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4月・5月が最後のチャンス!?2019年「ふるさと納税」は急いだほうがいい3つの理由

  • 2023年06月27日更新

こんにちは、キッズ・マネー・ステーション認定講師、ファイナンシャル・プランナーの岡本舞です。

ふるさと納税というと、源泉徴収票を片手に年末になってどれにしようかと決める方が多いのではないでしょうか。こんな時期にふるさと納税って早すぎじゃないの?と思われる方、早めに動くが吉ですよ!

ふるさと納税、今年はどうなる?

皆さんもニュースで見聞きしたことがあると思いますが、ふるさと納税で過度な返礼品を贈る自治体があることが問題視されてきています。
総務省では2019年6月以降、下記2点を守った自治体のみをふるさと納税の制度の対象にするという地方税法改正案を本年度の国会に提出すると発表しました。

  1. 返礼品の返礼割合を3割以下とすること
  2. 返礼品を地場産品とすること

ということは今年の6月以降は、返礼割合が高いものや地場産品ではないものなどはふるさと納税の制度を利用することが出来なくなるという事です。
地場産品の少ない自治体からの要望を受けて、都道府県が自治体と連携して都道府県単位で共通の返礼品を設定することなども検討されているようです。

ふるさと納税は早めに動いたほうがいい理由

税制改正前に返礼率の高い品物を選ぶため

前述の通り今年の6月1日以後に支出された寄附金について適用されるため、返礼率の高いものや地場産品ではないものを選びたい時は5月中には手続きを済ましておかなくてはいけません。

平成28年に初めて『返礼品は3割以内に!』という通知が総務大臣から発表される前までは、返礼率3割強の自治体は1156団体ありましたが、昨年11月時点の最新の発表では25団体にまで激減しました。
この25団体すらもなくなってしまう前に、お目当てのものがあれば手続きをしましょう。

商品がリニューアルされる

ふるさと納税は1月1日~12月31日までが期間ですが、4月になると自治体の年度始まりなので、商品がリニューアルされることが多いです。
魅力的な商品があるうちに選びたいですね。

人気の商品も売り切れてしまう

人気ランキング上位を占める『肉』『魚』『米』などは、予定数量を達してしまうと販売終了となってしまいます。年末に選ぼうかな、と思っていると意外と選べる品物が少なくなっているのです。
早く注文しても、お届けの時期が収穫の時期に合わせて数か月後に届くものもあるので、早く選ぶに越したことはありません。

ふるさと納税に早めに申し込む際の注意点

お届け時期に注意

これは私の実体験なのですが、早めに動いたほうがいいと思って4月に60キロのお米を申し込みましたが、お届けは11月予定のものでした。そして半年後の9月頃、4月に申込したことを忘れ(というか前回申込したのは前年度分だと勘違いしていた)再度60キロのお米を申し込み、結局11月以降家の中が100キロ以上の米だらけになるという事件が起こりました(笑)。

また、冷凍品や冷蔵品の場合は一気に届いてしまって冷蔵庫に入りきらない!なんてこともあるので、複数の自治体で申し込む場合はお届けの時期が重複しないように意識したほうがよさそうです。
また長期出張や旅行などと重ならないよう気を付けましょう。

上限額に注意

ふるさと納税の還付上限額は、源泉徴収票等がないと正確には分かりにくいです。
でも今年度の源泉徴収票を待っていては年末になってしまうので、前年度の源泉徴収票を参考に、下記のようなサイトから、あくまで目安にはなるかと思いますが、ふるさと納税の上限額がシミュレーションできるので、算出してみましょう。

ふるさとチョイス 控除金額シミュレーション
かいけいセブン 減税効果確認ツール

ふるさと納税、今年は早めに動いてみよう!

地域の貢献にも、自分の家庭にも優しいふるさと納税。せっかくの制度なので上手に活用したいですね。 ぜひ早めに動いて、魅力的な返礼品をGETしてほしいと思います!

岡本 舞 キッズ・マネー・ステーション認定講師
株式会社イー・カンパニー ファイナンシャル・プランナー
個人事業主の夫と娘の3人暮らし。家計管理を任されている妻として、そして育児に追われる母として、働きながら『できるだけ労力をかけない節約術』を日々展開。

この記事を書いた人
キッズ・マネー・ステーション

キッズ・マネー・ステーションとは、「見えないお金」が増えている現代社会の子どもたちに、物やお金の大切さを知り「自立する力」を持ってほしいという想いで設立。全国に約160名在籍する認定講師が自治体や学校などを中心に、お金教育・キャリア教育の授業や講演を行います。2018年までに1000件以上の講座実績を持っています。

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