パク・ソジュンも堂々の登場!新作「青春の記録」に見る韓国エンタメ界の厳しさと闇!韓国マニアが徹底解説

  • 2022年04月21日更新

こんにちは、年間480本以上の作品を鑑賞している映画ライターの白河さなです。

「愛の不時着」「梨泰院クラス」が順位を変動させている一方で、最近Netflixで上位にランクインし続けるのが、パク・ボコム主演の「青春の記録」。

これが、とっても豪華な顔面強めのキャスト陣。それに加えて、韓国エンタメの人気ぶりを暴くような、芸能界の本質を描いた内容にも注目です。

「青春の記録」のあらすじ

生まれや家柄が重視される、韓国芸能界。モデルとして活躍していたヘジュン(パク・ボゴム)は、俳優へ転向するも鳴かず飛ばずな状態で、人気俳優ドハ(金健宇)のボディーガードをしたり、いくつものアルバイトを掛け持ちする日々過ごしていました。

一方、メイクアップアーティストの卵アン・ジョンハ(パク・ソダム)も、辛い現実を生きていました。彼女のことを目障りに思う同僚から苛められる日々。それでもヘジュンへのファン心を糧に、必死に耐えていました。

そんな中、ヘジュンは出演料を払ってくれないイテス(イ・チャンフン)の事務所を退所。兵役の通知が来ていたことで家族と揉め、自分が家族の中で心配の種になっていることを知ります。

以前から自分に目をかけてくれているデザイナーのチャーリー・チョン(イ・スンジュン)のファッションショーに、友人でモデルのヘヒョ(ピョン・ウソク)と出演することになったヘジュン。そこでヘアメイクのジョンハ(パク・ソダム)に出会いますが、実はジョンハはヘジュンの大ファン。しかしジョンハは、ついヘヒョのファンだと嘘をついてしまい……。

本作では俳優としての成功を夢見る二人の青年と、メイクアップアーティストの卵。生まれや家柄が重要視されるこの世界で、自分たちだけで夢に挑む若者たちの青春が描かれています。

「梨泰院クラス」のパク・ソジュンが俳優の先輩役で登場! ほかにも「恋のゴールドメダル」のイ・ソンギョンが、元モデル仲間の女優チン・ソウ役で出演するなど、数々のカメオ出演を楽しめます。

「青春の記録」の見どころと魅力  

見どころ① 夢に向かって突き進む主人公ヘジュンとリアルな描写

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主人公のヘジュンは、元モデルで俳優に転向するもなかなかブレイクできないキャラクター。

事務所の代表からは出演料を払ってもらえず、家族からは容姿の商売は当てにならないと言われ(容姿端麗な祖父が詐欺にあい借金を作ったことで、父親が苦労したため)、時には親友ヘヒョと自分を比べて惨めな気持ちになる日々を過ごしていました。

しかしヘジュンは決して諦めることなく、新しい事務所の代表ミンジェや母、祖父の応援を得て、成長していきます。

本作は単なる成功物語ではなく、脚本家ハ・ミョンヒが感じた「個人が自分の名前で何かを成し遂げようとする時に、必ず誰かに足を引っ張られたりタックルされたりする現実」を描いており、フェイクニュースやSNSでの誹謗中傷など現代ならではの胸が苦しくなるような描写も。そして脚本家が仕事をする中で出会った人たちから聞いた話がストーリーにも反映されており、そのリアルさが物語に深みを持たせています。

見どころ② 自立したヒロイン・ジョンハのカッコ良さ

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私の一推しのキャラクターは、パクソダム(映画「パラサイト 半地下の家族」長女役)演じるヒロインのジョンハです。ジョンハは、夢だったヘアメイクの仕事に就くために前職を辞めた経歴の持ち主。現在は芸能人御用達のサロンでアシスタントとして働いており、プライベートではYouTubeでメイク関連の動画配信をしています。

そんな彼女は大ファンのヘジュンを目の前にしても、プロ意識で平然を装ったり、嫌味を言ってくる先生にズバッと切り返したりと、自分を持っていてとても好きなキャラクターです。

