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「大丈夫」「なるようになる」は魔法の言葉!住職が教える「心配事がスッと消える禅の習慣」

  • 2019年10月14日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

新生活や新しい職場などでは、ワクワクドキドキ感と同じように、大丈夫かな?やっていけるかな?などの心配もちょっぴりあると思います。

「心配」という感情を手放すことは、ちょっとした思考のクセや、生活の習慣を工夫するだけで、だれでもカンタンにできるようです。

ここでは、千葉・富津市のマザー牧場に隣接する臨済宗妙心寺派佛母寺住職。松原正樹(著)「心配事がスッと消える禅の習慣」(出版社:アスコム)の中から一部を抜粋・編集してご紹介します。

心配事の正体を知る。それだけで、心がラクになる

ひと口に「心配事」といっても、さまざまな種類があります。
ご自身や家族の健康状態、お金のこと、職場やご近所との人間関係など、人は生きているかぎり、今起きている問題やこれから起きるかもしれない問題を不安に思い、悩んでしまう生き物です。

こういった感情を持つのは当たり前のことで、人間が生きのびるために身につけた「自己防衛能力」、「危機管理能力」がなせる性質だと私は思うのです。

ただ、やはり、あまりにこの性質が大きくなると、あれやこれやを心配しすぎて、生きることがとても苦しくなってしまいます。

「できればいろいろなことを心配しすぎず、ラクに生きたい」

そんなふうに思っている方に、私はまず、「あなたを悩ませている心配事は、すぐに対処できるものですか?」とお聞きします。

たとえば「老後のお金が心配だ」と悩んでいるのなら、今できることは何かを考えてみるのです。将来的に必要な金額を計算してみる、月々いくら積み立てるなど、ささいなことでも対処できることはあるでしょうか。

何かしらの方策が打てる心配事は、具体的解決のための行動をとることで心がラクになります。

しかし、現実的には次のようなケースのほうが多いでしょう。
心配事の大半は、「定期預金や保険など打てる対策はとっているけど、老後が心配で仕方がない。

家の補修、子どものこと、介護、お墓、考え出したらキリがない」といった具合。
現実的に解決できることから具体的な解決策を見いだせないことまであれこれ想像し、悶々として抜け出せないループに入り込んでしまう。

これこそが心配事の本質です。
心配事は、自分ではコントロールしようのない事柄、しかもそれが将来本当に問題になるかもわからない事柄に対して、あなたの心が勝手に不安になってしまっている状態です。  

どれほど心配に時間を費やしたところで、現実は何も変わりません。苦しい時間が増えるだけです。

仏教では、すべての物事には「原因」があって「結果」があるとしています。
「原因」がさまざまな「縁」によって姿を変えて、「結果」につながるのです。

あなたの抱えている心配事にも、必ず「原因」があります。
その原因の9割以上は、現実的に対処できる問題ではなく、「あなたの心模様しだい」です。

心配事の9割は、あなたの心がつくり出した幻。「なるようになる!」の一言で解決する

どうしたら心配事を手放せるのか。そのヒントとなる逸話があります。
だるまさんの愛称で知られる中国禅宗の開祖である達磨(だるま)大師は、ある日、修行をしていた弟子の慧可(えか)大師に「心配で落ち着かないので、この心配を取り除いてください」と頼まれます。

そこで達磨大師は、「その心配をここに差し出したなら、取り除いてあげよう」といい、これを聞いた慧可大師は、ハタと気づきます。

「そうか。心配は心が生み出したもので、実体はないのだ」と。

そうです。 心配には実体がないのです。

考えてみると、実体のないものにずいぶんと多くの時間をとられているものです。別の見方をすれば、心配に心を奪われている間は、”今”を見る目は完全に留守になっています。

何か心配事があると、それこそが一大事だとばかりに日常を置き去りにして右往左往しがちですが、白隠(はくいん)禅師(江戸時代中期の禅僧。臨済宗(りんざいしゅう)を復興させた)の師である正受(しょうじゅ)老人は「一大事とは、今日只今(ただいま)の心なり」とおっしゃっています。

今、この瞬間に意識を集中することこそが、一大事であるという意味です。
禅は、常に今に焦点を当て、今の連なりが現在であると考える”ing”の思想です。

常に動き続ける今に心を寄せる練習を重ねることが、心配を手放し、幸福を引き寄せる近道です。

禅は一つのところにとどまることを嫌いますが、心配に心奪われた状態は、答えが見つからないだけに長くとどまってしまいがちで、まさに身動きがとれません。

そのとらわれてしまった場所から自分を解放してあげるためには、ひとまずでいいから、答えを出してしまうことです。

魔法の言葉は「大丈夫」「なるようになる」。
実際にそう口に出して、未来のことはそれ以上考えないクセをつけます。

なるようになる。
なるようにしかならない。

そうやって心配事を手放せば、未来に向けていた視線が現実へと引き戻されて、嫌でも目の前にあるモノ、コトに焦点があってきます。

今が生きる中心にきたとき、人生への向き合い方そのものに変化があるはずです。
期待してください。

ヨムーノ編集部

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