「夏バテ」「クーラー病」を解消!夏にありがちプチ不調「予防から改善策まで」専門家が解説

  • 2022年04月04日更新

こんにちは、ヨムーノ編集部です。
夏は、気温の上昇によって、不調に悩む女性が増える季節です。

「外は暑いのにスーパーは冷房が効きすぎているため、気温差で気分が悪くなる」「買い物に行くとき気温の高い日だとすぐにだるくなる」
このような悩みをお持ちではありませんか?

気象庁から発表された3か月予報によると、今年の夏は、東日本~西日本で、平年よりも気温が高くなると予想されています。気温が高いと、暑さで体力を奪われるだけでなく、室内と屋外の温度差が高いことによって自律神経が乱れ、体調を崩してしまうことがあります。

そこで今回は、薬剤師の杉岡弥幸さんに、夏のプチ不調の原因と、改善に役立つ方法を教えてもらいました。

夏バテとクーラー病は別物!?その原因とは

夏バテ(暑さ)

「身体がだるくて食欲がわかず、何もやる気が起きない」 「外に出ると暑くてイライラするし、頭が痛くなる時がある」
暑い夏を迎え、このように感じたことはありませんか?
特に、ジメジメとした湿度の高い日は、心身共に体調を崩しやすいといわれています。

例)頭痛、発熱、身体のだるさ、食欲不振、吐き気、胃腸の働きの低下(下痢、便秘)、立ちくらみ、イライラ、無気力

このように、心身共にエネルギーを消耗してばててしまう状態を「夏バテ」といいます。 夏バテが起こる原因は、大きく分けて3つあります。

①自律神経の乱れ

「外は暑いのに電車や建物に入ると寒い」この室内外の温度差によって、身体の体温調節がうまくいかなくなり、自律神経が乱れてしまいます。

②水分・ミネラル不足

汗をかくことで体内のミネラルや水分を消耗し、脱水症状を起こします。さらに、湿気が多い日は体内に熱がこもって汗を発散できなくなるため、ますます不調が起こりやすくなります。

③栄養不足

自律神経の不調により、消化機能や食欲の低下が起こります。
それによって、エネルギーやビタミンが不足し、身体のだるさや無気力につながります。

クーラー病(冷えや温度差)

クーラーの温度を低くしすぎたり、外や建物内など気温差が激しいところを繰り返し出入りしたりすることで生じます。
激しい気温差は身体に負担をかけ、体温調節を行っている自律神経が乱れてしまうのです。その結果、手足の冷えや肩こり、頭痛、不眠、下痢などの症状を引き起こします。

また、私たち人間の身体は、環境適応能力を持っており、暑い夏は体内の熱を発散させて体温を下げようとする働きがあります。そこに、冷房という冷たい風が当たることで、さらに冷えを感じやすくなり慢性化してしまうのです。

できることから始める「夏の不調解消法」4選

1.食事

1日3食の規則正しい食生活が大切です。
夏バテや冷えに効果的な、質の良い食事を摂り水分補給を欠かさず行いましょう。

  • 良質のタンパク質:筋肉疲労を回復し、体力を維持します(大豆製品・卵・豚肉など)
  • ビタミンB:エネルギーをつくり、疲労を回復します(豚肉・うなぎ・キノコ類など)
  • クエン酸:疲労を軽減させ、新陳代謝を上げます(梅干し・レモン・黒酢など)
  • ミネラル:身体の調子を整える必要不可欠な栄養素です(小魚類・ほうれん草・牛乳など)

上記以外に、暑い夏にはトマト・ナス・とうもろこしなどの夏野菜がおすすめです。しかし、夏野菜は身体を冷やすはたらきがあるため、冷えを感じる人は生ではなく焼いたり熱を加えて食べると良いでしょう。

また、生姜やにんにく、ねぎなど身体の内側から温める食材を積極的に取り入れて冷え知らずの身体を目指しましょう。
※食欲がどうしてもわかない場合は、ビタミン剤の補給がおすすめです。

