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年収300万円台でも「1,000万円貯めた!」成功者の「◯◯するだけ」一番効いた!2つの節約術

  • 2020年06月08日更新

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

皆さんは、家計簿をつけたことはありますか? もし1度もつけたことのない方は、ぜひ家計簿を始めてみてください。「金銭感覚が身に付いた」、「お金が貯まるようになった」と言っている方がたくさんいます、と話すのは、ファイナンシャルプランナーの小沢美奈子さん。

年収300万円台の人で、10年以上コツコツ時間をかけて、貯金1,000万円を貯めた人もいます。家計簿は、まさに「お金が貯まるきっかけ」になるのです。

家計簿は、家計簿アプリや市販の家計簿など、いろいろな種類がありますが、小沢さんの経験からいうと、家計簿は「手書き」の方が、お金の管理が上手くいくのだそう。
そこで今回、「手書きの家計簿」のメリットや効果的な書き方、お金が貯まる理由について、ご自身の実体験などをまじえて、教えてもらいました。

監修・執筆者紹介

【ファイナンシャルプランナー】小沢美奈子

お金の管理が苦手だった経験を活かし、「お金のことを誰よりもわかりやすく伝える」をモットーに家計術・節約術、貯金術などを発信中。保険会社出身のファイナンシャルプランナーとして、数多くのメディアなどで活躍。著書に『本物の節約 残念な節約』(河出書房新社)ほか。
小沢美奈子

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「手書きの家計簿」をつけ始めたきっかけ

小沢さんが家計簿をつけ始めたのは、結婚して7年目のこと。今年で結婚20年周年になるので、すこし前のことになります。当時はまだファイナンシャルプランナーの資格も取っておらず、お金のことに、ほとんど興味がありませんでした。
ではなぜ家計簿をつけ始めたかと言うと、その頃マンションを購入し、住宅ローンの返済が始まったから。

つまり、それまでの「どんぶり勘定」が、家計の中で通用しなくなったと実感したからです。そこで一度、家計を「見える化」して整理してみよう!ということに。

最初は、市販の家計簿を試したものの、「書き方のルール」が細かく決まっているのが、逆に面倒でした。ルール通りにやろうとし、すぐに挫折…。その結果、自分の好きなように作れる「手書きの家計簿」を始めることにしたのです。

最初は、ただノートに線を引いて、その日の買い物の金額を、項目ごとに書き込んだだけの簡単な家計簿でした。月単位で支出額を集計し、翌月からは、前月の支出額を参考に予算を立て、以後は予算を上回らないように支出を管理していきました。

ただ、そのやり方の家計簿では、どの項目にいくら使っているのかをひと目で把握できず、「項目ごとの見直しがしづらい」という難点に気づいてしまったのです。それを解消するために始めたのが、縦列に「項目」を記入し、横の欄に「日付」を入れるスタイルの家計簿でした。これなら毎日何にいくら使ったのか、さらには週単位や月単位でどの項目にいくら使ったのかをすぐに把握することができます。

「手書き」で家計簿をつけるメリットは?

そんな簡単な手書きノートの家計簿でも、つけてみて分かったのは、日々の支出額を書き込むだけで「支出に対する意識が変わる」ということでした。
家計簿をつけるまでは、「お給料の範囲内でやりくりができていればOK」という軽い感じのやりくりでしたが、家計簿をつけてからは、お金を使うたびに頭の中に家計簿と電卓が思い浮かぶようになり、あきらかに支出に対して厳しくなったという実感がありました。
家計を「見える化」することは、無駄な支出を減らす上で効果的なのです。

また、自分の手で書くという作業は、パソコンやスマホでの入力や自動読み込みとは異なり、一つ一つに重みが増し実感がこもります。それを日々繰り返すことにより、家計運営の「本気度合い」が高まるという感覚も得られました。

初心者こそ「手書きの家計簿」が始めやすく、続けやすい

家計簿はスマホアプリでも市販のモノでも、自分の好きなもので良いと思います。けれども、スマホアプリの家計簿は操作に慣れるまでに時間がかかったり、金融機関を連携させる作業も案外手間だったりします。
また、市販の家計簿も、馴染むまでに時間がかかることも少なくありません。

それに比べて手書きの家計簿は、自分の好きなように項目が作れて便利。 「お金の感覚をつかむ」という意味でも、初心者の方ほど手書きの家計簿がよいと思います。

「手書きの家計簿」効果的な書き方は?

