梅雨どきこそ食中毒対策!調理師直伝「いたみにくい弁当作りのコツ」&簡単!おかずレシピ

  • 2019年06月25日公開

こんにちは、「料理でひとを幸せにすることが夢」のヨムーノ料理ライターkiiです。

調理師の筆者が、傷みにくいお弁当を作るポイントと、簡単に作れるお弁当のおかずレシピもご紹介します。

お弁当は、作ってから食べるまでに、時間が空いてしまうもの。
気温が高くなると、食中毒のリスクも高くなります。

おいしく食べてほしいという願いをこめて作ったお弁当で、お腹の調子が悪くなったらショックですよね。ここで、安全でおいしいお弁当作りのコツをみてみましょう♪

傷みにくいお弁当を作る15のポイント

では、まずは傷みにくいお弁当を作るためのポイントからチェックしていきましょう。

(1)手は2回洗う。スマホにも気をつけて

手は2回、丁寧に洗いましょう。
指と指の間や、爪の間、手のしわ、手首に雑菌が残りやすいので、注意してください。

特に手のしわは要注意。爪をたてて、手のしわも1本1本洗うイメージで、丁寧に洗ってください。

近頃は、スマートフォンやタブレットでレシピを見ながら調理する方も多いでしょう。
スマートフォンやタブレットの画面には、さまざまな雑菌が付着しています。画面を触ったらもう一度しっかりと手を洗うようにしてください。

もちろん、手だけではなく、フライパンやまな板などの調理器具も清潔にしてくださいね。

(2)お弁当箱はきれいに洗浄!カップは使い捨てが衛生的

調理時にどんなに気をつけたとしても、盛り付けるお弁当箱やカップが清潔でないと無駄になってしまいます。

お弁当箱は、フタのパッキンなども分解して、すみずみまできれいに洗浄しましょう。お弁当箱にアルコールを吹き付けて乾かしておくと、より安心です◎

使い回しできるシリコンカップは節約にはなります。しかし、気温が高い時期は、より衛生的な使い捨てのカップのほうがよいでしょう。

(3)盛り付けは完全に冷めてから

ごはんやおかずが温かいうちに盛り付けてしまうと、蒸気がこもって水分となり、傷みの原因に。しっかりと冷ましてから、盛り付けしましょう。ごはんは、お皿に平らに広げて冷ますと、時短になりますよ。

(4)水分はできるだけ取り除く

余分な水分は、お弁当が傷みやすくなる原因になります。
煮物といった汁気があるものを入れるときは、ざるでしっかりと水気を切ってから入れてください。和え物を入れるときは、かつおぶしやすりごまなどを使い、余分な水気を吸わせるとよいでしょう。

揚げ物や炒め物など、お弁当には水分がもともと少ないものを入れるようにすると簡単。

(5)加熱していないものは入れない

ミニトマト、きゅうり、レタスなどは、彩りにも便利な食材です。
しかし、気温が高いときは、生野菜や果物は避けましょう。

ハムやかまぼこなどの加熱しなくても食べられる食品も、一度加熱してしっかりと冷ましてから盛り付けします。

(6) できるだけ作り置きは避けよう

冷凍保存しておいたおかずや、作り置きしたいたおかずは、できれば避けたほうがよいでしょう。
入れる場合は、必ずしっかりと中まで温めて、冷ましてから盛り付けしてください。

(7) 素手で盛り付けないこと

加熱調理したものを、素手で触ってしまうと、手の雑菌がつくおそれがあります。かならず清潔な菜箸を使って盛り付けましょう。カップや仕切りも、菜箸を使って詰めてください。

(8)おにぎりは、素手で握らないこと。

おにぎりを素手で握ると、食中毒のリスクが高くなります。
おにぎりは、ラップを使って握りましょう。ごはんを容器に入れてフリフリと振るだけで、簡単におにぎりが握られる便利グッズを活用するのもGood。

そして、おにぎりにのり巻くときは、おにぎりが冷めてから巻いてください。このときも、素手で触らずにビニール手袋をはめてくださいね。

(9)食品同士が直接くっつかないようにすること

食品同士が接触していると、接触面から傷みやすくなります。カップやバランなどを使って、それぞれのおかずが接触しないようにしましょう。

ごはんとおかずも接しないように、2段弁当箱や、仕切りがあるものを使ってください。ソースや醤油なども、おかずにはかけないで別容器に入れましょう。

デコ弁などは、食品同士がくっついてしまいますし、細かい作業が多いため菌が付着するリスクが高いです。気温が高い時期は、避けたほうがよいでしょう。

(10)酢、梅、カレー粉、ショウガ、わさび、大葉を活用◎

これらの食材には、菌の増殖を抑えて、食材を傷みにくくしてくれる効果があります。ごはんを酢飯にしたり、おかずを梅和えにしたり、カレー粉を味付けに使ったり……と、工夫して使ってみて。

(11)味は濃いめに!

