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ヨムーノDIY女子部、爆誕!日本初「女子がゼロから家づくり@千葉県長柄町」プロジェクト開始

  • 2021年04月27日更新

こんにちは、くふうLive!編集部です。

このたび、ヨムーノでは「ヨムーノDIY女子部」を発足しました!

ちなみに「DIY女子部」...といっても、フツーのDIYではありません。
なんと、木を伐採して、伐採した土地を整え、切った木で柱などに使う木材を作るところからスタート。
本当にゼロから「家づくり」に挑戦する、おそらく日本初にしてオンリーワンの一大プロジェクト!

ヨムーノDIY 女子部が家を建てる場所は、千葉県の「長柄町(ながらまち)」。
「女子の力で、林業と地元を元気に!」をめざす壮大な企画のために、ヨムーノメイト(ヨムーノ公式インスタグラマー)が元気と工夫を振り絞って活躍していきます。
みなさま、大・大・大・大・大注目ですよ!

「女子がゼロから家を建てる」って?こんな活動をします!

2019年11月、"DIYはほぼ初心者"のヨムーノメイトで結成した「ヨムーノDIY女子部」。
実は全員が千葉県出身で、地元LOVE。
自分でおうちをリノベしたい、地元に何か恩返ししたい、などさまざまな想いを持ったメンバーです。

そんなメンバーで立ち上げたこのプロジェクトは、ひと言でいうと、
「荒れた森林の木を有効活用した家づくりで、地元を元気にしたい!」
をめざす活動です。

これから2年ほどかけて取り組むプロジェクト、スタートの一部をご紹介しますね。

①荒廃した森林を整えて「土地を作る」

今、とくに都市近郊において、生い茂ったまま放置され荒廃した森林が問題になっています。
2019年の台風でも、荒廃した森林が被害を大きくし、私たちの暮らしにも影響を及ぼすようになってきました。

今回、長柄町のそんな荒廃森林の一部である土地をきれいにして、家を建てる土地を作ります。

Before

こちらは、上空からドローンで撮影した画像。
写真左側は、深く生い茂った樹木。周辺には、ぎっしりと雑草が生えていました。

After

2019年秋から、木を伐採し、土地を少しずつ整備して、現在は家を建てるスペースができました!

②木を「チェーンソー」で伐採!

チェーンソーで一本一本、杉を伐採します。家をつくる柱に必要な本数は、なんと約100本!ちょっと気が遠くなりますね…。
プロジェクト初回は、木こりのプロ(なんと女性も!)の伐採を目の前で見学。実際にちょっとお手伝いもさせてもらいました。木が倒れる迫力は、想像以上!

ここに「大きな木の家」を建てます!

伐採したあとの土地の様子がこちら。ここに、基礎を作って、柱を組み立てて、大きなログハウスをつくっていきますよ。どんな家が完成するか、わくわくします!

③家を支える「柱」をつくる!

木の皮をむいて、表面をきれいに磨く

伐採したままの木は、表面がガサガサ。まずは木の皮をむいて、表面がなめらかになるように「グラインダー」という工具で磨きます。

柱を組み立てるための先人の知恵「ホゾ」を作る

家の柱は、釘を使わず、複数の木材をつなぎ合わせてつくります。木材同士を組み合わせるために、柱に突起や穴を作り、家の主な骨組みができるよう木材を加工します。これを「ホゾ加工」といいます。

④完成する家のイメージはこんな感じ♡

最終的にどんな家が完成するのか、気になりますよね。

実は、今回ヨムーノDIY女子部のメンバーに家づくりのノウハウを教えてくれる「木こりの源さん(後ほど紹介します)」は、木を伐ってから約5年がかりで自分の家をゼロから建てた経験者。それが、この写真のおうちです。

この家をモデルに、ヨムーノDIY女子部のセンスとアイデアをプラスして、素敵な家をつくります!

こちらは、家の内装。さすがに、柱の存在感が圧倒的!家にいながら自然に包まれる、ぬくもりのある空間です。

一枚板のカウンターが印象的なキッチン。自分で伐採から手がけるからこその、究極の贅沢です。

現在、プロジェクトはまだまだ基礎づくりの段階。
木を加工して、土地の基礎を作り終えたら、次は家具やインテリアなど、女子の目線で、オシャレで実用的な内装を考えていきます。最後まで目が離せませんよ♡

