暗夜の奇祭、あがた祭りがある宇治市の魅力

  • 2021年03月22日更新

今、某人気アニメで話題の聖地、宇治市。実は近年になって人口増加にストップがかかってしまった市ですが、あがた祭りや宇治茶、源氏物語など、魅力たっぷりで自然あふれる場所です。今回は宇治市の魅力と文化の一部をご紹介していきます。

某人気アニメの聖地!宇治市の魅力

2015年4月から放送されている、「響け!ユーフォニアム」というテレビアニメが人気を集めていることをご存じでしょうか。どちらかといえばおとなしいイメージのある吹奏楽部の部員たちが、全国大会を目指す姿を描いた青春アニメです。このアニメの舞台となっている京都府宇治市が、今、アニメファンたちから「聖地」として脚光を集めています。宇治市は京都府第2の都市であり、世界遺産にも指定されている平等院をはじめ、宇治神社や宇治上神社など多数の名所や旧跡を目にすることができ、日本茶の高級ブランドである宇治茶の産地としても知られています。主人公の通う北宇治高校は実在しませんが、学校の最寄駅である宇治駅や宇治橋、宇治神社など、実在する名所が多数登場するので、いわゆる「聖地巡礼」に訪れるアニメファンも楽しめるのではないでしょうか。平安時代の長編小説「源氏物語」の舞台ともなっており、そのころは貴族の別荘が多数存在していました。長い時を超え、人々の人気を集める作品の舞台となり続ける宇治。豊かな文化と自然が融合した雰囲気が、作者を惹きつけるのかもしれません。

あがた祭りって何?

毎年6月5日から6日にかけ、沿道の灯火がすべて消えた暗闇の中を、熱気に包まれた男たちの担ぐ神輿が進んでいく。これが、宇治市の縣(あがた)神社の祭礼のひとつである「あがた祭り」です。神輿を運ぶ儀式は梵天(ぼんてん)渡御と呼ばれ、明かりを消すことから「暗闇の奇祭」「くらやみ祭り」などと呼ばれることもあります。午後10時ごろまでは境内に数多くの夜店が並ぶ、宇治市を代表する大きなお祭りです。このあがた祭りはアニメにも登場していますが、実はかつて「種貰い祭」などとも呼ばれていました。祭りに参加した男女間に子どもができると、神から子種が授けられたとしていたそうです。縣神社の祭神であり、安産や出産の守り神である木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)は、古事記によると天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に嫁ぎ、一夜で妊娠したとされています。あまりに妊娠が早かったため、夫に「別の神の子ではないか」と疑われたので、木花開耶姫命は「天の神の子なら何があっても無事に産めるはずだ」と言って自ら産屋に火を放ち、その中で三柱の子供を出産したという伝説が残っています。歴史マニアにもアニメファンにも楽しめる宇治市。由来を調べて訪れると、さまざまな角度から楽しめること請け合いです。

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