保険の入り方講座【新社会人編】

  • 2021年03月22日更新

新社会人にとっては、学生時代までと違う新しい生活がスタートしました。社会人は、仕事も、生活も、自分で責任を持つことを求められます。「万が一」への備えも勿論、自分次第。そのため、新社会人になったことをきっかけに、保険へ入る人は多くいます。初めての保険はどう選べばいいか?何に入ればいいか?社会人になった皆様にご案内します。

保険は「安心」ではなく「リスクヘッジ」

新社会人としての生活が始まりました。今までとはかなり違う生活になることをきっかけに、死亡保険やガン保険など、将来に備えて保険に加入する人が多くいます。企業によっては保険会社と提携して、社員が入れる団体保険などを用意しているところもありますが、それでも、保険はできるだけ自分でしっかり見極めて入りたいものです。なぜなら、保険とは「自分が資金的に困ったときのためのもの」だから。保険は「いざというときに安心感を得るためのもの」ではなく、いわばリスクヘッジ。例えば、大病に罹って入院しなければならなくなったとき、会社からの給与が出ない状況の中で入院費や手術費用、結婚していれば家族の生活費などを賄わなければなりませんが、それらすべてを賄えるほどの貯蓄がふんだんにあるならば、保険は要りません。けれど、実際はそれほどの貯蓄がある人は少なく、手持ちの資金で賄えない部分が出てくる人のほうが多いことでしょう。保険は、その「賄えない部分」が出る状況に陥ったときのリスクに対する投資です。保険の契約を行う際、大半の人は「保険の内容」や「掛け金」などを見て決めますが、保険はリスクヘッジである、ということを考えれば、本当に見るべき点は「いざというときに出る額」である、ということも理解できるでしょう。自分にとっての「リスク」とは何か、何か起こったときにはどのくらい給付されるのか、という観点から、保険を選びたいものです。

あなたはどのタイプ?新社会人にとっての保険

近年は特約の種類が増えて、人それぞれの事情に合う保険商品が作れるようになっていますが、それでも、保険初心者に何を選べばいいのかいまひとつは分かりにくいもの。では、どんな人がどのような保険を選べばいいのでしょう?20代~30代であれば、医療・死亡保険にまず加入しましょう。若いうちであれば3,000円未満/月の保険料で加入することもできます。それを軸に、自分のタイプを考えて、変更したり、オプションで加えたりするのが賢い入り方です。一例を挙げてみます。
◆がん家系であるか、がんになったときにショックを受けやすいタイプ:再発した場合の保障もしっかりしている「がん保険」
◆スポーツが趣味で、ケガを起こす確率が高いタイプ:日常生活におけるケガでの入院・通院にかかった額を補償する「傷害保険」
◆女性特有の病気が心配な方:通常の病気・ケガ以外に女性特有の病気を手厚く保障している「女性保険」
◆入社した会社の福利厚生制度に不安がある人:定年後の公的年金を補てんする「個人年金保険」、死亡保険金を一括ではなく分割でもらえる「収入保障保険」
何にどの程度のリスクがあり、そのリスクに対して普段からどれだけ支払えるのか、を明確にしておいた上で、保険を選べば、無駄な掛け金を支払うこともありません。最も大切なことは、他人任せにしないこと。有能なファイナンシャルプランナーに相談するにしても、最後は本人の決断次第。自分の責任と意思で保険を選ぶことも、社会人としての自覚を持つための第一歩と言えるのではないでしょうか。

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