味は、いつもよりも濃いめにしましょう。塩分や糖分が高いと、菌が使える水分が少なくなり、傷みにくくなるのです。

また、お弁当は冷めてから食べるものです。味が濃いほうが、おいしく食べられますし、ごはんも進みますよ◎

(12)混ぜご飯はNG

炊き込みご飯、チャーハン、オムライスなどの混ぜご飯は、水分が残りやすく傷みやすいのでNG。
ごはんに味をつけたいなら、ふりかけを持っていきましょう。

(13)保冷剤や保冷バッグを活用しよう!

保冷剤や保冷バッグを使い、冷たい状態をキープしましょう。フタの部分に保冷剤を入れるスペースがついたお弁当箱も、とても便利です。

ゼリーを凍らせて、お弁当箱と一緒に保冷バッグに入れるのも◎保冷剤にもなりますし、おいしいデザートにもなって一石二鳥ですよ。

(14)傷みにくくするシートやカップも◎

わらびやからしなどの成分で、お弁当を傷みにくくするグッズがあります。某100円ショップなどでも、手軽に購入できるので探してみてください。

(15 )少しでもおかしいと感じたら食べないこと。

酸っぱいにおいがしたり、粘り気があったりしたら……もったいなくても食べない勇気が必要です。お子さまや子どもや夫にも、何かおかしいような気がしたら食べないようにと、普段から伝えておきましょう。

傷みにくい簡単おかずレシピ2選

(1)めんつゆで簡単!唐揚げ

二度揚げすることで、しっかりとなかまで火を通せます。ニンニクやショウガはにおいが強いので、お弁当のときはシンプルにめんつゆのみがオススメです。鶏むね肉以外にも、ささみや鶏もも肉でもおいしく作れますよ。

材料

  • 鶏むね肉 100g

  • めんつゆ 大さじ1

作り方

  1. 鶏むね肉をひと口サイズにカットする。
    ※お弁当のときは、いつもよりも小さめの3cm角くらいがよいでしょう。

  2. めんつゆをもみこみ、10分くらい置いて、味をなじませる。

  3. フライパンに揚げ油を1cmほど熱する。

  4. 片面1分30秒ずつ、両面合わせて3分揚げる。

  5. 一度お肉を取り出して、油の温度を高くする。

  6. お肉を戻し、こんがりとおいしそうな色がつくまで揚げる。

  7. 油をよく切って完成!

(2)アスパラとコーンのカレー炒め

アスパラの鮮やかな緑色と、コーンの華やかな黄色。お弁当の彩りとしても活躍してくれますよ。みんな大好きなカレー味に、コーンの甘さがポイントです。

【材料】

  • アスパラ 1本

  • 冷凍コーン 小さじ1

  • カレー粉 小さじ1/4〜1/2

  • めんつゆ 少々

【作り方】

  1. アスパラは、薄く斜めにスライスする

  2. サラダ油を熱して、アスパラを炒める

  3. アスパラに火が通ってきたら、コーンを加える

  4. カレー粉、めんつゆを加えたら、全体を炒め合わせて完成

おいしく安全なお弁当で、家族を笑顔に♪

おいしく食べられますようにという願いがこもったお弁当は、食べたひとを笑顔にしてくれる力があります。でも、もしもそのお弁当が傷んでしまっていたら、その願いは届かなくなってしまいます。

傷みにくいお弁当のポイントをしっかりと守って、安全なお弁当を作りましょう。そして、大切なひとの「おいしいの笑顔」を見てくださいね。

kii
料理ライター

調理師、製菓衛生師、食育インストラクター、フードコーディネーター。おいしい料理でひとを幸せにするために活動しています。

レシピや料理のコツなど、皆さまの役に立つ情報を発信しています!応援よろしくお願いいたします。料理の疑問や作ってほしいレシピなどありましたら、気軽にコメントしてくださいね♪

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