クールビズっていうけど、ラフな格好はお客様に失礼じゃない?

  • 2021年03月22日更新

今年も初夏の季節を迎え、鮮やかな新緑の美しさとはうらはらに、徐々に暑さが増してきました。「クールビズ」が提唱されはじめてずいぶん経ちましたが、「ラフな格好ではお客様に失礼ではないか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、クールビズの成り立ちと、着こなしを確認していきます。正しい対策で、猛暑に備えましょう!

クールビズの意味と成り立ち

「クールビズ」とは、環境対策を目的に夏季に軽装の着用を呼びかけるキャンペーンや、その服装を指す言葉です。涼しさと格好よさを表すクールと、仕事を表すビズを組み合わせて誕生しました。夏場の冷房によるエネルギー使用量の増加は、以前から問題視されていました。しかし、外回りの営業の方はどれだけ暑い夏だろうと、お客様のもとへと出かけていかなければなりません。契約を取りたい営業の方たちが、「お客様に失礼のない格好をしなければ」と思うのは当然です。夏に下着の上からワイシャツを着てネクタイを締め、ジャケットを着こんだスーツ姿。身体に負担をかけないためには、エアコンの設定温度を下げる必要がありました。そこで2005年、当時の小泉純一郎内閣総理大臣は、小池百合子環境大臣に「夏場の軽装による冷房の節約」をキャッチフレーズにしてはどうかとアドバイスしたのです。それをきっかけに、環境省が主導してネクタイや上着をなるべく着用しないキャンペーンが展開されるようになりました。これがクールビズの始まりです。「クール・ビズ(COOL BIZ)」という言葉は、一般公募から選ばれました。日本国内ではクールビズに対して現在でも賛否両論がありますが、2011年の原発事故の影響による電力不足もあり、クールビズの注目度と必要性は、さらに増しているといえます。

失礼にならないクールビズの服装

環境省では、クールビズの実施期間を6月1日から9月30日までと想定しており、省内における服装の可否を具体的に提示しています。2012年以降のスーパークールビズ(クールビズの強化版)では、ノーネクタイやノージャケットはもちろん、半袖シャツやポロシャツ、アロハシャツ、チノ・パンツ、スニーカー、沖縄の正装であるかりゆしウェアもOK。さらに、TPOによってはTシャツやジーンズ、サンダルの着用も可能とされています。ただ、サラリーマンとしては自分の会社の規定に合わせなければなりません。「いまいちよくわからない」という人は、上司や同僚に相談することをおすすめします。「ポロシャツで通勤したら、周りはみんなワイシャツだった」なんてことのないよう、周囲に合わせることが大切です。取引先に訪問する際は、相手先企業の規定に合わせましょう。初めての訪問先なら、やはりスーツにネクタイを選ぶのが無難です。

2015年のクールビズ着こなし術

クールビズとはいえ、仕事の場ではマナーが大切。極端にラフだったりだらしなかったりする格好をするのはやめましょう。カジュアル感の高いアイテムとかっちりしたアイテムは合わないので、全体のバランスを考えることが重要です。スーツでは上下が同色なので、つい上下が同色系の組み合わせを選んでしまいがちですが、ベージュのパンツにネイビーのシャツなど、違う系統の色を選ぶとメリハリがつきやすくなります。襟元をあけることが多いので、インナーには見えにくいVネックを選ぶこと。通常のビジネスシャツはボタンが目立たないデザインになっていますが、ノーネクタイだとアクセントが足りないので、ボタンが違う色のものを選ぶとよいでしょう。ステッチが入ったものも、同じように胸元を華やかにしてくれます。派手になり過ぎないよう注意しましょう。ポケットから中のもののシルエットが見えると印象が悪いので、胸ポケットにはものを入れないこと。ポロシャツは若干フィット感の強めのものを選び、裾を出していてもだらしなく見えないよう気をつけましょう。逆にお腹周りがフィットしすぎていると、ジャケットがないので目立ちます。パンツのウェストの位置によってもずいぶん印象が変わるので、シルエットを意識して選ぶことが大切です。おしゃれで涼しい着こなしで、夏の暑さを乗り切りましょう!

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