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日韓問題が絡むと急激に面白くない?つまらない?【韓国ドラマ】イ・ミンホ主演『ザ・キング: 永遠の君主』

  • 2024年01月03日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部韓国ドラマチームです。

2023年12月末からNetflix独占配信されたパク・ソジュン主演韓国ドラマ「京城クリーチャー(경성크리처 )」。パク・ソジュン主演なのにやはり日韓問題が絡むと「おすすめ!」「面白い!」とはいいにくいような……。『キム秘書はいったい、なぜ?』のように、日本語しゃべったり、日本に親しみあるようなシーンがあると嬉しいような。

ここでは、その日本の描き方が微妙すぎて、作品全体がイマイチと思えてしまったイ・ミンホ主演韓国ドラマ『ザ・キング: 永遠の君主』をご紹介します。

あくまでも、個人的な感想となりますのでご了承ください。

韓国ドラマ『ザ・キング: 永遠の君主』( 더 킹: 영원의 군주 )

人気俳優イ・ミンホと人気脚本家キム・ウンスクがタッグを組んだ、2つの世界を軸に繰り広げられるファンタジーラブストーリー。

韓国ドラマ『ザ・キング: 永遠の君主』キャスト

イ・ミンホ、キム・ゴウン、ウ・ドファン

韓国ドラマ『ザ・キング: 永遠の君主』見どころ

2つの世界(大韓帝国・大韓民国)を往来するパラレルワールドラブロマンス

▲Netflixシリーズ『ザ・キング: 永遠の君主』独占配信中

ドラマの基本線はイ・ミンホがキム・ゴウンに惚れて、とことん求愛するというラブロマンスです。

そこに、韓国ドラマ“あるある”でもある、いろんな壁が二人に立ちはだかります。

イ・ミンホとキム・ゴウンは別世界の人間

イ・ミンホは大韓帝国(首都:プサン)の皇帝です。
キム・ゴウンは大韓民国(首都:ソウル)の国民で刑事です。

作品の中でも字幕で「パラレルワールド」と触れていますが、二人の恋は結ばれそうで、現実的には結ばれることは不可能という設定です。
なので、二人の結末が非常に気になる作品となっています。

あまりにもブレないイ・ミンホが注ぐ愛情

韓国ドラマのラブストーリーは、途中些細なことでケンカしたり距離を置いたりする“あるある”が存在しますが、ラストはハッピーエンドが多いです。

この「ザ・キング」のイ・ミンホとキム・ゴウンを邪魔する恋の敵はほとんどいません。
イ・ミンホの一貫した好き好き攻撃に、キム・ゴウンが落ちるのは当然(笑)。

一応、恋敵っぽい女性総理(大韓帝国)と同僚の刑事(大韓民国)は出てきますが、現代では(今のところ?)あり得ない「パラレルワールド」と遭遇しているので、恋の行方というよりも、命を狙われているイ・ミンホとキム・ゴウンの生死がどうなるのかハラハラドキドキというドラマです。

2つの世界(大韓帝国・大韓民国)には双子以上にそっくりな人間が存在する

マジメに状況整理しようとすると頭が疲れる作品です。
イ・ミンホが治める大韓帝国と、キム・ゴウンが住む大韓民国には共通して双子以上にそっくりな国民(人間)が存在するという設定。

その“そっくりさん”を利用して、皇帝を演じるイ・ミンホを倒そうとする逆賊が、大韓帝国と大韓民国の国民をすり替えていくので、視聴していると状況整理に頭を使ってちょっと疲れます。

しかも、時空を超えて大韓帝国と大韓民国を往来しているので、時間軸(西暦など)の理解も大変です。

鑑賞した韓国ドラマの中で一番「日本」の扱いがヒドイ(涙)

イ・ミンホが治める大韓帝国は、日本国と緊迫した状態という設定です。なので、日本に近い都市プサンを首都にしているのだそう(作品中の日本語字幕より)。

▲Netflixシリーズ『ザ・キング: 永遠の君主』独占配信中

その日本の海軍が韓国領土「独島」に侵攻してきたので、皇帝演じるイ・ミンホが似合いすぎる軍服に身を包み、日本軍への威嚇射撃だけで撤退させるという手腕を披露します。

ビシッと制服と規律が整ったイ・ミンホ率いる大韓帝国の海軍。
一方の日本海軍は海軍というよりも旧日本陸軍というか、「いつの時代の日本だよ」と失笑したくなる日本の扱い方にドン引き。

今まで鑑賞してきた韓国ドラマは、日本に日本語で電話したり(シークレットガーデン)、日本語の練習したり(キム秘書はいったいなぜ)と、微笑ましいシーンが多かったのに。

韓国ドラマ『ザ・キング: 永遠の君主』の前に予習するべき2作品!?

「トッケビ Ⅱ」なの?と思わせる内容

イ・ミンホ主演の「ザ・キング」とコン・ユ主演の「トッケビ」は同じ脚本家キム・ウンスクさんでした。 脚本家が同じという事前情報がないと、「トッケビじゃん!」とツッコミしたくなる展開です。

両作品で主演を務める韓国女優キム・ゴウンというキャスティングという後押しもあって「トッケビ Ⅱ」という印象が強かったです。

韓国ドラマ「トッケビ」は、ドアを開けるとカナダにワープしたり、何十年たっても老いない姿だったり……。なので、コン・ユ主演「トッケビ」を鑑賞する前に「ザ・キング」を鑑賞するとストーリーは斬新で面白かったかもしれません。

平均視聴率12%!人気韓国ドラマといえばコン・ユ主演『トッケビ』のあらすじから見どころまで

Official髭男dism「Pretender」を歌いたくなる!?

