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え、その洗濯機の使い方「じゃない」です!「間違いだらけの洗濯術」をプロ集団がツッコミ解説

  • 2020年10月01日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

実は「洗濯機に洗濯物を入れてスタートボタンを押す」だけでは、服はキレイにならないことをご存知でしょうか?それは、誰も正しい洗濯のしかたを教わる機会なんてなかったからです。

ここでは、横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)」を経営するかたわら、劇団四季、シルク・ドゥ・ソレイユ、クレイジーケンバンドなど国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行う洗濯プロ集団の洗濯ブラザーズ著書『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(出版社:アスコム)の中から一部を抜粋・編集してご紹介します。

【第1問】「洗剤を多めに入れると、汚れが取れやすい」○か×か?

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洗剤の入れすぎは逆効果!
洗剤の量を増やすと泡が立ちすぎてしまい、その泡が逆に汚れを保護して、繊維から汚れがはがれづらくなります。
また、洗剤の濃度が濃すぎると、しっかりと洗剤をすすぎきれないという問題が生じます。

すすぎきれずに洗剤が繊維に残ると、そこに黄ばみが生じたり、部屋干し臭を起こす菌が増殖したりする原因になります。
つまり、洗剤を多めに入れると汚れが取れるどころか、汚れを取りづらくして、さらに別の汚れまで発生させてしまうのです。
洗剤は、パッケージに書かれている使用量をしっかり守るのが正解なのです。

【第2問】「シャツの襟の黄ばみは、漂白剤で落とす」○か×か?

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洗剤だけで落ちる!
漂白剤は刺激が強く、生地にダメージを与えます。日常づかいでは使用せず、どうしても落ちない汚れを落とすときの「奥の手」として使うのが賢明です。

また、漂白剤にも種類があります。漂白剤を使うときは、まず「酸素系漂白剤」で試して、それでもダメなら、さらに強い「塩素系漂白剤」を使う。この順番を守りましょう。

そもそも、「洗剤だけで黄ばみなどの汚れが落ちない」のは、洗い方が間違っている場合がほとんどです。
漂白剤に頼る前に、洗剤でできることはたくさんあるのです。

【第3問】「洗濯機には『洗濯物→水→洗剤』の順番で入れる」○か×か?

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水→洗剤→洗濯物が正解!
洗濯機に洗濯物を入れてスタートボタンを押す。水が勝手に流れてきて、洗剤ケースに入れておいた洗剤と混ざって洗濯が始まる。
みなさんが当たり前にやっているプロセスですが、ボクらプロの目からみると、それは正しい洗い方ではありません。

じつは、水そのものが繊維にとってかなりの刺激があり、縮みや傷みの原因になりかねないのです。
それを防ぐためには、洗濯物を真水に触れさせないほうがいいのです。
水と洗剤をしっかり混ぜてから洗濯物を入れる。この順番が正解なのです。

日本の洗濯機は節水モード。水の量は多めに設定しよう

水の量が少ないと、汚れが繊維にもどってしまう

クリーニング業に携わっている人たちの間で、よくこんな言葉が交わされます。

「家庭では、キレイなすすぎはできないからね」

すすぎに対する本気度が、プロと家庭とでは大きく違います。
何が違うのかというと水です。水の質と、水の量。
近ごろ、「オゾン水」という特別な水で洗うクリーニング屋も増えてきました。オゾン水は、それ自体に殺菌・漂白効果があり、洗浄力の高さと、繊維へのやさしさを兼ね備えている理想的な水です。

ただし、家庭でこれを真似るのは、とても難しいです。高額な設備が必要です。
でも、水の量なら変えられます。

ほとんどの人が、全自動洗濯機を使っていると思います。
全自動洗濯機は洗濯槽にセンサーがついていて、洗濯物の重さと体積を測って、自動で水の量を計算し、スタートボタンを押すと水がジャーッと流れてきます。
とても便利ですが、「汚れをしっかり落とす」という観点では、この便利さが仇になっていると言わざるを得ません。

なぜなら、日本の洗濯機は自動的に節水モードになっているからです。ボクらプロから見ると、圧倒的に水の量が足りないのです。

節水はとても大切なことですが、洗いの段階で水が少ないと、汚れがしっかり浮き上がってくれません。

さらに、肝心なすすぎのときに水が不足していると、せっかく離れた汚れが、また繊維に戻って(!)しまいます。
部屋干しのイヤな臭いや、黄ばみ、黒ずみは、このせいで起こります。
だからプロは、水量の設定をすごく大事にしています。ここが本洗いのいちばんのポイントです。
家庭用の洗濯機なら、基本設定より水量を一段階上げるか、いっそ満水にしてもいいくらいです(洗濯物が少ない日も、です)。

そうすると洗濯槽の中で服がよく動くので、汚れがしっかり落ちてくれます。
またドラム式洗濯機はすすぎのとき水が少ないので、すすぎの設定を「注水」にするのがおすすめです。ふつうは洗濯槽にたまった水ですすぐのですが、注水は、新しい水をどんどん注ぎ入れながらすすいでくれるので、そのぶん使用する水が多めになります。

時短コースはオススメできません

ボクたちは以前、洗濯機の各メーカーさんに電話して、水量設定の根拠をヒアリングしたことがあります。ところが、どのメーカーさんも明確な根拠がありませんでした。「節水」を追求するあまり、理想の洗いやすすぎについての研究は二の次なのかな、という印象を持ちました。

言うまでもありませんが、洗濯機は「洗濯」のためのものです。
汚れや臭いが落ちない、黄ばみや黒ずみになりやすいなど、洗濯に少しでも不満があるなら、これからはちょっとめんどうでも、自分で水量を多めに設定してほしいと思います。

洗濯機の時短コースは、ふつうの設定よりさらに水量を少なくしていることがあるので、とくに気をつけてください。
すすぎの回数自体は増やす必要はありません。ほとんどの洗濯機がすすぎ2回の設定になっていると思います。使っている洗剤に「すすぎ1回」と書いてあったとしても、すすぎは2回にするのが理想的です。

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ヨムーノ編集部

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