身近な食材ですぐできる!見映えも最高!「自由研究の選び方からまとめ方」コツ総まとめ

  • 2021年03月23日更新

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

夏休みの大きな宿題のひとつ「自由研究」。
自由に選べるぶん、テーマやネタを決めるのは子どもにとって難しいものです。

保護者が一緒に寄り添いながら、子どもが興味を持って、最後まで楽しくやり遂げられる自由研究にしてあげたいですね。

そこでおすすめなのが、秘められた“科学”を楽しめる、料理をテーマにした自由研究。
身近な食材でできるので、子どもにとっても興味がわきやすく、さらに親子で一緒に楽しむこともできます。

まずは、食材を使った自由研究の方法や手順、そして上手にまとめるために保護者が知っておきたいコツを、“科学”する料理研究家として活躍中の平松サリー先生に伺いました。

はじめに〜身近な「料理」で科学を楽しむきっかけを作ろう!〜

【監修者紹介】 平松サリー(料理研究家 / 食・科学ライター)

京都大学大学院農学研究科修士課程修了。“科学”する料理研究家として「科学をわかりやすく楽しく、より身近に」をモットーに、執筆や企画・監修など幅広く手がける。近著に、身近な食材を使った科学実験やレシピなどを掲載した、小学生向けの『おもしろい! 料理の科学』(講談社)。人気ブログ『サリーの「おいしい」を科学する料理塾』でも、簡単レシピや食にまつわる科学の豆知識などを多数紹介。
平松サリー

私たちの生活には、様々な科学の知識が隠れています。

研究や実験というと、勉強のイメージが強く、苦手意識を持つ子どもも少なくありません。 しかし、“料理”という身近でおいしいテーマであれば、楽しさやおいしさ、暮らしに役立つ情報を学ぶきっかけとなり、子どもの「もっと知りたい」という気持ちを引き出すことができます。また、科学を生活に結びつけて、物事を理論的に考える訓練にもなります。

料理をテーマにするメリットは、興味を持ったとき、材料がすぐ身近にあること。さらに、キッチンにある道具を使って家で気軽に実験できる点も、おすすめの理由です。

自由研究がきっかけで、科学の勉強や料理、食材や自然の仕組みなどに興味が生まれることも。さらに新たな興味につなげられるよう、保護者が上手にサポートしてあげてくださいね。

①自由研究の手順について

自由研究を上手に進めることができるよう、手順を子どもと一緒にチェックしましょう。

  1. 計画を立てる

    まずは、どんな実験をするのか決めましょう。また、そのための必要日数、場所を確認します。
  2. 結果を予想する

    仮説を立ててから、それが正しいかどうか実験によって確かめます。

  3. 道具、材料を用意する

    最初に、道具、材料が全てあるか確認しましょう。実験を始める前に実験レシピを最後まできちんと読むことも大切!

  4. 実験する

    実験レシピを確認しながら、実験・観察をします。変化が分かりやすく見えるように撮影をしましょう。

  5. まとめる

    実験の内容、結果の予想から実験の様子、写真、感想までをまとめます。

    気温、天候などの条件によって、実験結果に違いがでてしまいそうなら、実験を複数回行い、観察する回数を増やします。ただ結果を記録するだけでなく、どうしてその結果になったのか理由まで考えてみることが大切です。

また、年齢(学年)に合った実験にするために、こんな視点で自由研究のテーマを決めるといいですよ。

  • 小学校低学年

    「加える・混ぜる」などの作業を中心に、実験前と実験後の違いを目でしっかり観察することが大切。興味がわいたら、さらに知りたいことを調べてみましょう。

  • 小学校高学年

    火を使う実験はなるべく高学年からがおすすめ。実験をしたら、変化を分析することにチャレンジしたいですね。小学校高学年ならば、実験の結果を観察するだけでなく、どうしてこうなったのか考察することが大事です。

②実験をするときの注意点

実験中、保護者は必ず子どものそばで見守ってください。子どもの自主性を尊重しながらも、危険なことやとり返しのつかないことにならないよう、保護者がさりげなく誘導してあげましょう。