決してヘジュンにおぶさることなく、良い意味で変化し、常に人生の舵取りを自分でしている彼女の姿に共感させられます。

見どころ③ 韓国の芸能界の厳しさと闇

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日本もそうですが、韓国は特に芸能界が厳しく、ルックスが良いだけじゃ活躍できないようです。

新人は、実力よりも知名度が優先されて仕事が入ってくるということがかなり強調されました。そのため、知名度があるように見せかけるためインスタグラムのフォロワーを購入する人も登場します。

また、親の財力やコネがある人とない人で悲しいくらいの差があります。ですが、コネの力やお金の力で手に入れた仕事や知名度には限界があります。それは、本物の人気ではなく虚像だからです。

母親の財力とコネで、最初はうまくいっていたイヒョが壁にぶち当たる場面は、その事実を痛いほど表しています。

13話でイヒョが母親に「自分の力で成功してみせると言ったじゃないか!」と泣きながら怒るシーンは胸に迫るものがありました。

ほかにも、持つコネを全て使って潰しにかかってくるライバルタレントのマネージャーや、芸能事務所と記者との関係など、面白いくらいドロドロしていて、ネット上に出回っているスキャンダル記事は全部仕組まれたものなんじゃないかというくらいでした。

ネットが炎上したときの対処法として、「コメント操作」という言葉もでてきて、本当に闇が深すぎます。

メインキャストではないものの、私の中でかなりのインパクトを残しているのが、記者役の女優さんです。

自分の出世に貪欲で、自分の仕事のためならすべてのものを利用します。演技がうますぎて、表情とか見ているだけで腹が立ってくるんです。

この女優さんが出演している作品を、他にも見てみたいと思うほどでした。

見どころ④ キャストの顔面が強すぎる

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「青春の記録」は芸能界を題材にしているため、とにかく全体の顔面偏差値が高すぎます。その中でも特に、主演のパク・ボゴムはもちろん、主人公の親友役を演じたピョン・ウソクの抜群のスタイルに驚いた方も多いと思います。

「俳優」ではなく、「モデル出身の俳優」という設定なので、顔の良さはもちろんのこと、高身長、足の長さ、顔の小ささなど、スタイルがいいパク・ボゴムとピョン・ウソクを抜擢したのでしょう。キャスティングの気合がうかがい知れます。

ファッションショーのシーンはもちろん、この二人のオーラがすごすぎて、もはやどこを歩いていてもランウェイに見えてしまうほどでした。

パク・ボゴム演じるヘジュンのマネージャーさんが、かなりファン目線でセリフが面白いです。おそらく、視聴者と同じことを同じタイミングで思っています。中でも良かったのが、「その目に見つめられたら逆らえない」「忙しいはずなのにどんどんかっこよくなっていくね。」など(笑)

ヘジュンは売れる前、アルバイトを掛け持ちしているのですが、イケメンは何着ても似合うというのは、本当でした。

韓国ドラマ御用達のサブウェイの制服や、焼き肉屋の黒のエプロンがあんなに爽やかでスタイリッシュに見えたのは初めてでした(笑)

韓国の俳優さんはかっこいい方がたくさんいますが、パク・ボゴムの笑顔には何か特別な魅力を感じずにはいられません。ドラマ上で何度も見ているはずなのに、もはや笑顔自体が胸キュンシーンと言っても過言ではないです。

見どころ⑤ ヘジュンのサクセスストーリー

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「青春の記録」の一番の魅力は、ヘジュンの成功への道のりでしょう。

7話で医療ドラマのキャストに抜擢されたことをきっかけに、ヘジュンの甘いまなざしに夢中になる人が続出。一気にスターへの階段を駆け上がります。

親の仕事の車でデートしていたのが、高級車を買うまでに。

飛行機での移動も、エコノミークラスでフランスのファッションショーに行っていたヘジュンがファーストクラスを利用するように。

売れる前のヘジュンと売れてからのヘジュンが分かりやすく比較されています。

売れて稼いだお金をお母さんに送金したときのメッセージは泣けました。「覚えてる?将来稼いで贅沢させてあげると言ったこと。約束守ったよ」

このシーンに、今まで諦めずに夢を追いかけ続けたヘジュンの努力が報われたという物語がギュッとつまっている気がします。

見どころ⑥ お気に入りのキスシーン

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憧れの俳優(モデル)ヘジュンと付き合うことになったジョンハ。この推しと付き合うという設定だけでも心拍数が上がるのに、2人のキスもとても素敵なんです。