手書きの家計簿はどのように始めたら良いのでしょう。
まずは必要なものは、ノート、ペン、電卓、たったこれだけです。
家計簿は基本毎日つけて、1週間ごとに集計、さらに月末には1カ月分の数字を集計する、という流れでつけていきます。また、家計簿に書くのは[毎月やりくり費」=「変動費」のみで、「固定費」については「月次のキャッシュフロー表」((後述)に記入して管理していく方法がおすすめです。

【手書き家計簿・書き方の例】

家計簿の項目は、あまり多すぎるとつけるのが面倒になってしまうため、「食費」「日用品費」「娯楽・交際費」「医療・その他」など、シンプルにしておくことが続けるためのポイントです。

※項目の立て方については下記を参照にしてください。
【プロが解説】初心者でもラクラク続く「お金貯まる!家計簿の項目」決定版

また、「特別費」については、変動費とは別に列を作っておいてもよいと思います。
ちなみに特別費とは、不定期に出ていくお金で、たとえば、税金、家の修繕費、家電の買い替え費用、旅行代などを指します。
我が家の場合は、特別費のお金は生活費とは別の口座を作り、ボーナス時などにまとめて入金するようにしていたのですが、たまにしか出ないお金なので、いくら残っているのが分からなくなってしまうことが多々ありました。そのため、特別費専用口座の残高も分かるように、家計簿の中に入れることにしました。

今でこそ我が家はほとんど買い物をキャッシュレスで決済していますが、当時は現金がメイン。そういった意味でこの家計簿は「現金がメインで、時々キャッシュレスを使う」という方向けのものだと思います。

<クレジットカードを使った場合の書き方>

支出の中には、クレジットカードや電子マネーで払うもののあります。その場合の書き方について、我が家の場合の例をご紹介したいと思います。

クレジットカードで支払う買い物については、現金支出と同じように、クレジットカードで払った分を現金から取り分けて、その都度口座へ入金。そうすると管理が楽にできます。クレジットカードで払った買い物については、後から見て分かるよう、家計簿には数字の前に「(ク)」と入れておきました。

<電子マネーを使った場合の書き方>

ナナコやSuicaなどにチャージした場合は、チャージしたお金を家計簿に記入します。後から見て、チャージした分だと分かるように、数字の前に「(ナナコ)」と入れておきました。
チャージした電子マネーで実際に買い物をした際は、「(3000)」といったようにカッコの中に金額を記入しておきます。

電子マネーにチャージした時点で、支出として計上されているわけですから、買い物した時点では、金額を小計や残高などに反映させないようにしておくことが収支を合わせるポイントとなります。

<やりくり費が足りなくなった場合>

我が家では、週ごとに予算を立てて、予算の範囲内の中での生活を心がけていたのですが、時期によっては食費やレジャー費などの支出がかさみ、足りなくなることもしばしばありました。
そんな時は、特別費の中からお金を借りて埋め合わせをし、借りたお金に関しては、余ったやりくり費の中から返すようにしていました。

年間で家計を管理する「月次キャッシュフロー表」も作ろう

家計簿はあくまでも1カ月の中でのお金のやりくりを把握するためのものです。これだけでは家にある資産の全体は分かりません。そのためにぜひ書くとよいのが「月次キャッシュフロー表」。これをつけておけば、年間を通じたお金の流れが分かるようになります。

【月次キャッシュフロー表・書き方の例】

「月次キャッシュフロー表」もノートとペンと電卓さえあれば作ることができます。

ここから記入上のポイントをご紹介します。
「固定費」の中にクレジットカード払いしているものがある場合は、その月に引き落とされる金額をキャッシュフロー表に書いておくようにすると、分かりやすくなります。
「変動費」については、家計簿から月末に集計した数字を記入します。 家計全体の収支を把握するために「返済に関する項目」も忘れずに作りましょう。
また、証券会社口座の残高を記入する際は、記入日時点の評価額を入れておくとよいと思います。

「家計簿は手書きがいい理由」まとめ

以上が、かつて我が家で書いていた「手書きの家計簿」でした。
手書きの家計簿は、最初にルールを決めておき、そのルールに従って書くことが大切です。どんどんアレンジして、自分が書きやすい家計簿を作れるところがいいところ。

「家計管理が初心者という人」や「お金が思うように貯まらない」という人は、「シンプルで続けやすく」かつ「家計のふり返りが簡単」な「手書きの家計簿」に、ぜひトライしてみてください。

小沢美奈子
ファイナンシャルプランナー

大学卒業後に損害保険会社で合計16年間勤務後、2012年よりファイナンシャルプランナーとして活動開始。記事の執筆、セミナー講師、家計相談などを行う。2児の母。著書「本物の節約 残念な節約」(河出書房新社)

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