ゼロから家づくりに初挑戦!「ヨムーノDIY女子部」メンバー発表

このプロジェクトの中心メンバーとして参加していただく、ヨムーノメイトの4名をご紹介します。

もちろん全員「千葉県出身」。地元への愛情たっぷり、モノづくり大好き、チャレンジ精神最強!ヨムーノDIY女子たちの個性あふれるキャラクターにも注目です。

「まっすぅ」

千葉県市原市出身。ヨムーノDIY女子部の部長を務める。結婚・出産を経て現在は静岡県で2児のママをしながら「ウォーキングインストラクター」として企業や個人向けセミナーを開催。故郷想いの“千葉LOVER”。戸建ての家を建てる夢があり、日々家づくりについて勉強中。
まっすぅ

「はーちゃん」

千葉県千葉市出身。ヨムーノDIY女子部副部長。2児のママで、モデルをしながら「整理収納アドバイザー」として活動中。節約×整理収納のノウハウで、もっと豊かに、もっとHappyに暮らすアイデアをSNSなどで発信。自宅をリフォーム予定なので、今回のプロジェクトで技を習得する意気込みもアツい!
はーちゃん

「ヤギコ」

千葉県市川市出身。学生時代は浦安市で過ごす。現在は、子育てをしながら医療機関で働き、WEBライター業までこなすパワフル女子。何事も“テンションが命”と豪語し、プロジェクト参加も勢いで決定。その一方、誰よりも真面目で努力家。元「技術の成績2」だからと、難しい加工作業もできるまで向き合い、復習まで完璧にこなす勉強熱心さでメンバーに一目置かれる存在。
やぎこ

「ゆっこ」

千葉県香取郡出身。2020年1月に「ヨムーノDIY女子部」にジョイン!現在は東京都で子育てをしながら、パティシエとしてお菓子作りに励む2児のママ。メンバーの中でも群を抜いた“職人”気質。将来は、自分のパティスリーを持つことが夢。実は部長のまっすぅとは学生時代の同級生で、長柄町で十数年来の再会を果たす。
ゆっこ

DIY女子部が目指す世界は?プロジェクト発足のきっかけ

プロジェクト発足のきっかけは、長柄町で「長柄町移住定住コーディネータ―」として町おこしを推進する3名と、ヨムーノ編集部の出会いでした。

今回、ゼロからの家づくりを成功させるために、ヨムーノDIY女子部の「家づくりの先生」として、ノウハウを教え、寄り添ってくれる強力なメンバーをご紹介します。

千葉に家を建て、2拠点生活を楽しむ「木こりの源さん」

井上源太郎さん(源さん)

移住定住コーディネータ―/セルフビルドプロデューサー/長柄町TVディレクター/木こり

東京で映像制作会社を経営しながら、長柄町でNPO法人「ふるさとネッツ」の理事として活動。植林杉の利用活性化と、都市と地方の交流の推進を図るため、東京と千葉を往復する2拠点生活を送っています。ログビルダーに習いながら、自ら木を伐採するところからログハウスをつくり始め、友人の力を借りつつ約5年がかりで完成!

実は、大工初心者だった源さん。今では、木の伐採から組み立て、仕上げまで、自分で好みの家を建てる「セルフビルド」のサポーターとして活躍しています。

まさに今、自分の家づくり実践中!「ちはるん」さん

安島千春さん(ちはるんさん)

移住定住コーディネータ―/チーフセルフビルドサポータ―/野菜料理人/木こり

NPO法人「ふるさとネッツ」のメンバーの一人。新宿のカフェや銀座のレストランでのキッチンスタッフを経て、原宿の玄米菜食レストラン「ハナダ・ロッソ」の店長を務め、現在は千葉県に移住。シェフ歴は15年。旬のオーガニック食材を取り入れたレシピの開発や、料理教室を行う。YouTube長柄町TVで地元野菜を使ったスイーツ、料理のレシピを配信中。

この経歴の通り、ちはるんさんも大工の経験はありませんでしたが、大工の職業訓練校で1年学ぶなど経験を積み、現在は自分の家をセルフビルドしています。

長柄町PRキャラクター「その場しのぎ増」さん

そして、YouTubeの長柄町TVを盛り上げる、「その場しのぎ増(そのばしのぎます)」さん。全身ゴールドの装いがインパクト強めですが、毎回活動の様子を動画でわかりやすく説明してくれる心強い存在です。

①「通り過ぎる町」長柄町を、林業の力で元気にしたい!

