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【子育てファミリー注目】2020年プログラミング教育に向けてすべきこと

  • 2023年06月27日更新

こんにちは、色々なお店に取材に行くのが楽しみな、3児の子育て中のヨムーノライターstyloです。

小学校では、2020年からプログラミングが必修化になります!
大人が見ても、むずかしそうだなと感じる人も多い「プログラミング」を、小学生が学校で習うことに戸惑う保護者も少なくないかもしれません。

そこで今回は、2020年から公立小学校で始まるプログラミング教育の情報を集めました。
今からできる準備や、これからの社会で必要なプログラミング教育について考えてみましょう。

プログラミング教育ってなんだろう??

文部科学省のHPには、こんなメッセージが掲載されています。

『子どもたちの65%は将来、今は存在していない職業に就く(キャシー・デビッドソン氏(ニューヨーク市立大学大学院センター教授))といった予測がある。』

最新のコンピューターの情報処理能力は人間よりも優れている面があり、多くの仕事が近い将来なくなっていくことが予想されています。

プログラミングを小学校教育に取り入れた背景には、これからの社会はより広くICT(情報通信技術)を活用するようになり、使いこなす仕組みを作っていく人材が必要になることがあります。

さらに、問題解決に有効なプログラミング的な思考方法にも注目が集まっています。

文部科学省の推進する「未来の学びコンソーシアム」が発信している内容によると、プログラミング教育で目指すものは大きく3つあります。

  1. 楽しく学ぶ
  2. 考え方を学ぶ
  3. 常に最先端を意識する

この中で、特に子どものうちから身に着けるとよいとされるのが、プログラミングの論理的な考え方になります。

そのために、コンピューターを動かす方法を詳しく学ぶのではなく、ゴールに向かう筋道をつける、プログラミングの考え方が取り入れられるといわれています。

情報を読み解く際に欠かせない発想など、今後求められる能力を伸ばすことにも、こうした考え方が有効だといわれているようです。

2020年までの予定と現状を調査

「未来の学びコンソーシアム」によると、2018年の夏から特定の学校で、プログラミング教育の模擬授業が実施されています。2019年度には、全学校の特定の教師が模擬授業を実施する計画になっているようです。

実際に、公立小学校に通う低学年の子どもの話では、タブレットを通じて、インターネットに接続し、調べ物をする授業を受けたと聞いています。

プログラミングとは、じかに関係ないと思われますが、こうした端末の操作を学校で取り入れる例が増えているようです。どの家庭の子どもでも、ICTの扱いを経験するようになってくといえるでしょう。

東京都渋谷区では、2017年9月から公立小中学校で、一人一台のタブレットを用意する事業を推進しています。ドコモなど民間団体の協力得ながら、ICTを取り入れた教育が実際に広がっている地域のモデルになっています。

一方、2020年には、英語が教科化されますが、プログラミングは必修化にとどまります。国語や算数のように「プログラミング」が教科となるのではありません。

教えてくれるのは担任が主で、時間数などは学校によって違ってくると予想されています。小学校では、専門性を高めるというより、プログラミングという考え方を学ぶにとどまるのではないかといわれます。

身の回りにあふれている情報をどう処理していくか、今後の社会で求められる力の基礎を付けるように教育が動いていますね。

家庭でできる準備はある?

2020年に向けて、盛況なのがパソコン教室、プログラミング教室です。
習い事として取り入れている家庭が増えていますが、月謝は1万円以上のところも多く、比較的高額ですね。

難しそうという苦手意識を持たないように、楽しく始められる内容が人気になります。
プログラミングのアプリを使って、ロボットを動かしてみたり、アニメーションを作ったりという工夫がされています。

コンピューターにはあまりなじみのない家庭でも、インストラクターが子ども向けに説明をしてくれるので安心です。

家庭で遊び感覚で楽しめるアプリもあります。
実際に我が家でもタブレットで使っていて、子どもたちも楽しくできるものを3つご紹介します。

感覚的に扱えるので、プログラミングは全くわからない私にも理解しやすいものでした。

(1)ビスケット

自分の描いた絵が動き出す、感覚的なプログラミングアプリ。文字が読めない未就学児でも楽しめます。

ビスケット

(2)ピョンキー

スクラッチというプログラミング言語をベースに作られたアプリ。簡単な命令を重ねていって、お話を作ったり、ゲームを作ったりできます。

ピョンキー

(3)レゴ

レゴで作った作品が無料アプリを通じて動き出すキット。小学校低学年からでも扱え、作ったものが動くと感動する様子が見られます。

レゴ(LEGO) ブースト レゴブースト クリエイティブ・ボックス

家庭で注意したいこと

プログラミング教育が始まることをきっかけに、ICT機器を触れさせる家庭もあるでしょう。しかし端末は高額ですし、壊れやすいので、子どもだけで触らせる際は注意が必要です。

また、家庭ごとに使用時間や方法のルールを決めて、ゲームやインターネットに触れる時間を長くしないことも大切です。

SNSに興味を持つ高学年以降になると、思わぬトラブルに遭うことも考えられます。

学校で勉強することになるからといって、実体験や、体を動かしての遊びなどの時間も小さなうちは必要です。端末に触れさせる前に、家庭の方針を決めておくといいですね。

まとめ

プログラミング教育の目指す「考え方」の習得は、これからの時代を生きる子どもたちにとって有効だといえます。

プログラミングを勉強するといっても、いきなり高いハードルを与えるのではなく、楽しみながら親しむという点は、今後始まる小学校のプログラミング教育の特徴といえるでしょう。

プログラミングを活用した習い事なども人気ですが、比較的月謝も高いようです。タブレットに入れるアプリでは、無料でプログラミングに触れられるものもあります。

子どもでも使えるタブレットの購入など、それぞれの家庭で、プログラミング教育が始まる前の準備を考えておくと良いのではないでしょうか?

この記事を書いた人
stylo

子育てや生活に役立つ情報を探して、街へ、お店へ、取材へ行くのが楽しみ。バタバタしてしまう毎日の暮らしを、ちょっとでもラクに、居心地よくしてくれる記事を作りたいです♪

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