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お弁当の食中毒予防!管理栄養士が注意喚起する意外と知られていない基本的なこと

  • 2023年06月23日更新

こんにちは。管理栄養士で年子ママのヨムーノライターssnbakeryです。

今回はこの暖かい時期から増える食中毒の予防についてお話しします。

食中毒予防の3原則

  • (1)菌をつけない

  • (2)菌を増やさない

  • (3)菌を消滅させる

(1)菌をつけない

手洗いは基本中の基本ですが手を拭くタオルも清潔なものを。

また、手洗い後につけるアルコールは水気が残っていると効果が減少してしまうため、水気を拭きとってからアルコールをするとよいです。

肉汁や魚の水分が付着しないようにし、ビニール袋でそれぞれ分けて保存しましょう。

扱う食品ごとに調理器具も洗いましょう。

(2)菌を増やさない

冷蔵品・冷凍品は買い物の時、最後にカゴにいれるように心がけ、食品の解凍は常温でなく、電子レンジや冷蔵庫を使用して解凍し、調理したものは早めに食べましょう。

(3)菌を消滅させる

加熱調理は十分に加熱します。
中心温度が75℃で1分以上が目安です。

1日の終わりに漂白・熱湯・煮沸などでまな板や包丁を消毒しましょう。

お弁当で注意したいこと

お弁当箱も清潔に

お弁当箱は、煮沸消毒や、薄めた塩素系漂白剤でつけ置きして清潔に!
おかずを入れる前に薄めたお酢でお弁当箱を拭くのも予防になります。

ごはんの扱いにも注意

ごはんは3合に対し、小さじ1のお酢を混ぜるといたみにくくなります。

熱いごはんやおかずは、しっかり冷ましてからお弁当箱に詰め、生もの・水分の多いものは避けましょう。

おにぎりは素手でなくラップで握りましょう。
職場に冷蔵庫があればすぐにいれる。学校など冷蔵庫が無い場合は、しっかり保冷剤をいれておきましょう。

おかずは冷ます!

夕飯を使う場合は、先におかずを清潔な容器にとりましょう。

また、早く冷えるように浅い容器で小分けするとよりよいです。
お弁当につめる時は再加熱をして冷ましてからいれてくださいね。

水分・要冷蔵食品に注意

菌は水分も好みます。
醤油やドレッシングなどは液体としてはもちろん、塩分濃度の差で食材から水分が出てしまうので食べる直前にかけることが大切です。

ハム・かまぼこなど「要冷蔵」になっているものは、そのまま食べられるものでも加熱して、冷ましてからいれましょう。

食べるまでの保管はグッズ活用も

自然解凍で食べられる市販の冷凍食品は、保冷剤代わりにもなっておすすめです。
ただし、こういった冷凍食品はきちんと企業努力されたものなのでよいですが、自分でつくったものを冷凍しそのままいれると、水分がでてきて菌が繁殖する可能性がありますのであまりおすすめできません。

抗菌シートも活用しましょう。

まとめ

食中毒予防の基本と、毎日のお弁当の注意点をご紹介しました。
高温多湿になっていく季節。食中毒に気を付けた調理を心掛けたいですね。

この記事を書いた人
管理栄養士
ssnbakery

年子(5歳・4歳)の男の子のママです。2017年に念願のマイホームを建て、収納・インテリア・家事を中心としたインスタアカウントを更新しています。(アカウント:ssnbakery)中学生の頃から主婦雑誌を買って読んでいたくらい主婦業が大好きです!子どもが2人毎日朝から晩まで一緒なので思うようにできないこともありますが、日々情報を取り入れつつ家事業を楽しんで、家族が快適に過ごせるよう工夫しています。資格は管理栄養士・整理収納アドバイザー2級・秘書検定2級を取得しています。

カインズ 100均 ニトリ 管理栄養士

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