千葉県の中央に位置する長柄町は、千葉県の中でも、際立った観光地や産業が少なく、人口減少が叫ばれる町。

僕は東京都内から1時間半の距離で、大自然や美しい田園風景にリラックスして過ごせる長柄町が大好きで、もっと多くの人に訪れてほしいと思っています。
でも実際には、千葉県のほかの観光地までを経由する「通り過ぎる町」と呼ばれています...。せっかく通るなら、この町に立ち寄って、いいところだなと感じてもらえるような取り組みをしていきたいです。(源さん)

ここまで本格的に“女子がゼロから家を建てる”のは、おそらく日本でも初めての取り組み。この活動をたくさんの人に知ってもらい、長柄町って面白いことをしてるな、と良さを知ってもらえたら嬉しいです。長柄町の町おこしが、同じような課題を抱えるほかの地域にも役立てたらいいですね。(ちはるんさん)

②SDGs(エスディージーズ):林業が抱える課題を、楽しく、かしこく解消!

私たちのプロジェクトは、家づくりを通して「林業の課題」に向き合う大切な活動のひとつであると考えています。

最近、テレビや新聞でよく聞くようになった「SDGs(エスディージーズ)」。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、国連サミットで決められた、2015年から2030年までに実現したい国際社会共通の目標のこと。

貧困、飢餓をはじめとする食糧問題や、気候変動などの環境問題、教育、福祉など幅広い世界の課題を「17つの目標」としてかかげ、今、世界中の様々な企業や組織、学校、地域などで、課題解決に向けたあらゆる取り組みを行っています。

ヨムーノDIY女子部の活動も、千葉県の林業の課題をきっかけに、「目標11:住み続けられるまちづくりを」「目標15:陸の豊かさも守ろう」「目標17:パートナーシップで目標を達成しよう」の目標につながる活動をめざします。

荒廃林を無駄にしない世界を作りたい。でも、効率が悪いことをしても意味がありません。僕は、資源を家づくりを通して“暮らしに役立つもの”に代え、楽しみながら、かしこく使い切る方法を考えていきたいと思っています。(源さん)

③“映えて”楽しい、女子ならではのセンスで日本の林業を盛り上げる!

このプロジェクトの活動を、楽しく盛り上げ、たくさんの方に知ってもらいたい!

そんな長柄町メンバーの想いから、「暮らしをもっと楽しくかしこく!」をコンセプトに、ヨムーノメイト約900名と一緒に「暮らしのリアルなトレンド」を生み出すことをめざすメディア「ヨムーノ」とタッグを組んで盛り上げていくことになりました。

今、日本を元気に盛り上げるのは“女性のチカラ”だと感じています。家や家具など、暮らしや人生に関わるものを買うときって、やっぱり女性の意見に説得力があるし、実際に家庭のお財布を握っているのも女性だったりするじゃないですか(笑)。
家づくりにも、女性の視点が入ると、やっぱり建築家などのプロや男性だけでは気づけない、納得のポイントがあると思うんです。(源さん)

月1回の「ヨムーノDIY女子部」活動日には、ちはるんさんが、おいしくて“映える”ランチを手作りで振舞ってくれます。

毎回、おしゃれでヘルシーで"最強映え"な料理に、メンバーも大興奮!

女子は見た目も大事ですよね(笑)。私はルーティンの作業着に、大好きなベレー帽を身に着けています。大工仕事も、楽しむことが一番!DIY女子部のみなさんのように、ウェアや小物をお揃いにしたり、かわいい小物を見つけるなど、作業を楽しく行う工夫は本当に素敵ですね。(ちはるんさん)

女性でもできる!を証明したい

大きな工具を持って作業するのは、特に女性なら最初は誰でも不安です。でも、女性でも大工はできる!を証明したい。私も今でこそ難なく工具を使いこなせますが、約2年前は初心者で、チェーンソーなど工具の使い方を一から学びました。
家の設計からデザインまで、自分の好きな場所に、好きなように、自分のペースでコツコツ作っていく楽しみは、他には味わえません。今から家ができるのが楽しみです!(ちはるんさん)

今後の活動予定(完成まで)

  • 引き続き、木材の加工
     木材をジョイントする技術を学びながら、家の枠組みを作ります。
  • 上棟
  • 外装(壁塗りなど)に着手

まだまだ作業は始まったばかり。家の柱や梁などに使う木材約100本を加工し、外装が完成したら、そのあとは内装(床、天井、壁など)を施していきます。

インテリアや収納・家具をどんなものにするか、考えるのも楽しそうですね!その時には、興味のあるみなさんも、この家づくり企画に巻き込んでいきたいと考えています。

どんな家が完成するのか、楽しみすぎますね。

活動の様子は、毎月ヨムーノでレポートしていきます。どうぞお楽しみに!

※2020年2月末時点での情報です。
※撮影/久冨健太郎

この記事を書いた人
くらしをもっと楽しく!かしこく!
ヨムーノ 編集部

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