2.運動

身体のだるさや疲れがあると、身体を動かすことも面倒になりがちです。 しかし、身体を動かさないと自律神経のバランス悪くなり悪循環を招きます。

まずは、朝の散歩から始めるといいですね。太陽の日差しを浴び、血流を改善することで、気持ちも晴れやかになります。慣れてきたら、日差しが弱く涼しい時間帯(朝・晩)に定期的な運動を取り入れると良いでしょう。ウォーキングやエクササイズ、水泳(水中歩行)など、自分に合った運動を見つけて続けることが大切です。

3.睡眠

自律神経の乱れは、だるさや疲れにつながります。質の良い睡眠をとり、疲れを溜めないことが夏バテ予防で1番重要です。

  • 就寝の3時間前には食事を済ませる。
  • 寝る直前ではなく、少し前に40度くらいのぬるま湯に入浴する。
  • 寝る前は携帯やパソコンを触らない。
  • 暑苦しく眠れないときは、頭部を氷枕で冷やす。

心身共にリラックスしてから寝ると、良質な睡眠をとることができます。

4.漢方薬で夏の不調を身体の内側から改善

 「薬は副作用が心配」「そもそも肩こりにならない身体になりたい」  そんな方には漢方薬がおすすめです。一般的に西洋薬(多くは有効成分が単一で、切れ味が鋭く感染症の菌を殺したり、熱や痛みをとる、血圧を下げるなど一つの症状や病気に対して強い効果がある薬)よりも副作用が少ないとされておりますし、対症療法ではなく、体質の改善に働きかけることで根本的な解決を目指すものですので、同じ症状を繰り返したくない方におすすめです。

また、「健康的な食事やセルフケアを毎日続けるのは苦手」という方も、医薬品として効果が認められた漢方薬なら、症状や体質に合ったものを毎日飲むだけなので、手間なく気軽に継続できます。

<夏の不調に悩む方へおすすめ漢方>

  • 身体がだるく、食欲不振の方:清暑益気湯(せいしょえっきとう)

⇒気を補い胃腸の消化吸収の働きを改善します。

  • だるさや食欲不振に加え、貧血や冷えを伴う方:人参養栄湯(にんじんようえいとう)

⇒気と血を補い巡らせ、全身に栄養を与えます。

  • 身体がむくみ下痢気味、頭痛を伴う方:五苓散(ごれいさん)

⇒水の巡りを改善し、余分な水を外へ出します。水分を摂っているのに調子が悪い方におすすめです。

ただし、漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です。体質に合っていない場合は、効果が出ないことや、副作用が出ることもあります。購入時にはできる限り漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談ください。

自分に合った漢方薬が知りたい。コスパ良く漢方を飲んでみたい。という方には、スマホで専門家に相談できる「あんしん漢方」などのサービスを使用することもおすすめです。AI(人工知能)と漢方のプロフェッショナルが症状に合った漢方を見つけ出し、効く漢方を自宅に届けてくれます。
あんしん漢方

夏の暑さやクーラーに負けない身体を作ろう!

今回は、夏のプチ不調である「夏バテ」や「室内外の温度差による冷え」についてご紹介いたしました。以下に予防や改善方法をまとめます。

  • 良質のタンパク質、ビタミンB、クエン酸、ミネラルの多い食材を取り入れましょう。
  • 水をこまめに飲み、身体の内側から温める食材を摂って冷えを改善しましょう。
  • 適度な運動と良質な睡眠を心がけましょう。
  • 漢方薬で夏のプチ不調を改善しましょう。

これから暑い夏が続きますが、特に8月の終わり頃から残暑が厳しくなると言われています。今のうちに夏のプチ不調対策をしっかりして、元気に毎日お過ごしください!

執筆・監修

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 杉岡 弥幸
北里大学で生薬学を学び、卒業後は大手漢方専門店にて漢方薬剤師として勤務。現在は自身のダイエット経験や健康に関する知識を活かして、漢方や養生による体質改善方法をWeb等で発信している。⇒あんしん漢方(オンラインAI漢方)
薬剤師 杉岡 弥幸

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