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中学受験に必要なお金は「最低でも300万円超え!?」元塾講師に「傾向と対策」を聞いてみた

  • 2020年02月05日更新

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

子どもを中学受験に挑戦させるご家庭がリアルに直面するのがお金問題です。中学受験にかかる費用には「塾に支払う授業料」と「中学校に支払う受験料」のふたつがありますが、いずれも家計に重くのしかかるものです。

また、保護者の年収と受験の関係を裏付ける興味深いデータもあるなど、受験とお金は切っても切れない関係にあります。

ここでは、中学受験とお金の関係を、過去に中学受験塾で個別指導・集団指導を担当し、今は私立の中・高等学校で国語科の講師として活動中の横山さんにお話を伺いました。

塾に支払う授業料は3年間で○○○万円!

中学受験を始めるタイミングとして多い小学4年生から塾通いを始めると、受験までの3年間でトータルどれぐらいの費用がかかるのでしょうか。

首都圏の大手塾4社(SAPIX・四谷大塚・日能研・早稲田アカデミー)のデータを元にまとめてみました。

・入会金……22,000円~33,000円
・授業料(4教科月額)……4年生:20,900円~41,800円/5年生:26,334円~52,800円/6年生:32,076円~79,750円

塾によってバラツキがありますが、授業料は4年生で月額3万円、5年生で月額4万円、6年生で月額5万円を目安に考えておくと良いでしょう。

入会金、授業料のほかにテキスト費や判定テストの受験料などがかかるのですが、特に負担が大きいのが「夏期講習」や「受験直前講習」などの講習費です。
これらの講習だけでも受験の年となる6年生では年間60万円~80万円にもなります。

これら全てを計算すると、4年生~6年生の3年間でザッと300万円はかかると考えておく必要があるでしょう。特に、6年生では年間120万円~150万円と3年間の中で最も出費が大きい1年間になります。

参考サイト

【日能研】中学受験-小学生のための中学受験塾
【SAPIX小学部】FAQ よくあるご質問
【早稲田アカデミー】費用のご案内
【中学受験の四谷大塚】費用のご案内

中学校に支払う受験料はどれぐらい?

塾に支払う授業料に加えて、中学受験の締めくくりとばかりにお金が出て行くのが中学校に支払う受験料です。

受験料は1回あたり20,000円~30,000円で、おおよそ5~6校は受けると考えると10万円~15万円はかかると考える必要があります。

よく「受験は一発勝負だ」と言われます。
気持ちの上では常に本命校を受けるつもりで臨んでもらいたいのですが、実際には本命、チャレンジ校、安全校、滑り止めと連日の試験になるのも珍しくありません。

「もう1校受けていれば偏差値の高い中学校に行けたかも知れないのに……」という後悔をしないためにも、できるだけ手広く受けておくのが無難でしょう。

延納金とは

また、受験料のほかに「延納金」という費用があるのは知っていますでしょうか?
中学受験は合格後、期限までに入学金を納めなければ合格が取り消しになってしまいます。

そうすると、日程の都合で本命校の結果が出る以前に2番手、3番手の入学金を支払う期限が来ることもありますよね。そんな時に、期限を延ばしてもらうために支払うのが「延納金」です。

「もう少し待ってくれればいいのに……」とため息をつく保護者の方も多いのですが、貴重な2番手、3番手の合格を引き止めておく上では必要不可欠な出費と言えます。延納金の相場は5万円ぐらいですが、延納金が入学金を兼ねる中学校もあり、その場合は20万円を超えることも。

「本命が受かったらフイになるお金に20万円は支払えない!」という保護者の方は受験計画を立てる際に「延納金」のことも頭に入れておきましょう。

参考サイト

中学受験 高校受験パスナビ

保護者の年収と受験の関係「東大生の保護者の平均年収は○○○万円!」

正社員の平均年収が400万円台という時代にあって、驚異的とも言えるデータがあります。それは、東大生の保護者は6割以上が平均年収950万円以上というものです。

保護者の年収と子どもの学力には密接な関係があり、「年収の多い家庭では教育により多くの費用を割けるため、子どもの学力も高くなる」というのは私たちの感覚としても納得できるものでしょう。

確かに、中学受験にかかる費用が3年間の塾通いだけで300万円、更に中学校に支払う受験料や延納金の負担も考えるとそれなりに余裕がなければ中学受験への挑戦が難しいのは事実と言えます。

しかし、年収の多い家庭に学力の高い子どもが多いのは、そもそも「勉強に対する意識」の違いがあるからだと、私は経験上考えています。

東大生の保護者は、子どもの頃に保護者から勉強の大切さを教えてもらい、塾にも通うなどの支援を受けてきたはずです。
そうして高い学力を身につけ、一流大学に進学、そして一流企業に就職するという「成功体験」を積み重ねてきたのでしょう。

そんな人が、自分の子どもに勉強の大切さを教え、塾にも通わせる……というように教育への投資をするのはごく自然なことですよね。
つまり、高年収の保護者の子どもの学力の高さは、「勉強に対する意識」の高さから来ているのです。

いま、中学受験に関心を持っている保護者の方は、子どもを一流大学に進ませ、理想の人生を歩ませるチャンスといえます。
受験の最終的なゴールである「大学合格」に向けて良いスタートを切れるよう、中学受験を前向きに挑戦させてあげてください。

まとめ

今回は、中学受験にかかる費用についてお聞きしました。
「塾に支払う授業料」と「中学校に支払う受験料」を考えると、それなりに大きい負担になってしまうのが中学受験です。

しかし、お金を理由に中学受験を断念してしまうのはもったいないと思います。
保護者の年収が受験において有利に働くのは事実ですが、大切なのは家庭の「勉強に対する意識」です。中学受験に関心をお持ちの保護者の方は、前向きに考えてみてくださいね。

※2020年1月末現在の情報です。

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