衛生面で気をつけたいこと

①手を洗う

食べ物を扱いますので、手に菌が残っていないように、石けんで手を洗いましょう。

②身だしなみを整える

髪やそでが実験の邪魔とならないよう、実験前に身だしなみを整えます。
手元の作業に集中できるようにするだけでなく、けがや事故を防ぐ意味でも、身だしなみは大切!料理のプロになった気持ちで、楽しみながら準備しましょう。

安全面で気をつけたいこと

料理を安心して行うために、以下に気をつけましょう。

  • レンジ、オーブンから出したものに触れるときには、火傷に気をつける
  • 「突沸現象(加熱時に、急激に沸騰が起こり、中身が飛び散ること)」や、食品の発火、破裂に注意する
  • 電子レンジは手順を省略せず、適切な調理器具を使い、ワット数や加熱時間を守る
  • 加熱ムラの原因になるので、レンジ・オーブン庫内をよく掃除する

  • 包丁を使っているときは、刃を①遠くにおく、②刃を逆にする

包丁を置くときには、作業台の自分から遠い場所におきましょう。また、包丁の刃を自分とは逆の方に向けることもポイント。
うっかり触れて包丁を落とさないためにも、包丁の置き場所には注意しましょう。

  • フライパンの持ち手は利き手と逆の手にする

利き手側に持ち手があると、うっかりひっかけてフライパンをひっくり返してしまうことも......。
いつも、利き手の逆側に取っ手をよせる癖をつけましょう。

  • ガスの火を使うときは、保護者が必ず一緒にすること

火を使うときは、保護者は子どもと一緒に行うのが鉄則です。

また、火加減は、炎の先を見るのがポイントです。炎の先が、なべにどれだけ当たっているかを、実際に見て火加減を調整してみてください。

※IHコンロの場合には、表示をよく見て火加減を調整しましょう。

さらに、食材を扱う時には、食べられるものとそうでないものを保護者が区別してあげることも大切です。

③失敗しないためのコツ

実験には、失敗もつきものですが、それでも粘り強く、成功するまで続けることが大切です。
※子どものやる気を保つために、保護者はサポートしてあげてくださいね。

  • 一度ですべて完璧にできないのは当たり前。失敗しても、繰り返しチャレンジ!
  • 実験結果を比較する場合は、いろいろな条件を変えてしまうと、原因を見つけるのが難しくなります。条件はひとつだけ変えることが鉄則。
    たとえば、お酢を加えたものと加えなかったものを比較する場合、水の量や時間、温度は同じ条件で行います。
  • 正しい結果がでるように、観察は途中でやめずに続けましょう。
  • 失敗した時に再チャレンジできるように、実験は早い時間帯に行いましょう。

④まとめ方のコツ

自由研究を成功させるためには、実験結果を写真でわかりやすく、きれいにみせることが肝心!上手に撮るためには、撮影する場所も整えましょう。

撮影のポイント!

  • 自然光は影ができにくく、きれいに撮影しやすい傾向があります。ただし、時間によって明るさや光の向きが変わってしまうので注意が必要。時間を追って観察・撮影するものは、自然光ではなく照明の下で撮りましょう。
  • 光の入る窓にレースカーテンを1枚閉め、柔らかい自然光に調整するときれいに撮影しやすくなります。
  • 色の違いや変化がわかりやすいように、テーブルには「白」の紙や布のクロスを敷きましょう。
    (撮影する物の色によっては、黒の紙や布を敷きます)
  • 2つ以上の物の色を比較するときには、写真を別々に撮影せずに、並べて一緒に撮りましょう。

最後に〜実験の様子を上手に伝えよう〜

最近では、スマートフォンで実験結果をきれいに撮影したり、実験の様子を動画にしたりと、自由研究のまとめ方の幅は広がっています。

実験の様子や結果を記録しながら、どうしたら分かりやすく、きれいに伝えることができるか、今回ご紹介した写真撮影のコツも活かしてみてください。

これで万全!ぜひ、暮らしの中にある「科学」を楽しく学べる自由研究にチャレンジしてくださいね。

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