる!

▲ランドセルのポケットファスナーのカラーも好きな色に!

「ステッチのカラー」「コバ(革の切断面)の塗装カラー」「背カンのカラー」「前ポケットのファスナーのカラー」「イニシャルの追加」「ダイヤ(クリスタルポイント)の追加」「ランドセルの持ち手の追加」などなど。選択肢とオプションが多く、まさに「世界で一つ」のランドセルを気軽に注文することができるのです。
※選択することで有料になるものもあり。

【ランドセル選びのポイント(1)】

筆者おすすめは「ランドセルの持ち手」をつけること。この持ち手があることで断然持ち運びしやすくなります。 ▲スドウの「持ち手」は指が4本入るのでバッグのように持てるのが特長!

なにかと子どもにランドセルを渡される大人も、これがあると持ち運びやすくなりますよ。(有料オプションです。詳細はスドウ公式サイトで)

2018年のスドウのランドセルはどんな感じ?

2018年より「A4フラットファイル対応」登場

▲「A4フラットファイル」がスポッと入るサイズが今人気

2018年(2019年度新一年生)よりスドウでも「A4フラットファイル対応」のランドセルの製造がスタートしました。できるだけ両手をあけて、ランドセルにすべてつめて通学させたいという親御さんに人気のサイズです。

ちなみに30年前のランドセルと比較すると…

▲左:A4フラットファイル対応 右:30年前のランドセル(B5サイズ)

画像を見ての通り、30年前のランドセルと比較すると、今のランドセルはここまで大きくなっています。

さぞや重さもかなり違うのでは……と思ったのですが、そこはあまり変わりません。
その理由を「中の芯になる板などの重さが、昔と比べてずっと軽量化されたから」と、スドウの先代(現役の職人さんです!)が教えてくれました。

「スドウのランドセルは本革なのに軽い」といわれていますが、いろんな技術が改良された結果なのですね。

【ランドセル選びのポイント(2)】

ちなみに筆者の子どもの学校はA4 フラットファイルは「成績表」のみ。今のところ通常サイズのランドセルで十分です。通われる小学校がA4フラットファイルを頻繁に使うのかどうか確認してからサイズを考えてもよさそうです。スドウさんはもちろん「通常サイズ」も選べます。

2019年新一年生用の申し込みは5月・6月で終了?

▲2018年4月のある土曜日。お客さんがとぎれません

数年前は秋まで申し込みができたスドウのオーダーメイド。昨年は7月末で予約受付が終了し、今年はなんと、「とてもペースが早いので、もしかしたら5月にも予約受付を終了しなくてはならないかも」(須藤さん)とのこと。お急ぎを!

尚、レギュラーランドセルなら在庫の用意があるので、予約終了後も在庫限り購入が可能だそうです。
※レギュラーランドセルとは、オーダーメイドのない定番ランドセルのことです。

ひとつひとつ手作業!「スドウ」の工房を覗いてみた

1階では「型抜き」作業

▲スドウのトレードマークでもある「T字」部分をくりぬく

1階ではスドウの先代が型抜き作業。「背中にあたるT字の部分を型抜きしているよ」と工房を見学していたお子さんたちに優しく説明していました。
▲機械に入れてズドンと型を抜く

一度に数枚分の型抜きができるのを見て、見学していた子どもたちから歓声も。

2階では縫製、コバ塗り、組み立てと完成まで

▲先ほど型抜きしたT字部分。実はこのT字は「スドウ」の証

「糸の太さも1号から10号あって、その箇所の必要な強度によって太い糸を使うんですよ」と職人さん。もちろんオーダーメイドはこの糸のカラーも選べます(※有料)。一つ一つ注文に添って職人さんがこの太い針で縫製します。

▲家庭用ではありえない太さのミシン針!

▲カラーもたくさん!ランドセル1つにさまざまな太さの糸を使う

金具もひとつひとつ、職人さんが丁寧に取り付けていきます。

▲ハトメでも、打ち付けると外れにくい特殊な金具です

▲ひとつひとつ、時間をかけて丁寧につけていました

ちなみにスドウを愛用しているうちの子のランドセル、金具がぐらついたことは一度もありません。ひとつひとつ確実に丁寧に愛情込めてつけている職人さんの姿に、見学をした筆者の子も「だから僕のランドセルは頑丈なんだね」と嬉しそうでした。

「6年間保証」あり!実際に修理修繕してみた

筆者の子どものスドウのランドセル、3年間使った状態です。 ▲ランドセルカバーなし3年間使用。塗装がはげてる??

こちらのランドセルを持参し、スドウの先代に見せたところ、すぐに「これは白い壁紙によりかかってこすれてついたんだよ」と分析。

早速修繕スタート。

▲「手消毒のアルコール、あれが一番いいよ」と拭き始め──

みるみるうちに白い部分が消えていく!
塗料がはげていたと思い込んでいた正体は、スドウ先代のお見立て通り「壁紙などにこすって、その塗料が付いたもの」でした。

【Before】

▲白い部分をアルコール消毒液でふき取ると……

【After】

▲この通り、あっという間に新品同様!

「一番やっちゃいけないのは、除光液。除光液でふいちゃうと、強すぎるから手消毒のアルコールでやってね」と、家でできるメンテナンス方法も教えてくれました。

▲除光液で拭くとこのとおり、革の塗料まで落ちてしまう

「ランドセルのスドウ」では、遠方から届いた場合でも「パーツがある限り届いたその日に修理して、すぐに返送します」とのこと。営業時間に工房へ持っていけば、その場ですぐに対応してくれるので次の日にはランドセルを使えることも。(※状態によります)

企業によっては修理から戻ってくるのに一週間以上かかると聞いたこともあり、持参した筆者もこのスピード感、驚きました!

ひとつひとつ手作りのランドセルを6年間背負う喜び

▲3年間つかったスドウのランドセル。あと3年間よろしくお願いします!

職人さんたちがランドセルを作る姿を見て、「ここが僕のランドセルが生まれた場所なんだね」と筆者の子も感慨深くうなずいていました。

6年間、子どもの相棒になるスドウのランドセル、ぜひ一度葛飾区まで家族で背負いに行ってみてくださいね。

ランドセルのスドウ
住所:東京都葛飾区奥戸2-11-15
電話番号:03-6657-6097
公式サイト:http://randoseru.tokyo/index.html

この記事を書いた人
ヨムーノライター
木月ハチ

ダイソーなどの100均や、ニトリ・無印良品の新グッズ、カルディの話題の食材など、トレンド情報を発信しています。

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