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主婦カーストは○○で決まる!避けられないマウンティング!?

  • 2021年03月22日更新

世の中には、「格差」がある。初任給ではさほどなかった所得格差も、年をとるにつれて大きくなり、自分の家庭にも影響を与えます。子どもの教育機会は両親の収入に左右されると言われ、また、旦那様の稼ぎによっては、奥様が望んでいなくてもパートに出なければいけないこともあります。家計を切り盛りしている主婦は、どれくらいその「格差」を感じているのでしょうか。
今回、オウチーノ総研(株式会社オウチーノ/本社:東京都港区/代表:井端純一)は、20~59歳の子どもがいる主婦1,158名を対象に、「『主婦の格差』に関する実態調査」を行いました。はじめに、「主婦をしていて、『格差』を感じる(周りの主婦や家族と比べて自分が下に感じる)ことはありますか?」という質問をしました。結果、52.3%が「多々ある」もしくは「まぁまぁある」と回答しました。世帯年収別では、300万円未満の主婦は66.7%が「格差」を感じていました。一方、世帯年収が1,000万円以上の主婦も43.3%は「格差」を感じると回答しました。また、「格差」を感じることが「多々ある」もしくは「まぁまぁある」と回答した人に、「どういった点で『格差』を感じますか?」という質問をしたところ、45.9%が「家」と回答しました。次に多かったのが「旅行」で27.1%、3番目が「車」で26.2%でした。

52.3%が、主婦をしていて「格差」を感じることがあると回答!

主婦をしていて、「格差」を感じることはありますか?はじめに、「主婦をしていて、『格差』を感じることはありますか?」という質問をしました。結果、「格差」を感じることが「多々ある」と回答した人は20.1%、「まぁまぁある」が32.2%、「ほとんどない」が34.4%、「全くない」が13.3%でした。「多々ある」と回答した人と「まぁまぁある」と回答した人を合計すると、52.3%の人が、主婦をしていて、他の主婦や家族と格差を感じていることが分かりました。

世帯年収300万円未満の主婦は、3人に2人が「格差」を感じている!一方、1,000万円以上の主婦も、43.3%は「格差」を感じると回答。

主婦をしていて、「格差」を感じることはありますか?次に、世帯年収別に、「格差」を感じる割合を見てみる。
世帯年収が300万円未満の主婦で、「格差」を感じることが「多々ある」と回答した人は31.2%、「まぁまぁある」が35.5%、「ほとんどない」が28.0%、「全くない」が5.3%でした。次に300万円以上500万円未満の主婦は、「多々ある」と回答した人が27.9%、「まぁまぁある」が31.7%、「ほとんどない」が27.9%、「全くない」が12.5%。500万円以上700万円未満の主婦は、「多々ある」が21.8%、「まぁまぁある」が32.8%、「ほとんどない」が34.0%、「全くない」が11.4%。700万円以上1,000万円未満の主婦は、「多々ある」が16.2%、「まぁまぁある」が32.0%、「ほとんどない」が39.4%、「全くない」が12.4%。そして、1,000万円以上の主婦は、「多々ある」が12.7%、「まぁまぁある」が30.6%、「ほとんどない」が38.9%、そして「全くない」が17.8%でした。
「多々ある」と「まぁまぁある」を合わせると、世帯年収300万円未満の主婦は66.7%が、1,000万円以上の主婦は43.3%が「格差」を感じていました。世帯年収が増えるにつれ、「格差」を感じている人が減る一方、世帯年収が1,000万円を超えていても、4割以上の人が「格差」を感じることが分かりました。
世帯年収が高ければ、子どもを私立の幼稚園や学校に通わせることも多い。よって世帯年収の高い家族との付き合いも多くなり、そのコミュニティのなかで「格差」が生まれます。世間では裕福な家庭と見られても、「格差」意識と無縁ではいられないようです。

「家」は、「格差」の象徴!?45.9%が、住んでいる家で「格差」を感じると回答。

どういった点で「格差」を感じますか?

最後に、「格差」を感じることが「多々ある」もしくは「まぁまぁある」と回答した人に、「どういった点で『格差』を感じますか?」という質問をした。15個の選択肢から、当てはまるものを全て選んでもらいました。
結果、「家」と回答した人が45.9%で最も多く、2番目に多かったのが「旅行」で27.1%、3番目が「車」で26.2%、4番目が「奥様の美容」で20.0%、5番目が「奥様が身につけているもの」で19.0%でした。
こちらも世帯年収別に見てみると、世帯年収300万円未満の主婦の場合、「家」が最も多く48.4%、次に「旅行」が32.3%、そして「奥様の美容」が25.8%、「車」が24.2%、「旦那様の職場」が21.0%でした。続いて、300万円以上500万円未満の場合、「家」が53.2%、「車」が32.9%、「旅行」が25.3%、「奥様の美容」が22.8%、「お子様の習い事」と「奥様が身につけているもの」が同率で17.1%でした。500万円以上700万円未満の場合、「家」が42.0%、「旅行」が27.3%、「車」が22.4%、「奥様が専業主婦か兼業主婦か」が19.6%、「奥様が身につけているもの」が16.1%。700万円以上1,000万円未満の場合、「家」が43.1%、「車」が35.3%、「旅行」が31.9%、「奥様の美容」と「奥様が身につけているもの」が同率で27.6%、「旦那様の職場」が21.6%。そして1,000万円以上の場合は、「家」が44.1%、「旅行」が22.1%、「奥様が身につけているもの」が19.1%、「お子様の学校」が17.6%、「奥様の美容」が16.2%でした。
どの年代も、最も「格差」を感じるのは、「家」だった。「家」は特に金額が大きく、また見た目で価値を判断しやすいため、最も「格差」が表れやすいのでしょう。次いで多かった「旅行」や「車」も高額商品であり、また「旅行」であれば行き先や回数、「車」はメーカーや車種などでその金額がなんとなく分かるため、「家」同様、「格差」を感じやすいようです。
また、「旦那様の職場」や「お子様の学校」、「お子様の習い事」以上に、「奥様の美容」や「奥様が身につけているもの」で「格差」を感じている人が多く、「お子様の学校」に関しては、世帯年収が上がるほど「格差」を感じる人が多くいました。

※調査概要
有効回答 20~59歳の子どもがいる主婦 1,158名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2015年5月8日(金)~5月12日(火)

この記事を書いた人
オウチーノ総研 清水

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