時空や時間を往来するのはTVアニメ「シュタインズ・ゲート」っぽい雰囲気も感じます。「シュタインズ・ゲート」では、未来が変わっていくのを「世界線」と言っています。

その「世界線」といえば、Official髭男dism「Pretender」の歌詞にも登場するワードです。

Official髭男dism「Pretender」の歌詞は、TVアニメ「シュタインズ・ゲート」を想像させるという話がネット上にあるほどです。

あたらためて「Pretender」の歌詞を読んでみると、韓国ドラマ「ザ・キング: 永遠の君主」にも当てはまると思いました。

韓国ドラマ「トッケビ」と「ザ・キング: 永遠の君主」の共通点

●脚本家キム・ウンスク
●キム・ゴウン主演
●「愛の不時着」「ヴィンチェンツォ」などを手掛けるスタジオドラゴン制作

イ・ミンホのコスプレに魅了されたいなら「ザ・キング: 永遠の君主」しかない

▲Netflixシリーズ『ザ・キング: 永遠の君主』独占配信中

「ザ・キング: 永遠の君主」を鑑賞する前に「トッケビ」と「シュタインズ・ゲート」の内容が頭にあったので、その内容が思考を邪魔して「トッケビ Ⅱ」というイメージしか残りませんでした。

シンプルに「ザ・キング: 永遠の君主」を楽しむなら、内容(脚本)に重点を置くよりも、「何を着ても似合う!かっこよすぎる!イ・ミンホのコスプレショー」という視点なら1000%満足度高い作品です。

また、コン・ユとキム・ゴウン主演の「トッケビ」を先に観たほうがいいのか、観ないほうがいいのか……悩ましいところですが、最終的には2作品とも鑑賞して脚本家キム・ウンスクの世界観を楽しむのもアリです。

ぜひ両作品を観終わたら、Official髭男dism「Pretender」をカラオケで熱唱してください!

「とても綺麗だぁ~~~~~~~」

ちなみに、途中で触れた韓国ドラマ「シークレット・ガーデン(主演:ヒョンビン)」も脚本家キム・ウンスクでした。
「シークレット・ガーデン」は男と女の魂?が入れ替わる「君の名は。」みたいな展開で面白かったです。

【韓国ドラマ】「シークレット・ガーデン」見どころ!最高視聴率は37.9%

韓国ドラマ『ザ・キング: 永遠の君主』視聴率

韓国ドラマ『ザ・キング: 永遠の君主』全16話の平均視聴率7.7%でした。
最高視聴率は第2話(第二部)11.6%。
最低視聴率は第11話(第一部)5.2%でした。

韓国ドラマ『ザ・キング: 永遠の君主』と合わせてチェックしてほしい韓国ドラマ

韓国ドラマ『リセット~運命をさかのぼる1年~ 』

©2020MBC

韓国ドラマ『リセット~運命をさかのぼる1年~』は作品タイトル通り、1年前に戻ってやり直せるという話です。
「あの頃に戻りたい……」という人生やり直しが叶うし、記憶も過去に持っていけるので宝くじ当選番号を暗記してやり直し人生は金持ち……という人生をお伝えするような、コメディドラマじゃない!!!!

生きていたはずの人生なのに、1年前に戻ったら次々と死んでしまう。
犯人はわかっているような……証拠がないから逮捕できない!?

本当に犯人が分からない!おすすめサスペンス韓国ドラマ『リセット』あらすじから視聴率まで

韓国ドラマ『アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~』

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全16話で最高視聴率12%。平均視聴率9.2%。
開始早々からイ・ジュンギ演じるキム・ヒウ検事が、政治家の用心棒に殺されてしまいますが、生き返ってリベンジする展開!
サントラとしてホルスト作曲「木星」がちょこちょこ流れるシーンは哀愁漂うヒューマンドラマ感もあります。

生き返ってのリベンジマッチなので、ハラハラドキドキのドンデン返しの展開というよりも過去の反省を踏まえながら強大な権力を持つ政治家と戦うので痛快な作品ともいえます。

アクションシーン多めのイ・ジュンギ主演の韓国ドラマ『無法弁護士〜最高のパートナー』は弁護士役でしたが、その検事版という楽しみ方もできます。

【Netflix未配信】おすすめサスペンス!イ・ジュンギ主演韓国ドラマ『アゲイン・マイ・ライフ』あらすじから視聴率まで

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(C)SBS

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【おすすめ韓国ドラマ】実際に鑑賞した作品だけ!おすすめはNetflixだけじゃない(随時更新中)

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部 韓国ドラマチーム

ステイホーム(stay home)をキッカケに、ヨムーノ編集部の中から抜擢された韓国ドラマチーム(女性2名、男性1名)。実際に全話視聴して、おすすめの韓国ドラマはもちろん、マニアックな視点や見どころをご紹介します。Netflix・U-NEXTはもちろん、ディズニープラスやアマプラ、レミノなど多岐にわたる独占配信をほぼ毎日鑑賞中。独自視点と視聴率を元に「次、なに観る?」の参考になれば嬉しいです。

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