例えば初めてのキスとなったピアノの弾き語りからのキスシーンでは、ヘジュンの目から涙がぽろり。ドラマ「君の声が聞こえる」でイジョンソクが見せた涙キス以来の印象的な涙ぽろりにテンションが上がりました(笑)。

また、2度目のキスでは車の助手席に乗っているジョンハに「今したいことがある。許可が欲しい」と言って同意を得た上で爽やかなキス。しかし「いつだってしてもいいわ。私もいい?」とジョンハが返した後は情熱的なキスを披露し、胸を撃ち抜かれました(パクソダムの顔の角度がとても綺麗で惚れ惚れ)。

パク・ソジュンがカメオ出演で登場!

カメオ出演って何?

カメオ出演とは、監督や主演俳優の友人、原作者、作品に由縁の深い人物などが「端役で」出演することです。

例えば映画監督・ヒッチコックは自身の作品に何度もカメオ出演しており、ファンの間では作中で彼を探すのが一つの楽しみにもなっています。

他にも映画「アメリ」では、ロケ地となったカフェの娘がお客さん役で登場したこともありました。

日本で言えば、福田雄一監督作品「勇者ヨシヒコ」シリーズや「今日から俺は!!」もその一つと言えるかもしれませんね。

「青春の記録」ではパク・ソジュンの他にも多くの俳優がカメオ出演しているので、ぜひチェックしてみてください。

パク・ソジュンが登場するのは何話?

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パク・ソジュンは、本作の第9話・10話で俳優ソン・ミンスとして登場します。

9話でミンスは、ヘジュンが司会者を務めるOVN授賞式で昨年の演技大賞受賞者として登場。本年度の受賞者を発表するプレゼンター役を務め、ヘジュンの名前を読み上げていました。

また10話では、ミンスとヘジュンが先輩後輩として挨拶を交わすシーンも。タキシードでくつろぐミンスの姿は、眼福でした。

実はあのドラマの役柄と同じ名前!

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「青春の記録」でソン・ミンスという役柄で出演したパク・ソジュン。

実は2013、14年に放送されたドラマ「温かい一言」で、彼が演じた役と同じ名前なんです。

「温かい一言」は離婚の危機を通して二組の夫婦がお互いの痛みに気づいていくストーリーですが、彼はその中で「主人公の不倫相手の妻の異母弟」ながら「主人公の妹の婚約者」という複雑極まりない役柄を演じています。

パク・ソジュンは主演ではありませんが、ぜひこちらのドラマも観てみてくださいね。

「梨泰院クラス」では、パク・ボゴムがカメオ出演!

「梨泰院クラス」の最終話で、セロイ(パク・ソジュン)の初恋の人スア(クォン・ナラ)が長家グループから独立し、自身の店のオープン準備をしているシーンでパク・ボゴムは登場します。

キッチンスタッフに応募してきた彼がコック服を身につけ料理している姿は、さすが主役級俳優という存在感がありました。

2016年に放送されたドラマ「雲が描いた月明かり」のプロデューサーとの縁で出演を決めた彼でしたが、「青春の記録」の撮影の合間を縫って参加したそうです。

パク・ソジュンと直接絡みのある役柄ではありませんでしたが、こうしたカメオ出演も嬉しいですよね。

パク・ボゴムの、除隊後の活躍も楽しみです。

韓国ドラマ「青春の記録」見るしかない!

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今回は「青春の記録」のあらすじと見どころを紹介しました。いかかでしたか?

パク・ボゴムやピョン・ウソクの魅力にあらためて気づくことはもちろん、仕事が忙しくなるにつれてすれ違う男女の切ないラブストーリーも描かれています。

辛いことや、邪魔をしてくる人がいても自分の信念を貫き通すヘジュンたちの姿に、仕事のモチベーションも上がること間違いなし。

「青春の記録」ぜひ見てください!

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