早くも流行!?インフルエンザのリスクを減らす「噛みトレ」で免疫&唾液力アップ!

  • 2019年11月15日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

口腔機能改善のスペシャリストが考案した「噛みトレ」は、糖尿病、認知症、誤嚥性肺炎、動脈硬化など、さまざまな病気や症状を予防する効果があるそうです。

ここでは、東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニック院長で「名医のTHE太鼓判!」(TBS)「あさイチ」など各種メディアにも多数出演している新谷 悟さんの著書『歯と歯ぐきを強くする 噛みトレ』(出版社:アスコム)の中から一部を抜粋・編集してご紹介します。

「噛みトレ」で肥満と生活習慣病を遠ざける

よく噛めなくなって消化・吸収が悪い状態を、みなさんはどのように考えますか?

「栄養を摂取できないから、太らない」

たしかに食べものに含まれている栄養素を十分にとれなくなりますが、太らないわけではありません。
消化・吸収が悪いと胃腸のはたらきがにぶくなるので、食べたものが腸に滞留する時間が長くなります。

それだけ、脂肪として蓄積する時間も長くなるのです。

さらに、胃腸の動きがにぶいということは、エネルギーを使わないことになるので、消費するエネルギーは減ってしまいます。
蓄積されるエネルギーが増えて、消費されるエネルギーが減れば、太ってしまうことになります。

また、よく噛めなくなると、満腹中枢がうまくはたらかなくなり、ついつい食べすぎてしまうことにもなります。

なぜ、噛むことが満腹中枢を刺激するのか。
以前、イスラエルの研究機関がネズミを使って行った実験があります。
咀嚼すると、脳内でヒスタミン、レプチン、セロトニンという神経伝達物質が分泌されます。
その中で、ヒスタミンが脳の満腹中枢を刺激して、食欲を抑えるといいます。

30回噛むとやせるという話もよく聞きます。
その効果についてはわかりませんが、メカニズムとしては、たくさん噛んで満腹中枢を刺激して食べすぎを防ぐというものです。

私は、回数よりゆっくり食べることが肝心だと考えます。

満腹中枢から、「そろそろお腹いっぱいになります」と指令が届くのは、食べはじめてから約20分後。急いで食べたら、何回噛んでも指令が間に合わず、食べすぎてしまうことになります。

そもそも回数を気にして食べるのは大変ですし、きっとおいしく食べられない。
回数を気にするよりもまずはよく噛むことを意識してください。
よく噛んで、消化吸収しやすい状態にして胃や腸に送り込めば、食べものに含まれている栄養素を漏れなく吸収できるし、太ることもなくなります。

アレルギーやインフルエンザなどの感染症のリスクが減る

私たちには、外から侵入してくるウイルスや細菌などの病原体から体を守るシステムが備わっています。それが、「免疫」というシステムですが、残念なことに加齢とともにその力が弱くなります。

免疫力が低下すると、若いころと比べると、どうしても感染症にかかりやすくなったり、重症化したりするケースが増えてきます。

オーラルフレイルになると、その状況はさらに悪化します。

なぜなら、病原体の進入口でもある口の機能が弱くなれば、病原体が野放しになって全身にまわるからです。

だからこそ、「噛みトレ」なのです。
「噛みトレ」で唾液力がアップして、口の中に十分な唾液量が出るようになると病原体を退治するパワーが劇的に回復します。

たとえば、感染症の代表でもあるインフルエンザ。毎年、予防接種を受け、帰宅後は必ず手を洗い、うがいをするなど感染リスクを減らすために努力している人は多いと思います。

しかし、オーラルフレイルの人は、どんなにリスクを減らしても感染のリスクを下げることができません。というのは、野放しになっている歯周病菌が出す酵素は、インフルエンザなどのウイルスの侵入を手助けするからです。

解決への近道は、とにかく口の中の機能を回復させることです。

唾液量が十分に分泌できるようになると、歯周病菌の増殖を防ぐことになり、口の中に入ってきた病原体を除去できるようになります。それだけで、インフルエンザへの感染は格段に減らせます。

ある介護施設では、入居者に口の中のケアを徹底させたところ、そうではない施設と比べたらインフルエンザの発生率が10分の1まで減少したといいます。

唾液が分泌される場所のひとつである耳下腺からの唾液には、パロチンというホルモンが含まれています。

パロチンは「若返りホルモン」とも呼ばれ、胃腸のはたらきを助けて免疫力をアップさせたり、皮膚の新陳代謝を活発にしてしみやしわを防いだり、骨や歯を丈夫にしたりする効果があるといわれています。

もちろん、唾液量が十分に分泌されるようになると、唾液にある毒物や発がん性物質に対抗する力や、活性酸素を消去するはたらきも高まります。

ヨムーノ編集部

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